木曜日の朝。今日も残業枠捻出のために少し遅い目の出勤。空いた時間で昨日取りかかった鍋をカレーに仕立てる事にして、仕上げる。
 昨日時点で残業枠を完全に使いきっているのだが、早速人事担当者から上司経由で注意が入る。法律に守られているのはよく分かるが、やっぱり面倒ではある。今日明日出1時間ずつ減らしますと宣言。段取りを少し考えないといけない。
 どっちみち今日は歓迎会があるので定時上がり。それを30分早くして、いったん帰宅。弁当の殻を洗い、今朝仕上げたカレーは小分けして冷凍庫に。来週役に立つ事を祈る。明日用のお米を研いでおくと再び出かける。
 今日は2月から出向で来ている人の歓迎会。楽しく飲んで3時間ほど。金曜日なら2時間で出されるだろうが、今日は木曜日、店は空いていて居座っていても何にも言われない。
 さすがに21時にお開き。明日は仕事なので帰るのが筋だろうが、二次会に行く。ヒューゲンガルなんてベルギーの白ビールを置いている店があったからついつい入ってしまった。数人でつまみをとって乾杯。実はそのつまみが良くなかった。
 ガレットというクレープ状の食べ物を美味しくいただいていたのだが、出席していたうちの一人、なんか口の中が痒くなってきたと言い、メニューをよく見て、蕎麦が入っている事に気づく。本人、蕎麦アレルギーでこの20年、口にしていないのだそうだ。
 かゆみが全身に回ってだんだんと話をするのも辛くなり、起きているのも辛くなってきたようで、これはまずいと。本人は実家に連絡を取り迎えに来てもらうように伝えたようだが、その他全員の判断で救急車を呼ぶ。待つことしばし、救急隊到着。本人は話をできる状況ではないので、アレルギーの話など状況を伝えることになる。本人が電話をかけた親御さんもほぼ同時に現れ、体質等を説明し、搬送決定。会社近くの病院に受け入れてもらう事に決定。身内が誰か付いてきてほしいとのことだったが、本人の親御さんは車で来ておりちょっと難しいとのこと。結局、お友達の方、病院まで同乗してくださいとなって、自分ともう一人、救急車に同乗して病院までお供する事になる。救急隊員は脈をチェックしたり、病院と連絡を取ったりしながら10分少々。以前自分もかかった事のある大きな病院に到着。時刻は23時前だっただろうか。
 本人は担架に乗って病棟に運ばれる。鞄と上着、靴と傘を救急隊員から預かり、待合室待機。一緒に来た同僚が救急車の中から上司に報告をあげたそうで、上司も駆けつける。親御さんも今度はご両親がそろい、預かった荷物は親御さんに引き渡し。そして薬の投与で状況は安定した事、今日は一晩入院し、特に変化がなければ明日午前中には退院できるであろう事を伝え聞いたところで、引き上げさせてもらう事にした。
 もちろん上司も一次会では飲んでいて酒が入っているので、駆けつけたというのは上司の奥さんの運転で。病院から自宅近所の駅まで送ってもらうと23時半になっている。最終的に悪い方向ではなかったから良かったけど、かなり疲れた。もう一杯と誘われたのでつい行ってしまい、帰宅すると1時を過ぎている。夕方、いろいろ支度して置いて良かったかも知れない。