多摩動のおまつり

 真っ暗なうちに目覚ましが鳴り出す。起きあがるとまだ酒が残っている。酔っている感覚があって事態を把握するまで時間が掛かる。今日は出かけるのだったと気付いてからさて、どう動こうかと悩む。
 本日開催の6000系イベントの物販は抑えたいし、同じく6000系の記念切符も手にしたい。途中どこかの駅で記念切符を買ってから多摩動物公園に乗り込むぐらいがちょうど良いのだが。
 結局、南武線経由で京王線に乗り込むことにする。分倍河原高幡不動で切符を買えばよいだろうと考えた。そして酔った体を駅まで運ぶ。

 京急線、15運用は811編成。東横線に乗り換えた頃に外が明るくなる。さらに南武線の冷えきった電車に30分少々揺られると分倍河原。ちょうど急行がやってきたので乗ってしまう。そろそろ7時。記念切符は高幡不動で買おうかと思う。
 7時ちょっと過ぎに到着。改札の外に行列が見えて並ぼうとしたら「7時前に並んでいる人の分で完売」との事。そんなに人気かぁ。聖蹟桜ヶ丘ならまだ残っているというので再び電車に。これなら分倍河原で並んだほうが早かったかなぁ。
 百草園でも心は動くがとにかく聖蹟桜ヶ丘まで。確かに残部があって記念乗車券。無事、手に入る。ついつい二部買ってしまったが、うち一部は瞬殺を喰らって買えなかった友人に、後ほど譲る事になる。
 何度初乗り運賃を払う事になるのやらと思いつつ、本日二度目の高幡不動。次の多摩動物公園ゆきには若干の時間がある。

 今年何度目かの高幡そばで朝食を兼ねて暖を取っておく。同じ事を考える同業者が数人。この調子だと多摩動物公園、結構混んでいるのかも知れない。
 今日の主役、6722Fは朝から身支度中なのか今朝の動物園線は7802Fが運用に。一駅揺られて多摩動物公園まで来ると、そこには既に大行列が出来ていた。

 一番後ろに並び、そして電車の来る度に延びる行列を眺めながら10時のイベント開始を待つことになる。9時を過ぎると駅前の広場は半分以上が埋め尽くされる状況になる。
 ようやくイベントが始まる。少しずつ進む行列に並ぶだけだから先ほどとあまり変わらないが、それでも10時半を少々過ぎて

 何とか物販の順番が廻る。並んでからおよそ3時間少々。長かった。
 復刻のプレートには手を出さずにポスターを三種。それと別に書店のブースで写真集を買っておく。写真集、日常を淡々と綴っている所に好感を覚える。素敵な一冊である。