目覚ましよりも早く目が覚めた。土曜日の朝を出先の家で迎える。時刻は5時過ぎ。窓を開けると重機の音が響いてくる。近所の工事、5時までの筈だが延びているようだ。開けたままの窓から排ガスの臭いが忍び込んできて、これではかなわんと思う。
 荷造りを少々。始発電車で出掛ける。今日は18きっぷで横浜に戻る。豊橋に出ると午前7時前。本当はもう少し早く着けると嬉しいのだが、早朝深夜は本数接続共に思うようには行ってくれない。

 昨日の酒がまだどこかで残っていて、朝食の蕎麦はパス。静岡行きの電車に乗ってしまう。豊橋から静岡まで脚を伸ばす電車は珍しいが、この1本前は豊橋発沼津行だったりするし、下り方向を見ると菊川から名古屋まで脚を伸ばす列車もある。
 6両つないだ列車は空いている。ラッシュ帯だが、高校生が居ないのが大きい。18きっぷの利用者らしい人も居ることは居るが、多くはない。
 浜松で乗客、多少の入れ替わりがある。磐田かどこかでお客さんが増える。だんだんと車内が混んでくる。
 朝早かった分、眠気を覚えて少々眠る。その間に大井川を渡った。静岡が近付くと結構な混雑。豊橋から2時間弱、静岡には9時前の到着。

 接続は熱海行き。待ち時間は8分だから静岡県内の乗り継ぎとしては上出来である。電車は3両に減り、その分混雑。そろそろ18きっぷ苦行の時間かも知れない。真ん中の車両に空席を見つけて確保すると

 ホームのスタンド、駅そばで朝食。熱いものを食べる気はせず、冷たい蕎麦にしておく。持ち時間は5分を切っていたが、素早く供され速攻で頂いたから、余裕を持って電車に戻る。
 清水まででも空席は出来ず、立客少々を乗せて列車は東へ。日は射しているが北には雲も沸く。富士山はその姿を隠したまま。
 熱海に10時半前に到着。ここまで来ると気分的に楽になる。多少何かあっても問題なくたどり着ける。

 やって来たのは東海道筋では異端車のE217系E233系の投入で横須賀線に帰ったものだとばかり思っていた。ボックスに座るつもりで先頭で待っていたのだが、微妙に仕様が異なり、ロングシート車となる。
 このまま乗ってゆけば横浜には12時近くに着くのだけど、今日は新宿に直行、京王線を少し撮る。小田原で湘南新宿に接続があって、しかも特別快速だからとんでもなく速い。ありがたく乗り換える。
 がら空きの湘南新宿。平塚でたくさん乗ってきて茅ヶ崎で立客が出た。横浜を通り過ごして新宿まで。お昼過ぎには到着となる。