2013-10-13

 連休の日曜日。目覚めたら8時を大きく廻っていた。目覚ましをセットしていないのは確かだが、自宅はよく眠れる。朝食を頂く。今日はあまりゆっくりもしていられない。先週10日に開業した京王れーるランド。さすがに見ておかないと行けない。10時前に家を出て南太田へ。

 京急線、19運用は819編成。案内なくしれーっと5分遅れてお詫びがない。まぁ京急が定刻で走るとは思っていないが5分は許容範囲外だと思う。

 今日はまだ手元の切符、秋の乗り放題パスが使えるのでJRで新宿に向かう。昨日はグリーン車を奢ったが今日は30分乗るだけなので普通車で。座れずに立ちながら片手にポメラ、片手でキーボード操作の30分。
 新宿では京王線、百周年のスタンプを押して行く。

今回のスタンプ、笹塚以来の改札外設置。この辺の基準、よく分からないなぁ。

 6カ所で貰えるクリアファイルは既に4駅で配布終了、残りはれーるランドのみとある。まぁこの後行くから、良いけど。

 さて移動する。れーるランドは入場1時間待ち、なんて急告が出ている。開業直後の三連休だし仕方ないか。今日はあくまで様子見にして落ち着いたらじっくり眺めよう。

 11時20分の特急に乗る。競馬場やら高尾山やらに向かう人で混んでいる。今日は多摩動物公園に直行。高幡不動で乗り換えた人も多く、動物園線、普段の休日の倍は乗っているように思われる。
 数分で多摩動物公園到着。1番線には7721Fがいてヘッドマーク付で撮影会となっている。幕動かしのサービスをしているようで、着いた瞬間は特急飛田給、直後に高尾山口ゆきに化けた。

 あら、迎光♪
 これは大いに気になるが、買うべきものもあるから先を急ぐ。れーるランドの入場待ちは意外と短い。

 入場だけなら10分程度で行ける。ただ、ミニ列車とかのイベントは行列が出来ていてそちらの待ち時間はそれなりに長い様子。
 京王れーるランド。規模が大きくなったので入場料が掛かるようになった。大人一人250円。券売機で買い求め、自動改札を通るシステム。切符を買うのと同じ要領だが、意外と手間取る人、手間取っている。入場券を買ってしまえば、特に差し支えなく入場できる。
 ミュージアムショップがあったので、限定販売の2410を買って行こうと声をかける。でも売り場、ここではないそうだ。駅の横の特設テント?何それ状態。ちなみにスタンプラリーの商品交換はこちらで良いそうで、手にする事ができる。
 入退場は当日なら何度でも出来るそうで、一旦外に出てみる。確かに駅を出て右側。元々れーるランドがあった辺りにテントが並んでいる。販売開始からそれなりに日が経っているからか、行列はすでにないが限定品はまだまだ発売中。所望した品は一通り買うことが出来る。
 さて、車両展示の方に行ってみる。

 6000系はデハ6438。ずっと若葉台の奥に隠されているらしい事は薄々気付いていたけど、晴れてお披露目となる。保存するなら前パンの6488が良かったとか、まぁ色々言いたくなる部分はあるけど、まずは6000系がこういう形で残った事は良かったと思う。

 3000系からはクハ3719が保存対象となる。引き取り手がいなかった6000系と違って、地方私鉄に人気の3000系だけに、売らずに取っとくという決断に拍手。
 後の3両は平山からの移転組。 

 クハ5723は5000系として最後まで営業運転を行った組。そしてその終焉の地がここ多摩動物公園。正確に言うと動物園線での運転の後、さよなら運転のための送り込みのため高幡不動→新宿→若葉台と営業運転に入っているから、うるさい人には違うと言われそうだが、最後の5000系=多摩動物公園という印象は強い。その最期の地に舞い戻ることになるとは思っていなかった。

 2010系からはデハ2015。1984年に運用を外れてから若葉台→平山と移動してこの地へ、となる。同じ2010系が銚子にいるけど、こうしてみるとオリジナルのグリーンより銚子の方が少し濃いかなという感じを受ける。

 と18m車、20m車は同じ方向を向く。そしてもう1両。

 2400形のデハ2410。これが運用を離脱したのは1969年、40年以上前の事。長らく多摩動物公園の駅前に保存されていたけど、このときの扱いはお世辞にも大事にされている感は無かったような。平山に引き取られて一般の目に触れなくなってからのほうがむしろ大事にされていたような印象を覚える。
 と以上5両。平山組の3両は内部も公開されている。

