HAC2784 JA02HC SAAB340B KSJ→HKD

 今度もHACで北海道を飛ぶ。道東の釧路から道南の函館へ、広い北海道を股に掛けるコース。待合室にはぱっと見た感じに25〜30人ぐらいのお客さん。陸路で行くには遠過ぎる2都市間がゆえにお客さんもそれなりにいるようだ。

 到着が遅れたから出発も少々遅れる。5分遅れの13:10。ショートカットのおかげで20分の猶予が出来た。何れにせよ最果ての釧路の地は20分の滞在。何か、足跡を残した証拠が欲しくて、売店で空弁を買っておく。お腹は減っていないが夕食ぐらいで食べる事にして鞄に仕舞う。

 13:05、搭乗開始。先ほどの機体。先ほどの乗務員に迎えられる。今度の座席は8C。翼の後ろ側。目的地の函館と言い、指定された座席と言い、振り出しに戻るといった雰囲気を感じる。13:11、Doorclose。函館までの飛行時間は1時間10分だそうだ。いままでで一番長いフライトだ。13:15、Taixing。誘導路を行くとすぐに滑走路端。13:17、Takeoff RWy XX。滑走路の途中でふわりと浮かび上がる。先ほど降りてきたときは思いっ切り揺れたが今度は大丈夫。海岸線が見えてくると右へと旋回し、そのまま西へ機首を向ける。軽い薄雲に外が霞み、そして青空が広がると13:23、ベルト着用サイン消灯。この旅七度目の飛行状況の案内。高度3,700mを対地速度400km/hで順調に飛行中とのこと。函館到着は14:30予定。函館の天候は晴れで気温は2℃だそうだ。

 窓の外には先ほどのなぞり返し。十勝平野が見えてきている。ちょっと何時まで経っても帯広の街が見えてこないから、先ほどと全く同じルートか。あるいはちょっと北側か。脚の遅いプロペラ機が故かもしれないが、何時まで経っても尽きない平野は北海道らしい光景。夏に同じ景色を眺めるのもまた一興だろう。
 13:37。広かった十勝平野が尽きてきて山地へと掛かることから地上は雲に覆われる。朝の札幌は雪だったし、雪のエリアが広がっているのかもしれない。ひとまず窓の外から興味を機内に向ける。お手洗いの洗面所が面白い事になっていると聞いたもので席を立ってみた。普段は短いフライトでしかサーブに乗った事ないもので、サーブの洗面所には行った事がない。

 冬期間は、手洗水がご使用になれません。
 恐れ入りますが、紙おしぼりをご利用下さい。
 凍り付いちゃうんでしょうね。冬の北海道ならではの光景。

 雲の合間から見えたり隠れてたりする夕張山地を西へと向かうフライト。来るときと違って順光なので見た目に美しく眺めも素晴らしく。ついつい写真の枚数が進む。外にばかり気を取られる間に記念はがきの巡回があった様子。
 13:50。再び平野となり、どこかの街が見えた。釧路からまっすぐ函館を目指すなら途中で洋上飛行になるだろうが、これは一度札幌を通るのかなと思う。航空路の関係なのだろうけど遠回りだなというのが正直な感想。再び現れた雪原はどこまでも続き、そして雲に隠される。目隠しされたその空の上で、13:57、大きく左へと旋回。

翼が青空に突き刺さる程で明らかな進路変更。雲の下が札幌でここから昨日以来のお馴染みルートに乗ると想像すれば何となく納得出来そうだ。

 雲が切れてくる。どこかの山の中。ふと見えた温泉街。定山渓かなぁと思う。思った後で根拠が無いなぁと思い直したけど、谷間に見える建物の連なり、どうみても旅館群だし、近くにはダム湖もある。豊平峡と考えれば納得できる。推定定山渓ということにして後の風景を楽しむ。14:02、あと20分で函館到着の案内。10分でベルト着用サインが点灯するそうだ。

 雲は散らす程度になって昨日はてっぺんだけ出していた羊蹄山が今日はしっかり見えている。

洞爺湖もばっちり見える。最後の最後にベストフライトがやって来た。

 室蘭半島も本当にきれいに見える。その室蘭が去って行く14:10、ベルト着用サインが点灯する。あと10分で着陸とのこと。遠くには渡島半島、そして駒ヶ岳が早々と見えていて確かに10分で函館だなあと納得させられる景色になっている。
 14:14、亀田半島の海岸線に差し掛かるあたりから揺れが始まった。大揺れと言って良い。落ちる、弾む、廻る、振れる。みんなやってきた。亀田半島の山地を越えるあたり、気流が悪いのかもしれない。いつもここでは良く揺れる。前方に函館湾が見えている。その手前の平野部まで抜ければ落ち着くだろう。眼下に平地が広がり始める。それとともに落ち着いてきた。
 飛行機。函館市街を抜けると津軽海峡へと足を踏み入れて左旋回下北半島が見えている。もう一度左へ旋回してから空港へ。14:22、Landing、RWy 30。14:24 Spot in SP 6。

 昨日今日で合計7度乗ったJA02HC。彼は釧路へと戻るが自分たちはここまで。乗務員さんにお疲れさまでしたと送られて到着ターミナルへ向かう。