停電だって、さ

 昨日からの冷たい雨は上がる。水曜日の朝。雨はやんだから電車は定時だろうといつもの時間、若干の不安を携えて家を出た。何時もの電車

 99運用は1549編成である。追い抜く特急が少々遅れたようだ。こちらも遅れて発車する。上大岡から先、徐行する頻度が増えて1分ほど遅延。1分なら遅延とは言わないだろうが、こちらは3分後にバスが出るから少々慌てる事になる。何時か痛い目に合うなあとは思うが、今日も間に合ったから喉元過ぎれば、の世界だ。
 会社に着き、現場で朝礼。事務所に戻ろうとすると事務所のある建屋。自動ドアが開かない。正面入り口に廻ってみてもダメ。仕方ないので裏に回る。建物の中にはいると

 非常灯がほんのり点るだけ。明らかに停電である。さっきいた現場は普通に動いていたからこの建物だけか、と思う。
 自席に戻ると「何しにきた」と言われる。つい先ほど突然電気が全て消え、描いていた図面も吹っ飛んだそうだ。やれやれの世界。自分はスタート地点にも立てない。
 ぼっとしていても仕方ないので自席の片付けやら溜まった書類の整理をしてみる。みんな何だかんだと今出来る事をしていて日本人って勤勉だなあと思わざるを得ない。どうやらこの建物だけでなく、工場全体、この地域一帯が停電しているようで、長期戦かも知れない。
 現場でするべき事があるので向かう。現場は灯りが灯っている。あれ?と思って聞いてみると今しがた復旧したと。何だ、早かったな。
 そんな調子だったから昼が来るのが妙に早かった。仕事が予定通りに進まないから定時の日だけど普段より遅い22時過ぎの帰宅。文庫にバスで出ると

 81H運用は1009編成。上大岡からは

 1運用1637編成で。帰宅すると23時を過ぎる。昨日と1時間以上違う。今日があと1〜2時間というところの1時間だから大きい違いだ。仕事は確かに進むし、一週間積み重なれば間違いなく大きいのだけど、毎日は残りたくないのが正直なところ。