JL3087 JA735J B777-300ER NRT→NGO

 18時すぎに搭乗開始の案内が流れて席を立つ。

 搭乗口Iというのが耳馴染みが無くどこだろうと考える事になるが一階の待合室にほど近いところ。

 目の前に搭乗機がどんと構えている。ここから飛行機へは搭乗橋を経由して向かう。機内ではアテンダントさんにお帰りなさいませと迎えられる。
 今日、これから中部へ向かう飛行機、JALでも一番新しい内装になったスカイスイート777という機材。クラスJにアップグレードしたので搭乗するシートはビジネスクラスのシートとなる。つまり一番新しいビジネスクラス。今日の一日で古いビジネスクラスから一番新しいビジネスクラスへと乗り継ぐ事になる。ある意味、希有な体験だ。


 半個室のようなビジネスクラスのシートにちょこんと座る。クラスJの1000円プラス、自分の場合は国際線乗り継ぎの購入で免税になる分、安くて¥953なのだが、で乗れるのなら絶対クラスJだと思うのだが、そうではないお客さんも結構いるようで、クラスJも半分ぐらいしか埋まっていない。さすがに8席しかないファーストクラスのエリアは埋まっているが、何とも勿体無い感じがする。
 18:18、Doorclose。中部までの飛行時間は50分とのこと。所々揺れが予想されるとのこと。18:24、Pushbuck。18:28、Taixing。A滑走路に向かう。こちらの滑走路はこの時間、混雑の極み。ノロノロとTaixingしてゆき、最後には停まる。混雑の影響で離陸まで10分掛かるという案内があったのが18:37。18:52、ようやく離陸にこぎ着ける。Take off Rwy34R。

 上昇するにつれて首都圏の夜景がどこまでも広がるようになってくる。羽田から西に向かう便よりも成田からの便の方がより反映した首都圏を実感できるような気がする。大きすぎて全体がよく分からないままに東京湾らしい黒い陰が通り過ぎる。19:02、ベルト着用サイン消灯。中部到着は19:45見込みと案内が入る。
 羽田-中部だと飛行時間が短くて提供されないドリンクが成田ー中部では提供される。ビジネスクラス、じゃなかたクラスJは乗客が少ないからか、そもそも仕様なのか分からないがワゴンではなくて、注文を取って回る方式。スープをお願いすると遥か彼方にあるパーソナルモニタ前にあるテーブルにちょこんと置かれた。ちょっと遠いなぁと思うが、仕方ない処置か。
 フルフラットにして寝心地を確かめたりする間に無情にも飛行機は西に向かう。19:27、あと5分でベルト着用サイン点灯と案内。最後に、とお手洗いに立ってみる。ビジネスクラスのエリア、お手洗いがウォッシュレットになっていた。結構あちこち手を入れたなぁと感心しつつ席に戻ると19:31、ベルト着用サイン点灯。あと10分で中部空港着陸とのこと。気温は4℃と告げられた。
 冬の間、中部への着陸は南側から。今日も知多半島を右にみつつ高度を下げる。大名古屋の夜景を見る事もなく、飛行機は高度を下げてゆく。19:46、Landing、RWy36。速度を落として誘導路へ。飛行機はスポットを目指す。到着の案内の後、アテンダントさんのフリートーク(嘘)。季節の挨拶が多い中で今日は
「5年前の本日、日本航空民事再生法の適用を申請いたしました。それ以来多くの方々に支えられて再建を果たす事ができましたこと、感謝いたします」
 ちょっと意訳かも知れない。確かに2010年の1月19日。日本航空民事再生法の適用を申請したのだった。その日、自分はロンドンにいて、JL402で帰国するところだった。本当に飛ぶのかなと不安に思った事を懐かしく思う。
 19:49、Spot in SP8。

 飛行機から降りて成田で預けた荷物を受け取るとそれなりに時間が経っている。中部で軽く食事をしてから出先の家に向かうのかと思っていたが、案外と余裕がない。

 展望デッキに行き乗ってきたJA735Jの姿を収めるとコンビニへと行き夕飯代わりにパンを買う。それを

 20時半のリムジンバスで食べながらの帰宅。戻ると21時半。普段より30分遅いだけだが、妙に疲れきってしまった。明日の食事の準備、とてもとても無理。