5時前に無理矢理目覚ましで起き出した。北京滞在四日目。相変わらずの霞んだ街に朝が来ている。今日で帰国である。飛行機は朝8時半。今日は予定通りに起き出す事さえ出来れば、仕事は完了だと思っている。
 身支度少々。5時半過ぎにチェックアウト。そしてホテルの朝食は5時半から営業している。折角だから少し食べておく。

 バイキング形式の朝食を食べている間に6時が近くなる。時間切れ。ロビーに戻って待ち合わせ。

 部屋で眺めた時より明るいが、相変わらずの霞みがかったガス空。4日間。ずっとこんな感じだった。北京で青空が見れるのはいったい何時の事だろうか。
 こちらに出向している日本人スタッフが空港まで送ってくれるそうで一緒にタクシーに乗る。出迎えから見送りまで、普段の旅行とは違い過ぎる事限りなし。恐縮ではあるが、そこまでして貰わなくても別に移動はできるので、次回来る事があったら自分で移動する旨は伝えておく。ちなみに今までに一人だけ自力で事務所まで来た人が居たそうだ。それが世の中の標準なのか、どうも良く分からないが。
 タクシーは高速道路、路肩を最高時速140?で飛ばしに飛ばす。

 30分強で空港まで着いてしまった。
 出発2時間前であり、ありがたいと言ったら有難いけど、ちょっと怖かった。
 帰りもANAの利用である。ANAに関してはヒラ会員であるから、ビジネスクラスの搭乗窓口は使えない。少しでも時間短縮をしようとWebチェックインをしておき、自動チェックイン機で搭乗券を発券しようとしたら、機械が故障中。途中までは行くのだがその先に進まず、係員があっち行けと行列の最後尾を指さす。アホかと思うが仕方がない。
 幸か不幸か行列は無茶苦茶は長くは無く、20分程で手続き完了。保安検査も無茶苦茶は混んでないから何とか何とかなり、ターミナル3のEに移動してから出国審査。これも混んでいるなりに進んだから搭乗開始40分ぐらい前には

 搭乗待合室にたどり着く。搭乗開始まではまだ少々間があるのだが、今日乗るANAでは平会員の身。ラウンジは使えないので待合室でおとなしく恥辱を綴りつつ搭乗開始を待つ。

 出発準備が進む飛行機を横目にしばらくの間を過ごす。待っているお客さんは50人ぐらいだろうか。案外と少ない。
 途中、お手洗いに立ったついでに少し周りに停まる飛行機を見てみる。

 マカオ航空がいる。

 今度はS7航空
 自分一人ならもっと回るだろうが、今日は人を待たせているので早々に戻る。まもなく搭乗開始の時刻。