JL1268 JA314J B737-800 AXT→HND


 鶴丸のJEX機がスポットに来たのは20:15。写真を撮るとすぐに屋内に引っ込む。展望デッキに立っているのは本当に寒くて凍える。

 案内では20:40出発とのことだったが25分での折り返しは出来るだろうか。一度20:35優先搭乗開始と案内はあったものの、実際にはなかなか準備が整わない。20:45になって搭乗開始。

 隣のスポットには千歳へ向かうCRJ200が来ている。こちらは21:10の出発予定だそうだ。
 今度は普通席の一番前を指定しておいた。クラスJとの境目には足下が広く、かつ2人並び席という区画がある。
 案内の上では空席有り、ではあるがUターンラッシュの始まりでもあり、明らかに来る時よりは混んでいる。でも隣の席は埋まらないまま、20:57、Door close。20時57分という時刻をメモして妙な感慨にふける。夜9時に秋田を発って、その日のうちに東京に帰れるようになったとは。最初、同窓会の案内が来たときにどう動こうかと時刻表をめくって、夜7時に秋田駅前を出ても十分東京まで戻れる事に気が付いた時には本当に驚いた。19時からならまだその日は5時間残っている訳で、帰れない方がおかしいのだけど、でもこの帰り道は自分の常識からは外れている。
 しかし急に疲れを感じるのもまた事実。秋田日帰りはきついなぁと足を投げ出しながら考える。隣が来ない事がありがたい。
 窓の外は吹雪が続く。出発の案内に悪天候で揺れが予想されると添えられたが、言われなくてもわかる天候である。21:00、Pushbuck。21:07、Taixing。機内減光となり暗くなる。機長さんから案内。まもなく離陸する旨と共に遅延のお詫び。誘導路の一番端まで来る。ターミナルは吹雪にかき消されている。
 滑走路端で一呼吸置く。エンジンが震えだして音が高まる。束縛を放つと雪を乗せて吹き付ける風に向かって突き進んで行く。そしてふわりと機体が浮いた。21:13、Take off、RWy28。ターミナルが吹雪にかき消され、窓の外が真っ白に染まる。
 小刻みな揺れが続く。雪なのか何なのか、さっぱり分からないが、外は真っ白。大揺れがきてすぐ「揺れましても飛行の安全には支障はございません」とフォロ。「お気分の優れないお客様はシートポケットの茶色い袋をご利用ください」なんてフォロも入る。合わせて羽田空港到着が22:10になることを告げられる。

 不意に窓外、明かりが見えた。月が出ている。どうやら雲の上に出たらしい。とたんに揺れが大人しくなる。22:20、ベルト着用サイン消灯。
 一転、穏やかなフライトになる。恥辱を綴っているとドリンクサービスがやってくる。仕事中恐れ入りますと声を掛けられるが、仕事でも何でもないのでドリンクの方が嬉しい。

 スープを頂いてふと窓外を見ると街明かりが見えている。まだ東北のどこか、の筈で仙台辺りだろうか。日本海側が暴風雪でも奥羽山脈を越えた太平洋側は穏やかな天気なのだ。
 21:34、機長さんから飛行状況の案内。高度7,900mの上空を対地速度700km/hで飛行中。この後、10分後に福島上空を通過し、羽田着陸は定刻より30分遅れて22:10となるそうだ。降下に際して富士山からの山岳波の影響で揺れが予想されるそうだ。羽田の天候は晴れ。気温は11℃と告げられる。

 窓外には月明かり、そして街明かり。 
 21:45、再び機長さんから案内がある。今から降下開始との事、揺れが予想されるとのことでベルト着用サインを点灯するそうだ。すぐに点灯。
 窓外の明かりがだんだん面になって広がって行く。少々の揺れの後、21:56、あと15分で着陸と告げられ、電子機器の使用がNGとなる。機内減光。羽田の天候は晴れで気温は10℃と改めて。22:00、千葉ニュータウンを見下ろす。遠くに見えているのは成田空港だろうか。飛行機は少しずつ高度を落として行く。22:06、東京湾に差し掛かった。幾隻もの船が浮かんでいるのが見える。右側の席だったら大東京の夜景が広がっているのだろうか。
 22:11、Landing。すぐ横が海なのでRWy16Lに着いたかと思ったがよくよくみるとD滑走路。RWy23である。スポットは5番だそうだ。D滑走路からは比較的近い所だが、降りてからが少々遠い。22:20、Spot in SP5。
 40分遅れて羽田空港

東北方面からの飛行機は軒並み遅れているし、

今日の寝台特急は運休しているから予定通りに帰れただけでも感謝しなくてはならない。

 出発便のなくなった羽田空港には気だるい空気に満ちている。その中を京急の改札口に急ぐ。自宅に帰るには結局京急の世話になりざるを得ない。この時間はエア急の運行は終わっていて、

 19C運用1025編成、特急三崎口行きに乗ることになる。車内には全国各地のお土産袋。座席が埋まる程度の乗車ではあるが、Uターンの気配は感じる。
 特急に揺られて神奈川新町まで。ここで普通車に乗り換え。

 47運用821編成。特急の後をすぐ追いかけてくれれば早いのだが、もう一本、特急に抜かれてからの発車となる。羽田空港から南太田まで41分。
 夜の横浜。先程の秋田と比べるととても温い。コート無しでは無理だけど、世界が違う。