一年の計が元旦にあるならば

 あけましておめでとうございます。本年も京王線地獄ならびに京王線恥辱をよろしくお願い致します。
 ところで、何時もなら迎光が出てこなくてはならないのですが、今年は体調不良で諦めました。新年早々、幸先の悪い事ですが、読者の皆様方には非常に申し訳なく、お詫びする次第です。
 これでは余りに情けないので、明け行く富士山なんて物を載せてみます。

 6:23ごろ

 6:43ごろ

 7:02ごろ

 7:33ごろ

 9:20ごろ
 さて、今日はこれから空港へ。一旦家に帰って荷物の準備をしてから羽田です。
 正月早々慌しいですが、挨拶を済ませてお屠蘇を頂くと出発です。バスに乗り、電車に乗って洋光台へ。
 大船で慌しく乗り換えた根岸線。編成チェックする暇の無かったですが、床のベコベコぶりにあっと思って車番をみると「クハ209-20」と

 今日の209系は、あぁやっぱりの19編成。
 自宅で荷造り、そして空港へ。

 今度の209系は22編成で、横浜経由、羽田に着くと14時前。さて、搭乗便、どうかなと思うと

 やっぱり条件がついている。

JL1265 JA8659 A300-600R HND→AXT

 今年の1月1日。バーゲンがある訳でないけど、飛行機に乗る。ただ単に秋田へ行く用事があって、秋田は元々JALよりANAの方が強い土地だから、午後の中途半端な時間のJAL便なら安くて、なら、いいかって事で。飛行機がもう少し高ければ正月パスで行く事を考えただろうけど。

 羽田-伊丹にファーストクラスなんて設定が出来てから初めての羽田。飛行機乗るために羽田の第一ターミナルへ来たの2ヶ月ぶりだ。
 手続きの際に

 こんなんを貰う。何のことは無い、根付だけど、ヲタ心をくすぐってくれて、ちょっと嬉しい。
 乗るのが久し振りなのでラウンジも久し振り。久し振り、な間にリニューアル工事が終わっていて

 こんな区画が出来ている。ファーストクラスの雰囲気を意識したのかなんて思いながら、ここで暫く今年最初の恥辱を綴ってみた。
途中、秋田行きの条件付運航を告げる案内が流れる。こんなメールもやって来た。

 件名:【条件付き運航のお知らせ】JAL国内線1月1日JAL1265便
 ご搭乗予定の1月1日(火) JAL1265便は条件付きでの運航となりました。
<ご予約内容>
 1月1日(火) JAL1265便
 東京羽田 → 秋田
 定刻 15:25 - 16:35
 出発予定 15:25
 搭乗口 21  
【条件付き運航】
 秋田空港 雪のため引き返すことがあります。
 
 いずれにせよ飛行機は飛ぶ。15時過ぎ、恥辱を切り上げて搭乗口へ。21番は羽田の隅っこだ。隅っこ過ぎて乗り込むときにレジ番がチェックできない。降りるときにチェックするか、万全を期すなら機内で聞くか。
 飛行機はそこそこ乗っているようだ。クラスJは満席。普通席にもお客さんが結構流れてゆく。定刻を少々過ぎて、15:27、Doorclose。秋田までの飛行時間、50分と告げられた。上昇中、下降中、揺れが予想されるとの事でこれはまぁ言われるだろうと思ってた。窓の外、何時の間にか雲が出ていて、関東圏のうちは景色が綺麗だろうと期待していたのだけど、少々がっかりする。
 さて、動くかと身構えてみるが、飛行機、なかなか動き出さない。管制に止められたか、天候調査の最終チェックでも入っているのか。出発を待つ間に先任乗務員さんから挨拶が入った。隣の通路側の人がこちらをはぁ?って感じで振り向くのが、ちょっと、ね。次いで隣の人にも挨拶をしていたけど。15:37、ようやくPushbuck。15:42、Taixing。着陸機がチラッと見え、今日はやっぱり一番遠くのRWy34Rまで行く事が分かる。やれやれ。
 Taixingは順調で滑走路端にやってくると前には2〜3機、いる程度。すぐに順番が廻ってくる。15:51、Takeoff、RWy34R。窓の外が意外と早く霞んでゆく。少々揺れ。雲の外に出ると青空が広がった。
 揺れが収まる。次第に雲が切れてきて、霞ヶ浦か何かが見えている。次第に筑波山が見え出す頃、ベルト着用サインが消灯。時刻は15:59。

