インターバル 秋田

 この後の列車までは1時間ほど。まずは改札の外へ。時間的にはお昼時だが、その前にやりたいことがある。

 秋田駅前に立つ。時々来ているからこの景色が秋田駅前だと言う事は知っているけど、自分がすごした20年前の秋田駅前と大きく違う今の景色には、どうしても馴染めない。何か別の街にいるのではないかと言う錯覚を覚える。
 今日は市民市場まで足を伸ばして買い物をする。調味料やら何やら、ネットで買いづらい物で手にしたいものがいくつかある。

 キャリーバックを引いていたのだが、この道には泣いた。そりゃ雪の上じゃソリ引っ張る方が圧倒的に楽だよなと思う。ソリ付のキャリーバック、なんて無いだろうなぁと思いつつ、秋田駅近くの裏道に入ると郵便局はどこですか?なんて道を聞かれる。どう見てもよそ者にしか見えないだろうに。まぁすぐ目の前に郵便局があったから教えましたけど。

 目的の市民市場に到着。昔よりもこぎれいになっている。リニューアル10周年と書かれているから2004年のリニューアルか。そりゃ知らんわと思う。

 目的は味噌、醤油、それに酒粕。この酒粕というのが案外とネットでは売っていない。単価も安いから無理だろうが、横浜辺りのスーパーで適当な酒粕を買おうという気にはなれないもので。
 ついでに比内地鶏スープといぶりがっこ。地酒のワンカップ各種を買い求めて駅へ戻る。帰りは雪かきしてあった歩道を選んで遠回り。その方が楽だし早かった。
 駅に戻る。みどりの窓口に寄り道して再び手元の切符、変更にチャンレンジ。個室に一室、空きが出ていて確保成功。これは嬉しい。最後に時間切れが気になりつつもバター餅を探す。これも確保できた。もう残り時間は10分を切っている。そろそろ列車に向かう。昼食は二食連続だが駅弁にしよう。