夜、大阪の南側で

 ここまでは一人だったけど今日の夕方は友人と一緒にご飯を食べる約束をしている。待ち合わせは午後7時、玉出の改札と。
 玉出ってどこだっけと一瞬思い浮かんだのが千日前線。でも何かイメージと話が食い合わないなと思っていたら、四ツ橋線の駅だった。慣れない街の地下鉄なんて、いくらヲタでもこの程度の認識しかない。でも地図で見るといろいろ妄想が沸く。阪堺で行こうか、南海の汐見橋から岸里玉出まで乗ろうか。でも結局時間が押して普通に地下鉄で。

 乗り慣れぬ地下鉄を降りて待ち合わせ。慣れない街をちょっと歩いていった先は

 お好み焼き屋さん。大阪ではちょっと名の知れた店なんだそうです。3グループぐらいかな、行列が出来てて、自分達が並んだ後にも数組。やっぱり人気店。20〜30分待ったかもしれませんが、ようやく中に入れました。

 ひとまずビール。普段の主張と違うと言う批判は甘んじて受けます、でもここは大阪だから、許して……
 暫く待って、出てきたのがお好み焼き。

 豚くんが確か¥790。他にエビちゃんイカさんを。柔らかふんわりといった感じのお好み焼き。美味しいです。
 ちょっと物足りなかったので

 ロールと焼きそばを追加。ロールは、卵で具材を包んだような感じ。焼そばは太麺で、少しずつ食べている間に固焼きそばになりました。
 21時過ぎかな、おあいそ。
 帰りはわがままを言って阪堺電車に乗ることにしてもらった。地下鉄の駅を過ぎ、南海のガードをくぐってしばし、案外と細い路上を線路が通っている。あまりに細いので、軌道敷の上をクルマが通っており、そして、電停が見当たらない。
 正確に言うと、堺へ向かう下り線の電停は安全地帯があってポールが立ってて分かるのだけど、恵美須町に向かう上り線の電停、全く見当たらない。そうこうしているうちに電車が行ってしまう。
 地元の人に聞きながら電停を探してたどり着いたのが東玉出。隣の電停じゃん。

 安全地帯の島が取れないので、看板と白い枠だけ。写真には写っていませんが、居酒屋の軒先みたいな所です。 

 軒先が電停。すぐ線路。

 下り電車の傍らをクルマが通り過ぎてゆきます。
 おおよそ15分間隔の電車に乗りこむ。一つ一つ過ぎてゆく停留所で一人乗り、二人降り。人影まばらな街並みを掛けてゆく様子はどこか別の世界に迷いこんだような気がする。
 そんな不思議な気持ちに浸っていると終点、恵美須町

 恵美須町は本当にささやかなターミナル。本当はターミナルの雰囲気も写し込みたかったけど、浮浪者が何人も横たわる状況ではさすがに。わがまま言ってここまで付いてきて貰った友人達を待たせるわけにも行かず。
 地下鉄の駅はすぐそばだけど、もう一軒と言うことで適当にぷらぷら。

 新世界の方へ。歩く先には通天閣

 結局、串焼きの店で。でも先ほど結構食べちゃったのであんまり食べられず。食い倒れには遠いです、はぃ。