東大邱の駅は、熱波に襲われている。茹で上がりそうなほど暑い。
今日はこの後、ソウルまで。ダイヤ乱れを警戒して、予約は1本後の136列車にしてましたが、134列車で十分だった様子。KTXを1本やり過ごし、セマウルも見逃した後、136列車のKTXでソウルに向かいます。
KORail最後の乗車、なので特室にしてみました。追加は7,700W。どうでもいいのですが、1日の釜山で切符を買ったとき、日本語の通じる係員(♀眼鏡っ娘)に「特室(とくしつ)にして下さい」と言ったら通じず、「First classで」と言いなおしたのだけど、「グリーン車で」と言ったら通じたんでしょうか。ちなみに特室、韓国語では「トゥクシル」と発音するようです。
デッキでペットボトルの水とキャラメルを。今日はアイマスクも置いてあったのでついでに貰って自席へ。
2-1列に並ぶゆったりとした座席。普通席と違って非常に楽。乗り心地を楽しめば良いのだけど、ここで少し恥辱を進めておく。列車は大邱を通過し、KTX専用線へ。景色が真一文字に流れ出す。わずか50分で大田(Daejeon)
大田(Daejeon)を過ぎると不思議と天気が悪くなってくる。雨が窓を叩き、外は濁流。
えぇ、濁流。
昨日と今朝、駅の待合室や食堂のテレビでニュースを見ているとどこかの洪水を流していたので???と思っていたのだけど、ソウル近郊の話であったかと初めて思う。とは言え、列車は速度を緩める事なく駆け続ける。
お手洗いに行くついで、ペットボトルをもう一本。水のサービスは停車時前後だけだと思っていたらそうではなく、常にOKだった事に今回初めて気が付く。見ていると乗務員も結構手を出しているし。飲む事が認められているのかいぬのか、良くは分かりません。
先程はなかったお菓子もあるので頂いて行く。
特室の7,700W。まぁKRパスは半額で乗車可能だから、定価ベースだと15,400Wですか。居住性やサービスの差を考えると安いような気もするし、とは言え、20,000Wで曲りなりに宿泊が出来て、3,000Wでご飯を食べられる事を考えれば、結構なお値段なような気もするし。良く分かりません。
特室の7,700W。まぁKRパスは半額で乗車可能だから、定価ベースだと15,400Wですか。居住性やサービスの差を考えると安いような気もするし、とは言え、20,000Wで曲りなりに宿泊が出来て、3,000Wでご飯を食べられる事を考えれば、結構なお値段なような気もするし。良く分かりません。
雨の中、300km/hで飛ばして来たKTXも首都圏電鉄の電車が姿を見せる光明(Gwangmyeong)を過ぎると列車は速度を緩める。線路が幾重に重なり、電車や列車が交錯するようになるとソウルも近い。漢江を渡り、龍山(Yongsan)の駅が流れてゆくと線路が広がり出す。車窓に雨に濡れたソウルの街並み。
ほぼ定刻、ソウル到着。
さて、後は空港へ向かい、日本に帰るだけである。飛行機は18:35。少々間があるし、折角のソウルだから、明洞あたりで食事をしてから空港に行こうかと思う。雨なのがちょっと気が重いけど、地下鉄の改札へ向かい4号線。電車で二駅、明洞に出る。
雨に濡れた明洞。店を探すのもちょっとかったるく。ずっとチゲとかだったので最後ぐらいは焼肉をと思い、適当に焼肉屋さんに入って。
カルビにタンを。
韓国最後の日にようやく頂いたマッコルリ。美味しかったですが、さすがに値も張りました。全部で49,000Wって日本で食べるのより高いかもねぇ。地方の物価に慣れた身には本当、びっくりの値段でございました。
最初に韓国を訪れた時から工事を見てきた空港鉄道が3月に部分開業している。これに乗って行きたいけど、まだ部分開業。始発は金浦空港から。
金浦空港には地下鉄が通っているから、それに乗れば行けるだけど、明洞からどうやって金浦まで行こうかとちょっと悩み、結局、4号線でソウルに戻り、1号線を経て、5号線へ。空港までは所要40分ほど、でもまだ先がある。
駅には何時の間にか乗換連絡口が出来ていて、誰も向かわない通路へ一人、向かった先に改札口。切符売り場が改めてあって、その先にはまた改札機。
切符は日本語でも案内があり、購入できるのですが、「現金またはカード」と言う所で迷いました。カードってクレジットカード、それもとTマネーカード(IC乗車券)????
案内の係員がいたので「チョギヨ」で呼んで、クレカとTマニーを見せて、手振り身振りで「どっち?」って聞いたら、改札機を指差して、次にTマニーを指差し一言、「Possibil」。
ああそうか、IC乗車券が使えるのね。そうかそうか。「カムサハムニダ」と返して、タッチ&ゴーで構内へゴー。
地下の奥深く、通勤型の電車が停まっており、これが仁川空港行きの電車。出発時間が分からないけど、とりあえず乗ってしまえ。
地下鉄とまったく雰囲気の変わらないAREXの普通列車。乗客も明らかに海外への渡航客と思しき人は全く見当たらず。まもなく発車となります。動き出すとまもなく地上。いつぞや見た景色が流れて一つ目の駅、桂陽での案内は「仁川1号線は乗換え」と。8月に乗った仁川1号線。やっぱり1駅延伸でまた乗りなおし、ですか。
電車は空港島への橋を飛ばすことしばし、また地下へ。幾つか駅に停まると17時ちょっと前、仁川空港到着。明洞からは1時間半はゆうに過ぎてる。よほどの事が無い限り、リムジンバスの方が早いだろうなぁ、今の所は。
仁川空港の駅にて。