三河で週末を迎える二日目。昨日とうって変わって良い天気に恵まれる。
 今日は予定を入れていない。夜には宅急便の配達があるので家に居る必要があるが、それまではフリー。何となく洗濯をして家の掃除をする。やはり天気がよい。何となく近場で出掛けようと決めて、一つプランを発動してみる。何のことはない、普段乗っていない鉄道に乗ろうかというだけだけど。
 一日乗車券の類を買う程に乗ろうとは思わないので、正札の乗車券で名鉄に。

 東岡崎から特急があったから乗る。午前中の郊外ゆきは極めつけに空いていて、余裕で座ってゆける。
 せっかく特急で来れたのだが、乗換駅、国府での接続は無く

 後の急行を待つことになる。まずは豊川線に乗って豊川稲荷に脚を伸ばしてみる。こちらの急行も極めつけに閑散としている。

 各駅に停まって12時過ぎに豊川稲荷の駅に到着。駅名の通り、豊川稲荷がすぐ近くであり、せっかくなので脚をのばしてみた。


 高名な神社だけあってさすがに広い。市街地の真ん中だしもう少しこじんまりとした神社を想像していた。

 参道をぷらぷら歩いて駅に戻る。今度は飯田線の電車で豊橋に。ここも正規運賃である。豊橋に13時過ぎ。お昼ご飯がまだなので、
 豊橋名物として売り出し中のカレーうどんを食べてみる。うどんの下にとろろとご飯を隠すことが一つ条件であって、他にもうずらを入れることとか、自家製麺を使う事とかいくつか条件があるそうだけど、それを満たせば他は自由にできるらしい。

 老舗っぽい店構えのうどん屋さんのカレーうどんは¥900だったか。


 正直、カレーがぼやけた感じで次もう一度食べようと言う気にならずに終了。他の店は他の店でもっとおいしい所はあるのかも知れないが、次はどうしようかなぁと思う。
 カレーうどんを食べた後は鉄道再開。午後の部は豊橋鉄道に乗ってみる。ここ10年以上、豊橋の駅は幾度と無く乗り降りを繰り返してきたが、豊橋鉄道は乗っていない。

 新豊橋の駅に行く。豊橋鉄道はマナカを導入しているか、最近の全国ICカード共通利用の波に乗って手元のスイカで乗れるようになっている。電車は15分毎。

 そしてホームには東急のお古のステンレスカーがいるから、何か東京郊外の電車に乗るような気分になる。
 13:45出発。東海道線を跨いで南側、渥美半島に向けて走って行く。温暖な三河湾の南側に向かうからか、南に向かうと思って眺めているからかも知れないけど、どこか明るい開放的な景色。単なる松林もどこか湘南の松林を思い起こすような明るさがある。
 市街地を抜けると畑と住宅の混じり合う景色になる。


 畑はキャベツだろうか。黄色い花は菜の花かと思ったが、季節的にはさすがに遅いような気がする。これで海が見えれば良いローカル線なんだけどなぁと思う。
 3両の電車はだんだんと人が降りていって閑古鳥が鳴くようになる。18kmほどの距離を30分少々掛けて終着の三河田原へ。

 工事真っ最中の三河田原の駅から引き返す。このまま半島を先へ先へと進めば 岬からフェリーで鳥羽へと渡る事もできるが、さすがに鳥羽は遠過ぎる。夜の荷物受け取りに差し支えるに違いない。
 先程と同じ電車で新豊橋に戻ると15時をちょっと過ぎた所。もう一つ、同じ豊橋鉄道路面電車にも乗っておく。こちらは駅前を行き交う姿を写真に撮ったりもしていたけど、乗るのは10年以上ご無沙汰している。

 名鉄岐阜市内線からやってきた中古車が豊橋駅前に到着。折り返し運動公園ゆきになる。この電車に乗る。今度もスイカが使えるが、一日乗車券があるので買ってしまう。
 電車は座席が一通り埋まる程度には乗る。あくまで路面電車なので幅が狭く、向かいのロングシートに座る人の顔が近い。
 電車は混み合う道路を横目に結構な勢いで走る。国道1号を堂々と進むと更に先へ。市街地から住宅地へと変わって行く。真ん中を電車が走りその左右に一車線ずつ道路。車と電車が仲良く一車線ずつという体裁。
 終点のひとつ手前、井原で急カーブを曲がると終着の運動公園。
 豊橋路面電車にはもう一つ、終着点がある。先程の井原の電停で曲がらずに真っ直ぐ行くと一駅、赤岩口という終点。そちらにも行きたい。今乗ってきた電車の一本後が赤岩口ゆき。その電車を捕まえられるかなぁと井原まで歩いてみる。
 交差点3つ先だなぁと歩いてみると二つほど来たところで運動公園からの電車がするすると走り出し、抜かれる。その同じ頃、井原の交差点をゆっくりと電車が赤岩口へと走ってゆくのが見えて、これでおしまい。1本後が確定。15分待ちになるが、仕方がない。

 待っている間に運動公園ゆきの電車が一本、走ってゆく。井原の急カーブを電車が曲がると、赤岩口から電車が一本やって来る。この区間、単線で行き違いが出来ないが、二つの行き先の電車が互い違いに走ることで、上手に処理していることが分かる。
 ようやく赤岩口へ行く電車がやってきて一駅。町外れの雰囲気が漂う赤岩口の電停まで運ばれる。

 電車が豊橋駅前へと戻るのを待つ間に一枚、そして

 近くにあった車庫を眺める。東京都電から転じた車両も見える。平日のラッシュに来るといろんな面子が出てくるのかなと思う。
 こんな様子を見ていたら先程の電車が行ってしまう。また15分待ちはちょっと辛い。再び井原まで歩いてみようかと思う。先程は失敗したが、今度は10分弱の余裕があるはず。
 かなり良いところまで歩けたが、最後の最後で運動公園からの電車が行ってしまう。残念、と思っていたら

 次に赤岩口へと向かうのは低床電車。これを赤岩口で待っていれば良かったかなぁと思いつつも、井原の電停で先程の電車が戻るのを待つ。

 もう一本、電車を見送ってから

 先程の低床電車に乗る。

 札幌で見た低床の路面電車と一緒ですかねぇ。一番後ろのクロスシートに座る。過ぎ去る街を眺めるには展望席みたいでいい席だ。

 人の出入りも無いので気楽に写真を撮ったりして、豊橋の街を楽しむ。中心に進むにつれてだんだんと線路もきれいになる。
 駅前に戻ると17時近く。なんだかんだと2時間近くぶらぶらとしてしまったことになる。そろそろ家に戻ろうかと思う。 

 再び名鉄の特急。空いた電車に揺られて帰宅する。まだ明るい時間。
 買い物をして明日以降の食事の支度をする間に20時を過ぎる。宅急便の配達があってこの先2か月分のお米が手に入る。