世の中そろそろ動き出しの5日。今日から妻は会社で普段より早めの出勤。6時過ぎに起きて7時前に出かけるのを見送る。自分も休みは今日までで、明日の仕事始めに備えて今日は愛知に移動する。
 7時過ぎに起きた。今日は京王線を撮ってから移動。或いは中央線経由で移動。なんて前の日までは思っていたものの、いざ朝を迎えてみると、体が言う事を聞かない、と言うか、何とも面倒、と言うか。真っ直ぐ愛知に向かおうと決める。最も、18きっぷの利用だけど。
 18きっぷでの移動時間はおおよそ6時間。12時に出れば18時には着く。そうなると時刻表も見ない事になる。食材の買出しに行き、正月の余り物で昼食を済ませてから動いたから地下鉄に乗ったのが13時過ぎになってしまった。
 戸塚に出て18きっぷの日付印を入れてもらう。ちょうど熱海行きが出たばかりで次は10分後の特別快速小田原行き。これが平塚で先程の熱海行きに追いつくから、まぁ、問題ないはず。何となく既視感を覚える乗継になる。
 平塚で乗り換えた熱海行きは空いていてボックス席に座れる。国府津に差し掛かる頃、海が見えてくる。

 写真は早川を過ぎた頃。どこまでも青く明るい冬の海。こちらの景色はどこを見ても穏やかだ。
 湯河原を出たところが神奈川と静岡の県境。これからの静岡、長さに思いを馳せるとまもなく熱海到着の案内が流れる。

 次の電車は島田行き。一本落とすと次は浜松行きとなるから静岡を通過するのは夕ラッシュのちょっと手前という事になる。15両から3両の接続だが、そこそこ空いている。18きっぷのシーズンだからもう少し混んでいるようにも思ったが、大阪まで脚を伸ばすには少々遅い時刻だからかも知れない。余裕で座れた。
 沼津を過ぎると富士山がチラチラ見えてくる。その富士山を撮ろうと席を立った瞬間、
「ガツン」
 と大きな音が床下から聞こえた。置き石を踏んだようなイメージ。列車は速度を落として、そして停まってしまう。 

 この写真。列車が停まっている時に撮ってます。
「ただいま、異音を感じたため、安全の確認をしております。」
 という案内。運転士と車掌。そして運転指令のやり取り。そして

 点検のため、運転士が席を離れる。しばらくこんな調子で停車が続く。
 運転士が戻ってきて、ブレーキに損傷は無い様子と後ろとやり取り。そして緩め締めのテストを二度三度。どうやら運転再開。ようやく動き出す。15分遅れと案内が入る。
 島田行きのこの列車。本来であれば興津で降りて10分後の浜松行きに乗り換えるつもりであったが、15分遅れでは、興津からの浜松行き。どうなっているか定かでない。
 「今日に限り用宗で運転打ち切り」と案内が入る。浜松行きとの接続には触れられないまま、興津到着。浜松行きの姿は見えず、どうやら所定時刻で出て行った様子。自分は降りるのを見合わせたが何人か荷物の大きな人が降りてゆく。
 15分延のまま、静岡まで。

 列車は用宗止まりに変更。隣に浜松ゆきが満員で停まっている。この列車、乗るはずだった興津始発の浜松行き。既に発車時刻。ベルが鳴り始めたから浜松行きを出すのかと思ったら、発車は用宗ゆき。浜松行きはもう一本、静岡どまりの電車と接続を取り発車となる。
 島田までは混雑。大井川を渡る頃に混雑が落ち着く。掛川を過ぎるとまたお客さんが増えてくる。日も暮れて時刻は17時過ぎ。夕方のラッシュが始まる頃である。
 浜松に4分延で到着。ここの接続は確保される。折り返し静岡方面へ向かう列車を待つ人の行列が長い。西から東へ向かう18きっぷの利用者が多いに違いない。

 豊橋行き。先頭だけ妙に混雑。後ろに行くに従い空いている。先程乗ってきた列車も静岡で見かけたときは前の方だけ妙に混んでいた。18きっぷの利用者だろうが、何故か一箇所に固まる傾向があるような気がする。
 ここまで来ると先が見えてくる。さらに電車を乗り継いで出先の家に到着すると19時半。戸塚からおおよそ6時間。まだスーパーが開いている時間である。結局、買い物には行かなかったけど。
 冷凍庫の野菜と肉で適当にカレー鍋を作って食べる。明日の分も出来たので気が楽。とはいえ疲れた。今日は早く寝ておこう。