JL1161 JA007D B777-200 HND→HKD

 今日はまず函館へ。何度かお世話になった事のある1161便からスタート。

 予約した時はB767だったような気がするけどほんの数日前、予約一覧見たら機材変更を喰らって元ぐるぐるになってた。慌てて座席を変更する。83Aが81Bとなって元スーパーシートを辛うじて抑える。
 一番前だし、乗る込むの、最後でいいやと思って10分少々前に搭乗口へ。行列は無くなっていたけど空席も結構な数。自分より遅い人たちが次々に席を埋めて行き、埋まりきったところで7:36、Doorclose。函館までの飛行時間、55分と案内された。また上昇降下時は揺れるとの事。
 7:38、Pushbuck。7:44、Taixing。通路側から外を見てもイマイチ何処へ向かうのか、さっぱりだったけど湾岸線を跨いでゆくのが見えてRWy34Rである事を知る。そして滑走路のだいぶ手前で渋滞に。左手、水煙を上げる離陸機が見えている。あと4分ほど離陸まで要するそうな。じりじりと前へ進んで左へ、もう一度左へ。ようやく滑走路へ。7:58、Takeoff RWy34R。
 地上から空を見上げた時に考えてたよりは順調な上昇を続ける。離陸してしばらく8:03に多少揺れた後は大人しくなり、思いがけず8:07、ベルト着用サインが消灯する。飛行機は筑波山の北側を飛んでいるらしい。あくまでナビゲーションマップに拠る情報。高度6,700m、対地速度883km/hな人越しに見える外は一面の雲。青空も見えていない。
 音楽を聴き、少々リクライニングを倒す。少しばかり疲れの溜まる体に、このサイズの座席は優しげ。機内誌に目を通しているとドリンクサービスの巡回が始まる。

 ドリンクと洋菓子を頂く。時計を見ると8:22、山形に差し掛かるところだ。今日のフライトも最早中盤戦。
 機長さんからの案内が入る。時刻は8:27。まもなく降下を開始し、それに伴い揺れ始めるとの事。8:31にベルト着用サイン点灯、3〜4分で再消灯と告げられる。ベルトサインを点けたまま函館まで行くかと思ったけど、意外な事だ。函館到着は定刻の8:55、との事。
 予告どおり8:31、ベルト着用サインが点灯する。そして予想通りに揺れ始める。ただし、揺れは案外と長く続く。3〜4分では収まらない。再度機長さんから案内。ベルト着用サインを今一度確認するようにやんわりと。次に「客室乗務員も着席の事」とこれは命令調。函館までこんな調子かなと思ったけど、飛行機、何かから抜けたみたいに急に大人しくなる。同時にベルト着用サイン消灯、8:39。
 飛行機は既に青森を過ぎ、津軽湾に差し掛かっている。人越しに見える外、津軽半島が見えた。十三湊がくっきり。  

 ついつい席を立ってL1のドアのところで写真を撮っちゃいました。
 そんな事もつかの間の事、既に津軽海峡に差し掛かっている飛行機。函館はすぐ目の前。8:44、ベルト着用サインが点灯する。あと7分で着陸とのこと。
 窓の外に渡島半島が現れる。高度を落としてゆき、8:50、Geardown。左手に見える函館の市街地は少々霞んでいる。右手なら函館山だけどこの天気では良く見えないだろうなぁと想像する。
 気が付くと街が間近。空港の敷地が現れる。8:53、Landing、RWy30、8:57、Spot in SP4 

 写真:函館空港に到着したJA007D
 写真:函館空港に到着したJA007D
 今日はこの後、夕方の丘珠行きに乗る事になっている。でも、少し早い目に丘珠に着いてしまいたかったので前便振替を志す。係員、BXで前便振替が可能かどうかから確認し始める。振替は認められたが前便、満席と言うことでキャンセル待ちを入れてもらう。発表は出発15分前で本来なら11:35だけど今日は機材繰りの影響で遅延が決まっており、12:00の結果発表と告げられた。
 ひとまず用事が終わる。まだ3時間近くあるから、どこか時間つぶしに行きたい。まず思いつくのが函館駅前に出て朝市で朝食兼昼食の海鮮丼をなんて事だったりするけど、正直呼び込みの激しい函館朝市は気が向かない。
 結局、湯の川温泉循環バスなんてのを捕まえる。

 湯の川からは路面電車。何時もならだらだら函館駅前まで行くであろう所、今日は五稜郭公園前で降りてみる。時刻は10時前。 
 函館には中学生の時から随分と来ているけど五稜郭は見たことがなかった。まぁ、タワー昇ってもガッカリなんて話は聞いているので行く気にならなかったのだけど、、がっかりでも、まぁ良いかなと思える自分がここに居る。

 っー訳でチケットを購入、840円也(って既に上に上がってますけど)
 で、問題の、五稜郭

 って嘘です。

 デジカメの標準レンズでは入りきりません。魚眼ズーム、持ってくれば良かったと反省……。
 デジカメの標準レンズでは入りきりません。魚眼ズーム、持ってくれば良かったと反省……。
 函館市街地や函館山も眺めてみる。空港も見えるからここから飛行機撮れるかもなぁと考えるけど、でも、位置的に言って逆光か。
 あんまり長居する所でもないのでお暇。折角なので、五稜郭自体もちょっと歩いてみる。

 案外と狭いお堀を渡って星の内側へ。取り立てて何か残っている訳ではありませんが、

 復元工事なんてやってます。
 五稜郭はここまで。食事を摂ってから空港に戻ろうと電停の方へぷらぷら。この辺りの店、また開店前。そりゃまぁ、10時半にもなってないから仕方ないか。

 交差点まで戻って、百貨店の中でも覗いて見ようかと思案していると

  うわぁ、復元車、いるよ。谷地頭行き。
 条件反射で乗り込む。オープンデッキからドア一つ、小さな車内に入り椅子に腰掛けると、女性車掌が現れてどちらまでと。ワンマンカーじゃないのねん。函館駅前まで行く事にして運賃を支払うと乗車記念の切符をくれた。

 降車は後ろから、だそうです。
 電車、動き出す。ゴゴゴゴゴォと吊掛モータの轟音が響き渡り、電車は激しく弾みながら走り出す。

 制御器は後年のモノ、とは言えかなりの年代モノ。直接制御のドラムを廻すと電車が動き出す。意外とスピードが出るように感じるけど、実際にはどのぐらいなんでしょう。
 実用性は兎に角、なかなか楽しい20分が過ぎて、函館駅前到着。もう少し乗っていたい気分もあるけど空港に戻る事を考えてここで下車。

 意外と鋭く出発して行きます。後ろには同じく谷地頭ゆきの新鋭車との対比も楽しく。
 今日は来るまいと思っていた函館駅前、結局来ちゃいました。流石にお腹も減ったし、さて。函館の朝市で海鮮丼でも食べるのが常道でしょうが、あの呼び込みには気が滅入るので、あんまり近寄りたくないなぁとも。
 そんな訳で

 ラーメン屋を。
 ここ、kioskとある所からも分かるかもしれませんが、かつての青函連絡船の食堂で愛されていた海峡ラーメンを食べさせてくれる店です。

 海峡ラーメンにいかめしのセット、¥800。さすがに連絡船、リアルで乗っておりませんので、当時の味そのままかと聞かれると良く分かりません。でも、普通に美味しいラーメンでした。下手な横浜のラーメン屋より美味しいかも。
 空港への戻りは普通にリムジンバス。キャンセル待ちの発表、12時との事で、11時40分のバスでは危なっかしく、1本前に乗ってしまう。