 デハ2410。

 デハ2015。

 クハ5723。
 駅横の展示施設に戻る。混んでいるしシミュレータなんかは整理券が必要だし、しっかり見るのは後日にする。

 6722、6772が先頭だけカットされてシミュレータの運転台に。この車両も動物園線には縁のある車両だ。すると一時期動物園線専属になっていた8727Fあたりが廃車になるときは展示に加わるのかなぁとも妄想する。

 二階にはテラスがあって

 展示車両が見える。自動販売機ぐらいしかないから、良いとこ缶コーヒーかジュースぐらいしか飲めないだろうが、ここで夜、お酒でも飲みながら展示車両を眺める事が出来れば良いだろうなぁと思う。もちろん施設のコンセプトからは真逆なので絶対にあり得ないだろうけど。

 最後に、こんなのを一枚撮っとく。キュービクルタイプのバスが出たのは自分が学生の頃。もう博物館入りするような年かと思う。バスの寿命は短いねぇ。
 さて、先程から多摩動物公園、一番ホームに停まっている7721F。まだ撮影会のまっただ中。折角なのでもう少し撮って行く。



 八王子側は京王れーるランド柄のヘッドマークが付いている。相変わらず方向幕、いやLEDだから幕ではないけど、が誰かの気まぐれで変わっている。特急橋本、特急高尾山口、種別なしの八幡山。通勤快速高尾、こんな調子。

 新宿側は影と光がミックスになってしまう時間帯。そういえば6416Fの時も同じ事になっていたと今更ながら思い出す。早い時間の方が中途半端にならなくて良かったか。

 13時には撮影会は終了。列車は高幡不動に戻るようだが、そろそろこちらもお暇する。午後は手元の切符を生かしてみたい。
 とはいえ勢いで京王構内に入ってしまったので一駅、高幡不動までは動物園線に乗る。高幡不動で下車。

【今日のC&Cカレー】 ほぐし牛タン煮込みカレー トッピングコロッケ ¥600 京王高幡SC店

 9月からの限定を今頃食べる。今日の高幡店。れーるランドの流れなのかお昼時を過ぎていても少々混雑気味。トッピングのコロッケはれーるランド開業の協賛で配っていたクーポンを使う。

 マイルドの設定しかない限定は元から牛タンをルーで煮込んでの提供。想像以上に分厚くて柔らかい牛タンは侮れない本格派だった。マイルドという選択もこの場合、いいのかもしれない。普段は辛口派だが、今日はそう思う。
 さて。午後は手元の切符を生かして乗りづらい路線を乗ろうかと思う。

 まずは手短なJR線の駅へ、ということで立川まで多摩モノレール。立川にでてみると14時近く。ここから青梅線に乗って終点の奥多摩まで行ってみよう。
 乗ろうと思えばいつでも乗れるけど、18きっぷの一日分を使うような所でもなく、盲腸線だから大回りに組み込むことも出来ない。以前は手頃なフリーきっぷがあったけど、使い勝手の良いきっぷほど無くなってしまうので、ご多分に漏れず奥多摩まで行こうとすると2000円以上するフリー切符を買うか、普通運賃を払う事になっている。こんな機会でもないと奥多摩なんて行かないだろと思う。そういえばE233系になってからは行ってない。よく考えると201系の頃も知らない。自分が奥多摩によく行ってた頃は青梅線103系だった。

 今日の青梅線。立川をでる列車、昼間は青梅まででその先は乗り換えとなる。まずは10両編成、E233系という中央線と何ら変わらない電車で青梅まで脚を延ばす。速度が乗らないかなと言うぐらいで中央線とあまり変わらないような電車に揺られて東青梅まで。ここで単線になり、電車行き違いで停車なんてのが出て初めて青梅線らしさを感じる事になる。

 電車は青梅まで。ここから先、奥多摩へは20分待ち。適当に出て来たので仕方ない待ち時間ではある。そして電車は4両編成になる。乗ってきた電車が立川へと引き返し暫くすると列車がやって来る。車内は黒山の人だかり。連休の中日、天気は上々、東京近郊ハイキング最適地の奥多摩からの電車は行楽客で一杯である。


