日曜日の朝、8時過ぎに起床する。普段ならズルズルダラダラとなって、最後は面倒になり出掛けない、というルートを辿るのだろうが、今日は妻が出掛ける用事があって、それに合せて動く事になる。
 最近としては奇跡的な、9時半前の行動開始。地下鉄で横浜に出て湘南新宿。10時半には渋谷に着いた。ここで妻と別れて井の頭線の改札に入ったのだが、その後、
「業務連絡、1809列車、柴崎で人身事故。京王線全線運転見合わせ」
 なんて案内が入った後で、
京王線は柴崎‐国領間人身事故発生のため、全線で運転を見合わせております。お急ぎのところ、皆様にはご迷惑をお掛けいたしまして申し訳ございません」
 発生は10:32、起きたての事故である。
 ひとまず明大前で降りてみた。運転再開まで30分ほどを要する見込みと案内には出ていて、それが本当なら20分ほどで再開となるが、

 今の所、振替乗車証を貰う列が延びている。下りホームには準特の北野行きが停まっていて、これはまもなく、「桜上水まで進みます」の案内があって出てゆく。次にやって来た急行橋本ゆき。こちらは明大前で抑止。
 11時を過ぎ、現場検証を実施中という案内の後、しばらくしてから運転再開の情報。結局、40分ほど遅れて運転再開となる。急行の後にきた各駅停車で桜上水まで移動して、暫く様子を眺める。

 信号機が明後日の方向を向いている。ATSを使い始めてからもう2ヶ月。相模原線切り替えの時と違って、後戻りしないという強い意思を現しているようだ。


 下り各停が急行準特2本待避になったり、上り各停が待避のないまま出て行った後を急行が舐めていったり、乱れるダイヤを暫く眺めてから府中に進む。撮影は不完全燃焼。たまに撮りに来たそのタイミングで人身事故が起きなくても、と正直思う。