JL201 JA304J B737-800 HND→NGO

 月曜日の名古屋中部行き。予約しようとしたら特便割引1はキャンセル待ちであった。すぐにキャンセルが落ちてきたから今日はこうやって空港に居るのだが、結構な混雑を裏付けるように今日の空席状況、クラスJは×で普通席も△である。
 
 7:30過ぎに搭乗口に到着。まもなく優先搭乗を開始する所で、結構な数のお客さんが出発を待っている所であった。
 
 そのお客さんを迎え入れる準備を進めているのはJA304J。一足早く、荷物の積み込みが進んでいる所。
 7:35を過ぎる頃から搭乗が始まる。ぱっと見た感じ満席の機内。国際線からの乗継らしい外国人客もちらほら。隣席も外国人で、英語で一声かけて窓側に入れて貰う事になる。
 7:50、Doorclose。乗務員の紹介の後、中部国際空港までの所要時間は40分ですと告げられる。ここで時間の案内がある方が自分的には馴染みがあって落ち着く。
 7:56、Pushbuck。珍しく定刻を少々過ぎた。
 
 大きくバックして向きを変えると8:03、Taixing。今日は南風が吹いている。すぐそばのA滑走路から離陸できれば非常に早いのだが、ルート的に名古屋行きの飛行機、多分C滑走路からの離陸だろう。案の定、誘導路を左に折れて遠くの滑走路へ。この飛行機だけを見ていると燃料の無駄、時間の無駄だが、全体最適を考えての事だから仕方がない。
 
 滑走路の手前で飛行機は一度停止する。隣にはNHの機材が離陸待ち。JLが飛んでゆき、もう1機JLが飛ぶ。その次に先に待っていたNHが行く。こちらは4機目の離陸。混雑、まではいかないが、10日に乗った時は待たされる事無く離陸している。動き出しのちょっとの差が空に飛び立つ時間に大きな影響を及ぼす。
 
 順番がやってきてこちらの飛行機も滑走路へ歩み出る。間が少々あって次の瞬間、力強く背中を押される。8:12、Take off RWy16L。
 
 東京湾上。大きく大きくカーブをしながら機首を北に向ける。その間に高度を稼ぎ、船橋の辺りから内陸へ。更に左へ旋回して機首を西へと向ける。
 
 東京の北側を右手に望みつつ飛行機は更に高みへ。8:19、ベルト着用サインが消灯する。中部空港の到着、8:50と案内がある。眼下の東京西郊は霞の中で薄ぼんやりとしていた。何やら滑走路が見えて横田基地と知るが、カメラを向ける気にならない。
 羽田の空弁もいろいろ食べているので今日は朝食、極めて軽く
 
 サンドイッチ程度で済ませる。ドリンクの出ない中部行きなので飲み物も持ち込み。さっと済ませた後でキャンディーの配布がある。
 8:26、機長さんから飛行状況の案内が入る。現在、左手に富士山が見えておりますの紹介の後、羽田空港離陸機混雑のため、中部国際空港到着が10分遅れて9:00になる旨のお詫びがある。あと15分程でベルト着用サインを点灯するそうだ。
 飛行機は甲府盆地を望んで、さらに南アルプスの山へと差し掛かる。 
 
 どこの山なのか分からないけど、残雪がくっきりはっきりと見えてくる。盆地や平野と違って、飛行機から近いせいか山々だけはくっきりはっきり良く分かる。南アルプスをひょっいと越えると
 
 今度は伊那谷だ。先程の首都圏よりもしっかり見えているのは、こちらの方が空気が澄んでいるからかもしれない。ついで、
 
 中央アルプスに差し掛かる。隣りの外国人がスマホを取り出して写真を撮る構えなので窓を譲る。確かにこの景色は飛行機から見えるものとしては一級品かも知れない。
 乗り物に乗って見える名所はたいていがすぐに通り過ぎてしまう。今日もハイライトはほんの一瞬。間もなく山が穏やかになり、そして景色が霞んでゆく。平野に出て、
 
 海が見えてくる頃、8:41、ベルト着用サインが点灯した。10分で着陸とのこと。うっすらぼんやり衣浦港が見えており、今日は南側からの着陸、北風と知れる。羽田も中部も同じ向きの風が吹いていそうなものだが、なかなかややこしいものである。
 三河湾の上、飛行機は右に旋回、ついで右に旋回する。高度をはいよいよ下がっており知多半島の先端、リゾートホテルか何かの高層ビルがはっきりと見えるようにある。もういちど右に旋回すると機首は北を向く。中部空港への最終コース。高度が下がって下がって、空港が見えてくる。8:51、Landing、RWY36。
 
 滑走路でぐんと速度を落として行って、誘導路へ。8:55、Spot in SP7。多少遅れたが、許容範囲内である。
 
 ゆっくり飛行機を降りても、客先方面に向かうバスの時間には余裕がある。
 空いているリムジンバスで客先の近所へ。今日の打ち合わせは午後から。午前中は喫茶店に引きこもり恥辱を進める。遅れていたものがだいぶ取り戻せた。間もなくお昼。
 今日は今年最初の夏日らしいのが、無性に味噌煮込みが食べたくなる。味噌カツでもいいのだけど、要するに赤味噌。あの味はたまに無性に食べたくなる中毒性がある。
 
 結局、暑いのに熱々の味噌煮込みを頼んでしまう。大汗をかく事になるけど、この中毒性、何なのだろう。
 午後から打合せ。17時を少々廻るところまで拘束。帰りも飛行機を予約しているので来た道を戻る事になる。リムジンバスで空港へ。1時間ほど揺られると
 
 19時ちょっと前に空港到着となる。まだ明るい時間。だいぶ日が沈む時間が遅くなった。
 今日のJL208、最初からクラスJが取れている。珍しい事もあるものだ。現時点では当然ながらクラスJは×。たぶんキャンセル待ちも難しいのだろう。
 保安検査からラウンジへ。この時間帯、国内線の出発ラッシュは過ぎていて、ラウンジはそこそこに空いている。