HAC 2776 JA02HC SAAB340B AKJ→HKD


 隣のスポットに復興航空なんて機材がいて、到着ロビーに台湾人観光客が溢れている。出発の観光客も手続きの列をなしている。春節は過ぎている筈だけど北海道観光は好調らしい。

 出発ターミナルのお土産屋には韓国語と中国語で歓迎の文字。
 今日の行程はまだまだ続く。次は函館行き。つまり先ほどの飛行機の折り返しに乗る。まもなく出発時刻となるので保安検査場を通ってエリア内に入る。程なく搭乗開始。

 吹雪の中、スポットを歩いて飛行機へと向かう。
 14:33、Doorclose。隣のスポットでもANKB737-700から搭乗橋が離れてゆくところ。出発が交錯するようだ。こちらはエンジンが始動してエマージェンシーデモが手際よく行われると14:37、Taixing。隣はPushbuckすら始まっていない。プロペラ機の身軽さを改めて知る。吹雪を突いて滑走路へと向かうと14:40、Takeoff RWy34。翼を左右に振りながら急上昇。雲につっこんで軽く揺れる事しばし。機内が明るくなって青空が広がる。余りに世界が違うので天上界にやってきた、などと言いたくなる。14:44、ベルト着用サイン消灯。お馴染みとなった飛行状況の案内が入る。高度3,950m、対地速度410km/hで飛行中。このあと札幌上空を15:03ごろ通過し、函館到着は15:30を予定しているとのこと。函館の天候は曇りで気温は6℃だそうだ。
 今度は雲の上の飛行となる。先ほどから時々地上が見える以外は雲の上の飛行。雪景色の北海道を上空から見ることを楽しみにしていただけに少し残念。この先、少しでも見えたらいいなと思い、そんな願いを込めて

 写真に変化をつけるべく、主翼のレジ番を載せてみる。

 いつの間にか大都会が見えていた。札幌の街だろう。時刻はちょうど15:00。最初に案内された時間より少々早い。今日はここまで早め早めで来ている。
 この先、山あり湖あり。道南の名所を一跨ぎに飛ぶ見所なのだけど、来る時と同様に雲に隠される。

 それでも羊蹄山の頭が雲の上に飛び出ているのが一瞬見えた。
 15:08。あと5分ほどでベルト着用サインが点灯すると告げられる。まだ後志の山の中にでもいる気分だけど

 15:12、室蘭が見えると海を跨げばそこは目的地の函館。15:16、雲の上でベルト着用サインが点灯すれば残り時間は後10分となる。高度を落とし始めるとどうしても揺れが始まる。一瞬、落下するような感触。機内の何カ所かできゃっと声が上がると間髪入れず「揺れても飛行の安全には差し支えございません」とフォロが入る。地上が薄ぼんやりと見え始める。先の方に函館。真下は亀田半島だろうか。すっと持ち上げられるような感触。今度は悲鳴は上がらないが、だいぶ苦労して降りて行こうとするのが分かる。
 函館山が分かるようになる。地上もだいぶ近づいてきて15:25、Landing、RWy30。15:27、Spot in SP 6。降機の際、行ってらっしゃいませと声を掛けられたのは、気のせいではなかったらしい。

 今度の函館は夕日が射している。気温は高いそうだけど、強く風が吹いているから旭川同様に寒い。だから急いでターミナルへと駆け込むことになる。