 飛行時間も短いので先に洗面所にたってしまい、そのついでにレジを聞いておいた。JA8659だそうな。席に戻る。どうやら東北に差し掛かりつつあるのか

 窓の外はうっすら雲が広がりだす。そしてドリンクが廻ってきた。

 塩分が欲しくなったのでスープを。
 緩々とスープを頂いていると、「良かったらどうぞ」とカードを差し出された。先ほど、レジを聞いた乗務員さんから。

 どうやらヲタ認定、らしい。まぁ、こんなカード貰うのは良い記念になるし、素直に喜びたいですけどね。
 厚い雲の上を飛行する。16:15、あと10分でベルト着用サインが点灯する旨が案内された。地上は雲に隠されていても着実に秋田は近づいている。次第に夕方が迫ってくる。東北の冬、夜の訪れはまだまだ早いのだ。一瞬厚い雲が途切れる。

 それも一瞬だけ、再び雲に隠される。何時の間にか高度を落とし始めたのは、厚い雲が何時に無く近くに見える。
 ほぼ同時にベルト着用サイン、点灯。時刻は16:23。離陸してからはさほど経っていないけど、この先暫く揺れるのかもしれない。電子機器使用禁止のお触れは出なかったし。
 近くに見えた雲がだんだんと迫ってきて、窓の外、真っ白になる。とたんに揺れだす。案外と大きな揺れだ。一瞬、下に持ってゆかれるような揺れも感じる。ジェット機なのに「降下に伴い揺れております。なお揺れましても飛行の安全には差し支えございません」とフォロの放送が入った。その後も揺れる、一瞬、下に持ってゆかれるような揺れも感じる。
雲の下に出るとどこまでも続く雪原が広がっていた。まもなく着陸かな。16:38、Geardown。線路が見えて、恐らく奥羽本線。ちょっと小高い丘が連なりだしているから大張野とかその辺りなのだろう。右側の機窓に見えているのは太平山、そして秋田市街地もちらっと。まもなく山地が迫ってきて空港が近づいたと知る。どうやら降りる事が出来そうだと安堵した瞬間、空港に差し掛かる。16:42、Landing、RWy10。16:48、Spot in SP3

 降りて始めて気が付いた。まもなく夕暮れの時間である事に。

秋田市

 すっかり薄暗くなった秋田空港は出迎えの人々でごった返している。バスで市内へ出るけど、このバスも混んでいる。帰省客が多い証拠だ。
 出発を待っていると
「お釣とり忘れた人、いねすか」
 と係員が車内を廻り出す。おつりの札が無事持ち主の元に戻った所で、バスは市内へ向かう。雪道を踏みしめ、本当にゆっくりと。道自体は空いていて順調に秋田市内へと入ってゆく。殆どのお客さんは駅前まで。

 広小路を走るバスの中から。こんな寂しい街だったかなぁと改めて。衰退した後も何度か見ているんだけどね、今の姿は何度見ても馴染めない。
 一旦ホテルにチェックイン。改めて食事に出る。

 イルミネーション、何処でも盛んですけどね。どこか寂しげ。
 川反まで脚を伸ばしてみたけど、正月1日からやっている店はほとんど無く、閑散としたもの。その中で1軒、郷土料理の店と名乗る所があったから入ってみた。店の中も殆どお客さんが居らず、よくやっていたものだと別の意味で感心。

 まずはビールを。そしてメニューを見て、食べたくなったものを幾つか。

 鱈の白子を刺身で。

 これはギバサという海藻。東京では見かけたこと、ないです。


 これは外せない、いぶりがっこ。写真を撮る前に一口食べてしまいまして、すみません。

 日本酒の飲み比べも。

 鍋を頼んでみました。きりたんぽは家で食べたからしょっつるを。鍋の奥のほうにハタハタとアイナメが。芹の根っ子が入っているところが通好み。
 最後、結局一人になってしまいました。こんなんで大丈夫と思いつつ。滞在1時間ほど。
 さて、ホテルへ戻る。

 仲小路を歩いてみましたが、やっぱり寒々と言うか、寂しげと言うか。

サイトアップ アクセスカウンタ

 サイトアップは本線準特に8701F高尾線開業30周年記念ヘッドマーク
 http://www.geocities.jp/podaka8525/j8keio/j8keio8701h.htm
 アクセスカウンタは290,582
 万歩計は11,800

 ところで。

●写真は撮りに行けず
●飛行機には一応乗って
●一日アルコールが途切れず

 一年の計が元旦にあるならば、今年一年はどうなるのでしょうか?