 折り返し電車は人もまばら。多少は行楽らしいお客さんがいるのと地元の人。列車は単線の細道、多摩川の谷間に沿ってゆっくりと走って行く。このあたりの多摩川は渓谷と言っても良いぐらいの景色。線路はカーブが続き、速度は全くと言っていいほど上がらない。昨日の米坂線の方が頑張っていたかもしれない程。
 向かいの山に並ぶ杉の林は見る人によっては敵かも知れないけど、整然と山の頂まで続くその姿は美しく思える。
 途中駅、途中駅、平野へと下る上り列車を待つ人たちを横目に山へと分け行る。30分少々、奥多摩の駅に着いたのは15:25ぐらいだったか。

 目の間のホームに東京まで直通するホリデー快速なんて列車が停まっている。

 すでに空席はなく立っている人もちらほら。先をそれなりに急ぐのでこの電車で折り返す。途中、御獄に停まるだけで青梅まではノンストップ。案外と途中で乗ってくるお客さんがいないのは、その後の座れる列車を待つからだろうか。
 列車は空くわけでもなく混むわけでもないまま、拝島まででる。ここで五日市線からの編成をつないで東京に向かう。10分停車だそうだ。自分は折角なのでもう一線、五日市線に乗ってみようと思う。次の電車は16:19。

 青梅線に比べれば地味な五日市線。早々乗る機会もなく、乗りつぶしのために乗ったのが確か95年。それ以来ではなかろうかと思う。こちらも当時の103系が201系になり、E233系に化けている。
 地元の所用客をちらほら乗せて列車は走る。このあたりでも一際地味な路線。いっそディーゼルなら八高線のように別のライトを浴びるのだろうが。

 台地を傾いた太陽が照らす。サマーランドだろうか、観覧車がちょっと目立つぐらい。バブルが膨らみ続けたらこのあたりも住宅地になったのかも知れないが、日本自体が縮もうとしている今となっては中途半端な田舎のままかも知れない。
 秋川の谷口集落である武蔵五日市までは20分ほど。地味な路線に似つかわない高架の立派なホームにはたくさんの一が待っている。この電車、折り返しは東京行きホリデー快速になるのだった。

 そろそろ横浜に戻る。調べてみるとホリデー快速で新宿まで行って湘南新宿に乗り換えるのが一番早い。何となく八高線から横浜線と思っていたが、乗り換え回数が少ない方が早いのだろう。座れたし、このまま新宿までと思う。
 すっかり薄暗くなった中を発車する。拝島までは各駅停車の代わりらしく、各駅で乗ってくる。だんだんと混雑が激しくなる。
 東秋留だったか。液晶の案内が急報を告げる。青梅線、人身事故。立川ー青梅運転見合わせ。思いっきり影響しそうな人身だ。そのうち
青梅線内、人身事故のため、本日に限り拝島までの運転とさせて頂きます」と案内。新宿方面は拝島から会社線に振り替えと仰る。
 こちらも拝島まで行けば八高線があるので、どうにか動けるのだが、「信号が変わるのを待って発車します」と言ったまま動かない。拝島駅構内、線路があいていないのか。本来なら青梅線からのホリデー快速と連結して発車の筈だから。
 10分ぐらい停まって車内がざわつく頃、ようやく発車となる。動いてしまえば早い。拝島では五日市線ホームに到着。折り返しは武蔵五日市行きと案内。五日市線を走らす為に東京直通を切ったと言ったところか。
 八高線は10分ほどで来る。まぁ接続としてはよい方。青梅線は青梅行きが停まったまま。お客さんが有人窓口へと殺到している。振替証を求める列だろうが、積極的に振り替え案内が行われている雰囲気はない。
 八高線を待っていると向こうの列車、青梅行きからお客さんがどさどさと降りてきて、代わりに列車は立川行きとなった。動く見込みが立たないので拝島と立川の間だけでも動かそうと言う様子。JRにしては柔軟なことをするなぁと思っていたら定刻に八王子行きが来た。

 こちらはさほど混雑しないまま、定刻に発車。そういえば209系がきた。61編成。

 西の方、僅かに赤く染まる空を眺めて電車は走る。10分少々で八王子まで。横浜線は5分接続。何気に接続が良くて、これなら最初の予定通りかも知れない。

 横浜線205系H8編成で東神奈川へと運ばれる。接続は良かったが東神奈川まで1時間少々。武蔵五日市からは、2時間か。
 最後は京浜東北線。3→1番線の乗り継ぎが短く、乗換検索には出て来ないような接続。横浜線経由が検索で出なかった理由が現地で分かる。何とか乗り継いだ京浜東北線

 E233系、132編成で。桜木町まで来て地下鉄となる。自宅には19時過ぎの帰宅。もう1時間ぐらい早ければ良かったのだろうが、朝が遅かったせいかなぁ。

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