一度目が覚め二度寝して、起きてみると午前9時。昨日と同じような感じだ。週末の二日目、横浜で。
 世の中は3連休なのだが、自分の勤め先、月曜日は仕事。今日のうちに愛知に移動する。妻が午後から出掛けるそうで、ならば午後まるまる使っての18きっぷ普通列車乗り継ぎをやろうかと思っている。
 身支度少々、お昼前に地下鉄で横浜に出る。妻と別れるとJRの改札へ。適当に出てきたから乗り継ぎは分からない。が、6時間あれば楽勝だろう。上手くいけば5時間少々。
 熱海行きの電車が来て乗る。大船で特急待避が入る案内。ふと思うところがあって大船で一度降りる。


 昼食に大船軒のそばを頂く。1本落として次の電車に乗るつもりだったが、5分停車が少々延びた様子。そばを食べ終わってみると先程の電車がまだ停まっていた。そのまま乗り通す。

 平塚で再び待避。特別快速に抜かれる。どっちみち追いつく事が出来た訳で、それが故の大船軒。熱海までに二度待避というのはハズレくじみたいな列車なのだが、そのおかげで潤いは出来る。

 晴れでは無い、どこか冴えない空と海を見て西へと向かう。根府川のあたりで見える国道134号線は渋滞中。3連休の中日でしかないが、季節外れの伊豆から帰る人がこれほどいるとは思わなかった。

 熱海で乗り換え。接続は3両編成、島田行きとなる。15両が3両に減る訳で、18きっぷの期間中は非常に混雑する所だが、今日は普通に座れた。ツアーバスあたりに人が流れて、18きっぷの乗り継ぎ客、減っているのかなぁと思わなくはない。


 今日は静岡乗り換え、さらに掛川乗り換えという時間の掛かるパターン。静岡で乗り換えた3両普通列車も数割れる程度には空いている。静岡と掛川、乗り換えの度に動くことになるから逆に体も楽ではある。

 掛川からは岐阜行きなんて列車に接続。多少時間があったから改札の外に出てみる。改札の係員、目を皿のようにして日付印を確認してから通してくれる。東海道線の出札係員、18きっぷを見たらキセルを疑うようなそんな空気を醸し出している人が多いように思えるのは、気のせいじゃないと思う。
 冬の光は短くて、一瞬、車窓を赤く染め抜き上げると少しずつ鈍くなってゆく。そんな光も浜松まで。静岡県の最後は漆黒となる。オケラになったギャンブラーで車内が騒々しくなるとようやく静岡も尽きる。
 出先の家に着くと18時半。普段よりかなり早い。いい加減な夕食と明日以降の夕食の準備。少し早い目に準備が終わる。明日からは今年最後の一週間。