9時過ぎの起床となる。試しに熱を測ってみると36度ほど。昨晩は37度だったが、これで平熱。そろそろそろりと平常運転でもいい頃だとは思う。朝食は普通のものを食べてみる。念のため薬だけは飲んでおこう。
 今日は夕方、約束があるのだけど、それまでは予定は無い。昨日の今日なので大人しくしておくのが一番なのだが、

 JAL:日本初のジェットDC8「富士号」室内やコックピットを公開 羽田「空の日」イベント 2011年10月21日 毎日新聞

 こんな記事を見たら出かけたくなった。夕方は浅草。羽田はその途中。ちょうど良い。
 午前中は様子見を兼ねてゆっくりする。実家に電話。明日から入院の母と話す。出来れば顔を出したい所だけど、風邪をうつすと手術に差し支えるそうだから見合わせておいた方が良いらしい。その代わり来週は顔を出す約束をした。
 午後から行動開始。一度横浜に出てから京急天空橋に向かう。会場の旧整備場へは天空橋から歩くのが現実的。一番いいのは20分毎のエア急が捕まることだが、ホームに上がるとエア急直後の快特が出た後。次の快特を待って蒲田で乗り換える気分でも無く、やって来た適当な普通車に乗ってしまう。

 53運用、1465編成。新町行きとあるが、何にも考えずに乗ってしまう。勿論、新町で接続があって乗り換えたのが

 改めて53運用、1601編成。子安で待避を喰らい、その次は川崎。想像以上に待避が多くて、先日乗った朝と違って、蒲田の接続は横浜からのエア急となる。


 13D運用、1433編成+1441編成のペア。結局面倒な事をしているような気がする。
 天空橋で下車。こんな機会でもないと降りないような殺風景な場所をフェンス沿いに歩く。普段は無いに等しい人通りがあるから概ねルートは判別つくが、それでも親切に

 道案内が出ている。航空会社のビルが並ぶ中、今日の目的地に到着。セキュリティの関係で、記帳をしてからカードを渡される。

 通し番号なのかどうかは分からないけど、14時の段階で1,000人弱。意外と少ない気がする。人が押し寄せも困るけど。
 受付の先、今日は格納庫である。ここ、終戦後に羽田が米軍に差し押さえられた直後に建設されたとされる格納庫なのだそうだ。その中いるのは

 YS-11、量産一号機であるJA8610とJALDC-8、JA8001、富士号のカットモデル。昨年、国際線ターミナルで行われたイベントでも登場していたけど、今年違うのは、この富士号の中を見学できると言う事。

 この格納庫や羽田の歴史を解説したパネルを眺めてから、富士号見学の行列に並ぶ事にする。パネルによると米軍から返還後はJDA日本国内航空)に貸与されたそうで、と言う事はJALの格納庫というよりJASの格納庫として使われてきたという事になる。その痕跡が

 行列の足元に残っていた。良く見るとこの翼端と書かれたまさにその延長線上に、JA8610の翼端が見えている。

 改めて今日の主役の二機を。どちらも同じような時代を飛んできて、いまや現役としては乗れないであろう飛行機。「であろう」と言う所がまだ微妙でもしかるするとどこかで、と思わせぶりな所もまた共通。
 行列に並んでいると、「数に限りがありますが」とボランティアの人がこんなものを渡してくれる。

 航空図を再利用したブックカバーだそうだ。なかなか洒落ている。いいものをもらえた。

30分弱ですぐそばまで来た。タラップでは日航の半被を着て記念撮影、なんてイベントもやっていたりする。ずいぶんとサービスがいい。
 順番が来て機内に入る。昨年は外側を眺めるだけでちらっと垣間見えた内部を見て満足したのだが、まさかこの空間に足を踏み入れる機会があるとは思わなかった。
 まずは、操縦席が順番待ちなのでこちらでお座りになってお待ち下さい、と

 ファーストクラスの座席に思いがけず座れる事になる。柔らかいクッション。現代には無い座り心地だ。西陣織という布地は実に滑らか。古い椅子だが、しっかりした椅子だ。

 隣がファーストクラスラウンジである。こちらには座ることは出来ない。見てるだけ。華やかな雰囲気だが、椅子は思ったよりも小ぶりである。体の小さな日本人向け、立ったのだろうかと思う。
 操縦席を見せてもらう。操縦席のほかに航空機関士の座席がある室内は機器だらけで実に手狭。ここに篭りきりの長時間フライトは大変だろうと思う。
 時間切れで機内をお暇する。じっくり見たいが順番待ちが長いので仕方が無い。
展示を一巡すると15時半過ぎ。国内線ターミナルでもいろいろなイベントをやっているけど、概ね16時までの開催。今から向かっても間に合わないので諦める。

 穴守稲荷まで歩いて戻る。羽田は何度も行き来しているが、穴守稲荷を見たのは初めて。
 コーヒーで時間を潰すと、夕方の約束の時間。穴守稲荷の駅から北行きのエア急に乗れたから浅草までは一本となる。やってきたのは

 23N、9001編成。元公団車。浅草までは40分ほど。意外と掛かる。品川で地下にもぐって、浅草で下車した後に地上に出てみたら、既に日が暮れている。
 待ち合わせの時間には少々余裕があって、中途半端であったから、

 こんな所までぷらぷら。外国人の姿が目立つ国際的観光地だが、一頃溢れていた中国人観光客の姿が目立たないような気がする。同じような季節の同じ時間に来た事は無いから、単純に比較は出来ないけれど、震災前の勢いはやっぱり削がれているのだろうなぁと実感。
 さて、時間が来て集合。病み上がりに難だけど、飲み会。相手が久しぶりだったのでちょっと無理をしてでも出てきたかった次第。

 これがお通しだそうで。

 これもお通し。お通しばかりでお腹が膨れそうな勢い。
 酒は控えめにした。3日飲んでいないからそろりそろりと言う感じ。時間が長かったから控えめでもそれなりの量になった、ような気がする。
 21時過ぎにお開き。来る時も楽だったが、帰りも楽で、

 直通電車に乗れた。65T運用、5305編成。都営車の直通に乗る。以前、浅草で飲んで乗った三崎口ゆきで目覚めたら久里浜だった、なんて事があったが、今日はきちんと寝ないで乗りとおす。乗り換えは新町で。  

 15運用、1307編成に。