6時前、無理無理矢理矢理起き出した。外は曇り空。今日は晴れていて欲しかった気もするけど、まぁ良い事にする。
 荷物の準備は出来ていたから6時半前に家を出て近所のバス停へ。しばらくすると、
 
 空港へ向かうバスがやってくる。
 今日はセントレアに行く。写真を撮りに行くのが目的で、飛行機に乗るわけで無い。写真を撮るためだけにリムジンバスを使うとは贅沢ではあるが、比べてみると大した価格差はないし、この時間に名古屋に向かう名鉄は朝ラッシュの真っ只中。価格差の190円で安楽が買えるなら、まぁ良い事にする。
 大した渋滞は無かったが少々遅れて、それでも7時半過ぎには空港に着く。国内線はもう出発ラッシュの時間。国際線の出発ラッシュにはもう少々間がある。本当は8時から9時の間に着くバスがあればいいのだろうが、朝の渋滞、真っ只中の時間だから、高速はとにかく、下道の状況が大変なのだろう。朝ラッシュを避けて運転されていた東京口、上野口へ到着する夜行列車のダイヤを思い出したが、一回り下の世代には分かりづらい例えだろうなぁと思う。
 
 展望デッキに出るとスポットに各国の飛行機が彩りを添えている。国際空港と言うには貧弱なのかも知れないが、それでも地方空港の光景ではない。
国内線側は青いのと赤いのと、その殆どがB737。-400、-500、-800。数は多いがみんな小さい。これが世界一般の標準なのかなぁとは思う。
 やってきた飛行機、撮った写真をいちいち紹介していると大変な事になるから、掻い摘んで紹介する。
 
 エアホンコンの貨物機が着陸。
 
 デルタ航空B757が離陸してゆく。
 
 JALのロゴを消されたA300-600。着陸態勢でやってきて思いっきりゴーアラウンド。急上昇してゆく。
 
 鶴丸になったB767-300ER。スポットに見えた時はJA613Jかと思ったけど、レジ番を見ると614J。新しく鶴丸に変更された様子。
 
緑色に塗られたANAのQ400はJA856A。公式サイトらしいものによるとエコボンと言うのだそうだ。この機体に限らずANAのQ400は結構行き来する。
 
 フランクフルトに向けて飛び立つルフトハンザのA340-300。燃料を満載にした機体は滑走路を長く使い、重々しく飛び立ってゆく。
 
 フィンエアのA330ヘルシンキへ。距離が若干短いからか、ルフトハンザに比べると多少身軽な感じで飛び上がる。
 
 貨物エリアにいたアントノフ124。動くか動かないか分からなかったけど、11時になって動き出すのが見えた。ひときわ重々しく飛び立ってゆく。
 飛来しているのは知らなかったので思わぬ眼福だったけどセントレアの公式に飛来情報が出ている事に後で気付いた。
 そんな訳で11時半過ぎまで。最後はメディアの容量がギリギリになる。少々疲れたので帰宅する事にした。バスの方が楽なのは容易に想像できるが、電車に乗る。
 
 先発の特急が明らかに名古屋方面へは早く着くが、混んでいそうだったから後発の準急にする。案の定、空いていて余裕で座れる。むしろ他に客がいないと言う方が正しい。
 時間が来て出発。常滑からお客さんが乗ってきて途中で席が埋まる。どこかの駅で後から来る全車指定の特急に抜かれたと思うのだが記憶があいまい。寝てしまったようだ。
 駅の気配で目覚めると神宮前。反射的に降りる。名古屋でお昼ごはん、と思わなくは無かったけど、寝惚けたアタマはそこまで廻らなかった。結局そのまま電車を乗り継いで帰ってくる。最寄り駅で13時半前。ここまで1時間半かかった事になる。空港に行く時は絶対にバスだなぁと固く心に誓う。
 いい加減空腹で、しかも何故か味噌煮込みうどんがアタマに焼き付いている。どこか食べられる所あったっけ?と考えてチェーン店に寄る。ランチメニューに味噌煮込みがあったから頂いた。
 
 器は立派だけど、肝心の味噌がイマイチ。納得行かない¥980。次はちゃんとした所で食べようと思いつつも、頭に焼きついた味噌煮込みは剥がれたから、まぁ良しとしよう。
 そのまま帰宅。意外と涼しい。軽く掃除をした後は何となくぼんやり。気が付いたら夕方になっていたりする。明日からは、また仕事だ。