目覚めると8時半。日曜日は何時も遅くなりがち。京王線を撮りに行くつもりでいたけど、多分無理に変わり、無理に変わるまで1時間少々。
 だらだらと過ごしていたのだが、午後になって反省する。少し出掛けようと思う。見たい写真展があってみなとみらいに足を伸ばす。
 みなとみらい辺りなら十分に歩いていけるけど往復歩くには時間が少なく、まずは桜木町まで地下鉄で。家を出てから十数分、

 ランドマークの足元に着く。まぁ家からだってそれなりの大きさで見えるのだから近いことは近いのだが、世界が圧倒的に変わるので変な気分になる。
 今日はこの先、クイーンズスクエアの中にあるみなとみらいギャラリーへ。ここにギャラリーがあるのは実は初めて知った。今までも何度か通ってきたはずなのだが。
 みたのはこの写真展。

個展をひらいてみたらたいへんだった
 ここのページに準備の裏側が描かれていて楽しく読んだ。
 自分も学生の頃、部活として写真展はやったから写真の並びやらパネルの水平出しやら苦労した覚えはある。毎年毎年、学祭やら学外展やらの度にああでもないこうでも無いとやりあった。
 京王線恥辱、的には大学の時、京王線新宿の駅で写真展をやった事を取り上げようかと思う。当時は新宿駅、西口と中央西口を結ぶ通路が百貨店とは反対側にもあって、そこが京王ギャラリーという名前の展示スペースになっていた。毎年1月だったか2月だったか、一年の総括として一週間ぐらい、ギャラリーを借りて写真を展示していた。ギャラリーを借りるのは無料だったが、一応、なにがしかの審査はあって、自分は行った事は無いが、部員が毎年秋頃に桜ヶ丘の本社までサンプルの写真を持って交渉に行っていたと思う。
 その場に行くのは展示と撤収の時だけで、期間中に張り付いている訳には行かなかったから、どんな人が見てくれてどんな感想を持ったのかは知る由も無い。ただ、都心の新宿に自分の写真を飾った、という自己満足だけの写真展だった、のかも知れない。
 京王ギャラリー、今は存在しない。連絡通路の閉鎖と共に無料の展示スペースも閉鎖となった。京王帝都電鉄京王電鉄に改まる頃だったと思う。多少前後はあるかも知れない。
 さて。帰りは歩いて自宅まで。身支度をすると今日は愛知の片田舎に向かう。地下鉄で新横浜へ。ホームにあがると少々違和感。普段なら出ているはずの253Aがまだ停まっている。その影響か18:46の679Aも少々遅れた。長蛇の列が自由席に吸い込まれてゆき、デッキに立ち尽くす。18:49の119Aは4番線発着なので定時に到着。ここで吸収してのか18:52の525Aは定時到着。

 Z71編成となる。自由席も指定席も一杯で到着。新横浜のホームは閑散としていたが、品川を出た時点でほぼ満席になっていたようだ。
 今日の指定席は2週間前に用意している。単身赴任を始めた頃は当日かその前の日、ぐらいにならないと指定券を買わなかったが、最近は見込みで押さえる事が多くなっている。
 自席に座っている人がいる。一言声を掛けたらどけたので、自由席から溢れた人だったようだ。3列席の通路側。隣二つは空いている。それもつかの間、お弁当を広げようとしたら
「こちら空いていますか」
「今のところだれもいませんが」
 指定席の持ち主がどうしたのか、こちらとしては知る由もない。