日曜日の朝。目覚めたのは8時ちょっと前だった。空は曇っているが次第に青空が広がってくる。
 今日は出かけるつもり、だったけど妻の熱が下がらないので、時間の許す限り面倒を見てゆく事にする。ただ、今日の移動は18きっぷ。本当は夕方の新幹線まで、と思わなくは無かったけど、18きっぷの残存枚数や525Aの空席状況など、秤に掛けて結局、そういう選択。
 昼食用に2人分の雑炊を作る。午後一番、13時を少々廻ったところで出かける。外は暖かい。ちらっと蒔田公園の桜が花開いているのが見えたが、大岡川の定点桜はどうなっただろう。今日は吉野町の駅に出るので残念ながら確認できない。
 地下鉄で戸塚に。東海道線の先発は小田原行き。次発も小田原行き。その後の熱海行きは14:08の快速アクティーとなるので30分近く間隔が空く。妙な時間に来てしまった。
 仕方なく小田原行きに乗る。空いていてボックスを一人で占拠。サボっていた恥辱を進めておく。混雑するアクティーに乗るよりは有意義に時間を使うことにはなる。
 小田原に14時半の到着。アクティーまでの15分待ちを使って小田原の駅そばを食べてみる。下りホームには無いので上りホームまで遠征。

 店構えは無意味に立派な小田原の駅そばスタンド。中はテーブル席もある程広いが、時間帯が中途半端だからか、先客は居なかった。

 器も駅そばとしては立派。でも肝心の味が妙に味気ない感じ。物足りなく感じる。これで¥400。東海道線のこの辺りでは大船軒のお世話になるのが一番だと改めて思ったところで下りホームに戻る。
 改めて快速で西に向かう。熱海に15時過ぎの到着。きちんと時刻表を見てくれば30分遅く出ても良かったのにと反省。今度の接続は良く10分ほどで浜松行きの乗り換えとなる。
 駅員さんから「3両で参ります」の案内があったのだけど、実際にやって来たのは6両。自分も3両と思い込んでいたのでおやと思う。3両であれば座れ切れないお客さんがいたからありがたい。

 先頭車は立客大勢。中ほどの車両は空席があるわけではないが、比較的余裕がある。
 桜の花もちらほら見える中を西に向かう。沼津に停まった記憶が全く無く、どうやら寝落ちた様子。気が付くと富士。目は開いたがアタマはまた寝たまま。
 熱海から座っている人。即ち東から西に向かう人が席を立たぬまま静岡に到着する。ここで乗車多数。まだまだ日は高い。明るい中、安倍川を渡りのぞみに抜かれる。
 静岡からのお客さんは島田までの概ね降りてゆく。大井川の長い鉄橋を渡る頃には概ね熱海発車時と同じような乗車に落ち着いた。
 今日は掛川で乗り換え。豊橋行きの電車が1番線で待っているのが見える。荷物の大きなお客さんが地下道を渡ってゆく。浜松より西、名古屋や大阪を目指す人たちだろうが、3両編成の中に散りばめて見ると、意外と閑散として見える。

 午後5時半だが、まだまだ明るい。17:39出発。さらに西へ向かう。
 車内が空いているのでパソコンを取り出し恥辱の続き。18時を廻った浜松でお客さんが増えるまでの間に、今日の分に取り掛かっておく。
 長くなった一日も静岡県が尽きる頃にとっぷりと暮れた。浜松からのお客さんが降りて車内が落ち着くと間もなく豊橋到着。18:45の到着は一昨日豊橋を出発したちょうどその時。新幹線ホームに停まる列車、赤いLEDが目立つ。一目でN700と分かる530Aだ。

 こちらはもうちょっと西へ。熱海から同じ顔つきの電車を乗り継ぎ乗り継いで出先の家に着くと20時ちょっと前。来週からの一週間に備えて、食事の準備をしておく。今日の夕飯を作り、朝食やお弁当用の常備材である切干大根を煮て、最後に明日の夕食用にトマト鍋。たっぷり23時まで掛かるがここまで準備しておくと一週間が楽になる。