JL117 JA8985 B777-200 HND→ITM

 飛行機の出発時刻までは1時間半ほど。この間もやはり恥辱に時間を費やす。ひとまず

 ラウンジへ。いつもビールでは芸が無いので

 アイリッシュコーヒーを作ってみました。レシピなど知らぬので適当にウィスキーをどぼどぼと。でも山崎で作ったからオオサカコーヒーになるのかな。
 先週分のフライト、ようやく千歳を飛び立ったところで時間切れになる。思った以上に捗ったけど、片付け切れないうちに次のフライトがやって来てしまった。
 ラウンジの窓から向こうに見える搭乗機。お客さんが歩いていくのが見える。どうやら搭乗が始まった様子。

 こんな表示が出るようになったんですね。先週乗ったばかりの筈ですが、気付かなかった……

 15分前なのに既に行列は無くなっており、かえって並ばずに乗れたりする。搭乗口でも並んでいなかった。機内に入ってみると概ね座席は埋まっており、がら空きだから空いていると言う訳でもないらしい。今日、指定した席は92A。L2のドアから乗ってすぐのクラスJ。普段の伊丹行きなら富士山の見える右の窓側を取るところだけど、期日がギリギリで思うように席があいていなかったりする。
 ほぼ定刻の12:30。女満別からお乗り継ぎのお客様をお待ちしておりますと案内。女満別で先週乗り損ねたJL1180便か。11月は少々時刻が変わって12:05羽田着。25分ってギリギリ。無茶するなぁと思っていたら修学旅行の団体さんが乗り込んできた。本当、無茶するなぁ。
 最後に添乗員が乗り込むと12:37、Doorclose。伊丹までの所要時間、50分と案内される。12:42、Pushbuck。ラウンジに居る間に何時の間にか空が晴れ上がっている。もう少し回復が早ければとどうしても思ってしまう。12:46、Taixing。 飛行機は南側へと進んでゆく、毎日北からの風が吹き付ける、そんな季節になったと言う事だ。12:53、Takeoff RWy34R。東京湾上空、青空に大きな弧を描き、飛行機は上昇してゆく。
 「この先、電波を発しない電子機器を御利用頂けます」と言う案内が入ったのが12:57。ANAでは時々聞く案内だけど、JALで聞いたのは初めてだ。11月から案内するようになったのか。
 早速、一枚。

 まだ東京湾上空。最もその直度、12:58にはベルト着用サイン、消灯いたしましたけれども。

 横須賀の米軍基地を見下ろして、飛行機は西へと向かう。

 青空の上には、更に高く雲が連なって。
 相模湾の上空に差し掛かる頃、ドリンクサービスが始まる。 

 時間の短い羽田-伊丹便では茶菓子は省略。少々寂しいテーブルの上。
 すっかり天候は良くなっている。遠くに大島が霞み、手前に伊豆半島が広がっている。生憎の逆光であるが故、絵にはなりづらいけど。反対側の富士山は綺麗に見えているのだろうなと思い、トイレに立つ振りをしてR2のドアへ行ってみた。

 頂上に雪を被った富士山の姿は想像以上に美しく。はっきり見えている。週末の嵐が空気のごみを洗い流してくれたのかもしれない。少しづつ富士山が遠ざかりはじめる。眼下には富士の辺りが見て取れる。何時までも見ていたいけどそうも行かず、自席に戻る。

 こちらの眺めも決して悪くは無い。ちょうど静岡の上空に差し掛かっている所。時刻は13:10。遠くには御前崎が姿を見せている。西へ行くに連れて、大井川、天竜川、浜名湖。日本地図そのままに東海道が過ぎてゆく様子を見るのは、楽しい。

 お代わりを勧められたのでもう1杯頂く。時間の短い羽田-伊丹では珍しいけど、昼間の便だけに人手に余裕があったのかも。

 志摩半島を望んだ13:23、あと5分程でベルト着用サインが点灯する旨、案内された。飛行機左手、次第に紀伊半島の山深い景色が見て取れるようになる。雲の合間から峰の連なりが顔を出す様子は神々しくも美しく。その山々の連なりに人家が混じるようになると大阪も近い。13:29、ベルト着用サイン点灯。あと10分で着陸との事。大阪の天候、晴で気温は19℃との事。
 飛行機は奈良盆地へと進み出る。普段と反対側の景色が見えるのでちょっと新鮮。普段なら見える生駒山の代わりに見えているのは葛城山か。大和川の流れも見て取れた。13:35、Geardown。大阪の市街地を間近に望みながらの最終コース。市街地を流れる川に思いがけず多くの水上バスの姿を認める。確かに水の都かもなぁと改めて思っているうちに13:40、Landing、RWy32L。13:43、Spot in、SP18。

 まだ14時前。随分早いけど今日はもうホテルにチェックインする。前回泊まったホテルなのでミナミまで出なくてはならない。ちょっと思案して、リムジンバスに乗ってみた。運賃¥620が梅田行きでも難波行きでも共通である事は知らなかった。

 こちらでも恥辱を綴りながら。辛うじて先週分のフライト、完結に持ち込む。少々気分は良くなるけど、まだ今日の分を纏めなくてはならない……
 少々疲れが溜まっていたし、ゆっくり昼寝でもと転がり込んだホテル。結局は地獄と恥辱に労力を費やす事になる。