NH840 JA8385 A320 SHB→HND

 13時になろうかと言う頃、ようやく中標津空港に到着。

 ただ1本の羽田行きの出発前、小さな空港が賑やかになる。手続き、案外とすんなり進んで「中標津空港は搭乗方法が変更になりました」と例の二次元バーコード用紙を渡される。
 珍しくお土産物を買い込む。

 札幌の市内では入手困難な白い恋人中標津には普通に並んでたりする。12個、18個、24個とサイズも色々。
 展望デッキは工事中で入れなかったのだけど、ターミナルの隣、柵ごしにスポットが見える。

 こんなん撮れちゃいました。
 それでは、搭乗待合室へ。
 羽田からの便、少々遅れていたのか搭乗開始は少々ずれ込む。13:33、まず事前改札。次いで優先搭乗。一般の搭乗は後方座席からと言うことで列が動き出す。でも後方からって時、チェックしているんかな。まぁ一応御説には従っていますけど、お待たせいたしましたってなった時に、明らかに残っている人、少な過ぎですからねぇ。
 座席に落ち着くと3-3列の座席、真ん中の席は一様に空いている程度の搭乗。一席挟んで通路側に座った女性が当たり前のように空席に荷物を置くので旅慣れているなぁと感心したけどこの人、ツアーコンダクタだった。なるほど、納得。13:43にはDoorcloseとなる。羽田までの飛行時間は1時間35分との事。「皆様指定のお席に御着席頂いている事を確認してからの出発になります」って一言、初めて聞いた。重量バランスの関係でしょうが、ちょっと不思議。
 行きの千歳行きと同じくテレビモニタの無い機材なのでエマージェンシーデモ。13:47、Pushbuck。13:50、Taixing。誘導路は無いので滑走路をてくてく。一番端っこでぐるりと廻るとエンジンを吹かし出す。溜めを作っているなぁ。すっと力が抜ける。一気に加速。13:54、Takeoff、RWy26。
 窓の外にバスから眺めたのと同じような枯れ草色の牧草地帯が広がる。自然の地形、そのままなのか、牧草地と牧草地の間には潅木。あの部分は川なのだろう。遠くに見える斜里岳、雪を被った流麗な姿を湛える。また写真を撮りたくなるけれど、今日は「5分ほどで電波を発しない電子機器は御利用頂けます」って言ってなかったなぁ。遠くに摩周湖まで見えてきたけど、おあずけ。
 地上はだんだん霞んできて、薄雲も出てきて、絵になりづらそうな雰囲気。羽田空港到着は15:40の見込みの案内の後、ようやく電子機器使用が認められたのは14:04の事。

 皺を刻んだような根釧台地。霞んできたけど辛うじて。
 帰りの便はまとまった時間があるのでPCを取り出し、恥辱を少しでも進めておく。今日の分も手を付けたいし、7日前の分もあるけど、ひとまず昨日の分を。テーブルを出すのもOKだよねとPCを載せて。チラチラ外を見ながらキーボードを叩く。
 14:10、ようやくベルト着用サインが消灯。

 外にはうっすらだけど海岸線。そしてsの先には雲が広がりだして、どうやら行きと同じく雲上フライトになる様子。
 ドリンクのワゴンが廻ってくる。アルコールも揃っているそうだけど、今日はコーヒーを。

 パソコンに気を使ってくれたのか、コップに蓋をつけてくれました。
 飛行機は恐らく太平洋上へ。

 雲しか見えないので、推定ですが。ひとまず書くべきものを書き進める。そうでないとそろそろ滞貨が気になり出す。旅行中に旅行記って我ながらバカだ。一度、PCを持たずにそういう事から解放された旅をしてみたいと思いつつ、でも、ダメなんでしょうね、きっと。
 機長さんの案内で我に帰ったのが14:40。ただ今、岩手県宮古上空との事。高度は11,000m。羽田到着は15:40の見込み、天候は晴で気温は13℃と。もう宮古かと窓外を覗いて見ると

 うっすらと地上が。北上高地でも見えているのかな。やっぱり雪景色。この先、海岸線は分からぬものの、山地はうっすらと見え続けるそんなフライトとなる。

 だんだんと雪が消えてきたのは、恐らく仙台平野、栗原とか登米のではないかなと考えるけど、さて。14:55

 完全に雪がなくなると海岸線。もう浜通りの辺りまで来たのかな。14:59。
 ヒントになりそうな景色が判別出来ないのでかなり適当、いい加減。間違っているかも。
 南へ南へ向かうに従い、地上の霞みは激しくなってゆく。阿武隈の辺り、またうっすら見えていたけど関東平野に近づく頃にはもう靄が掛かっていると言っても間違いないほど。

 辛うじて筑波山らしい山の影がぼんやり乳白色の中に浮かんで。15:16。
 既に降下を開始しているのか、飛行機が少し揺れる。川らしい影が靄の中に1本、もう1本。小貝川と鬼怒川だろうが、靄の中ではどうにも写らない。街並みの影、団地の羅列の影。向こうに鈍く光る東京湾が見えている。

 15:22、ベルト着用サイン点灯。東京湾岸を少し遠くに見る。ついで千葉駅を視認。今日は南側からのアプローチらしい。なおも南下。右へと旋回を始めるとアクアラインが見えてきた。15:31、Geardown。東京湾を行き交う無数の船が次第に大きくなると斜めに空港が飛び込んでくる。15:33、Landing。RWy34L。1タミ側から今日は長々とTaixing。スポットは66番だそうで。15:45、Spot in。

 乗り継ぎ24時間以内の縛りもあって、夕方のちょっと早い時間に羽田到着。さて、どうしようかと思ったら

 こんなんがいる。乗ったこと無いので志してみた。1タミだけ停まると、

 夕陽を眺めながらかっとんで行く。目の前の速度計が指す速度はたいした事無いけど、体感速度は結構なもの。本当に先行列車を追い抜き、渋滞する首都高速を尻目に飛ばしてゆくのは気持ちがよい。
 浜松町まで出てしまったし、切符は山手線内どこでもOKなので、ちょっと思案して、こんな所に行ってみた。