JL735 JA8086 B747-400 NRT→HKG

 17:50過ぎ、サテライトの94番搭乗口へ向かう。行列が二つ出来ていて???と思ったけど気持ち短い方の列が優先搭乗の列なんだそうな。かなり長いけど、優先搭乗。一番後ろに並ぶ。まもなく搭乗開始。
 
 待っているのは鶴丸塗装のB747-400。JA8086。宛がわれた座席、Bコンのビジネスクラスのスカイラックス、通路側の座席へちょこんと座る。概ね満席の様子。Aコンだったらファーストの座席、これをC席解放しているみたいだけど、流石に二階級特進は無いわな。
 新聞を貰い、毛布を被って座っていると何時に無く緩々とした時間が過ぎてゆく。18:15、Doorcloseの案内が流れる。そうか、エコノミーのお客さんは後ろのドアから乗っているのか。そうかそうか、とビジネスクラスを実感した瞬間。
 案内が流れる。香港までの所要時間、4時間5分と。上昇中と巡航中、台風に伴う揺れが予想されるとの事だけど、まぁ、それは仕方ない。この時間の成田も派手な雨が叩きつけている。18:19、Pushbuck。18:24、Taixing。
 滑走路までは延々々々とTaixing。第一ビルが右手に見えて、また更にTaixing。まん前に1機飛行機が現れて延々々々とストーキング。ようやく滑走路の前にたどり着く。一息ついて、テレビモニタに誘導灯の連なり。一瞬静寂の後、背中を押される。18:41、Takeoff、RWy16R。白乳色に包まれて、少し揺れながら上昇してゆく。
 暫く揺れが続く。18:55、機長から案内。暫く揺れるのでベルト着用サイン消灯はしばらく待って欲しいと。香港までの飛行時間は4時間5分、到着は現地時間で21:50を予定しているとの事。香港の天候は曇りで気温は28℃、だそうな。
 19:01、ベルト着用サインが消灯する。
 4時間5分の空の旅。ゆっくりとした時間が流れ始める。とりあえず機内プログラムでジェットストリーム。暮れなずむ時間に城達也の声が良く馴染む。
 
 気持ちよく聞いているとまずはオシボリが。次いでウェルカムドリンクを頂戴する。種類はいろいろありますけど、良く分からないから焼酎をロックで。もう少し欲しいなぁと思っていると、お代わりはいかがですかと。
 
 白ワインは?と訊ねると「カルフォルニアとフランス」と産地で選べば良いそうで。これなら私にも選びやすいです。客を見ているかもしれませんが。
 ビジネスクラスなので、夕食も選べます。「お肉かお魚か和食」とこれも分かりやすい訊ね方。時刻は19:50ですが、夕食が出るまではもう少し掛かる様子です。
 その間にもお代わりはいかがですかと言う事で。 
 
 時間がとろりと過ぎてゆく。
 
 20:15、夕食が出てくる。まぁラウンジでいろいろパクついているのでお腹は減っていないですが、ありがたく頂きます。、
 
 食後のデザートに、アイスクリーム。
 
 飛行機はちょうど沖縄に差し掛かる所。台風と上手くすれ違った様です。時刻は日本時間で21:00。そろそろ香港時間に頭切り替えないと行けないかな?そう考えていると出入国証が配られる。
 
 コーヒーが出てくると、空の旅もそろそろ終盤戦。
 
 21:40ごろ台湾に差し掛かる。フライトもあと1時間を残すだけ。機内照明が暗くなり、眠っている人も目立つ中、ちょっと恥辱を進めておいた。
 22:00、案内が入る。「ただ今の時刻は香港時間の21:00です」と。そうか、時計を遅らせないといけないのか。「あと45分で香港国際空港に着陸いたします。香港の天候は晴れ、気温は30℃です」との事。
 
 香港が見えてきた。時刻は22:20、ってこれは日本時間。そろそろ預かり物の上着の返却が始まる。
 ピンポンピンポンピンポンピンポン。呼び出し音が連呼した後、22:30、ベルト着用サインが点灯する。あと15分で着陸。モニタに機外カメラの映像。街灯りが見えているようだ。雲に突っ込んだり左に旋回したり。22:46、Geardown。滑走路が見えてくる、空港が大きく大きくはみ出して行って、25Rの文字を視認、22:45、Landing。この先のTaixingが長かったけど、22:54、Spot in SP45。
 
 空港到着。
 ここから市内まではエアポートエクスプレスで。たどたどしい英語で何とか切符をクレカ決済。
 
 何かJR北海道の721系を思い起こすような座席配置の、電車かな、動力集中型にも見えたけど良く分からん、な電車に揺られる。入国審査が割りとスムーズに行ったので考えていたよりも早くホテルの最寄り駅へ。ここからは無料のアクセスバスが使えるそうだけど、そこで引っ掛かる。チケットを見せろと言われたのだけど、チケット、改札で回収されたやん。
 どう説明しようか悩んでしまったけど、どうやら飛行機の半券を見せればOKらしい、何か通じなかったけど何とか乗る事は出来る。結果がOKなら、まぁ、良いか。
 バスを降りると重たい空気が身に圧し掛かってくる。着いてからここまでずっとエアコンの効いたところばっかりだったから意識しなかったけど、この空気、やっぱり外国に来た事を実感させてくれる。
 ホテルに着いたのは香港の時間で23:00過ぎの事。日本時間ならもう0時過ぎ。チェックインは日本語で出来る。何故か知らないけど、予約の部屋が満室なのでアップグレードさせて頂きましたと仰る。変な事で幸運を使い果たしてもなぁ。兎に角宛がわれた部屋、広すぎて持て余す。っーか自分の部屋よりうんと広いし。
 
 辛うじて対岸の香港島が見えてます。時刻は23時半。下の道路を行き交う人の波はまだまだ激しく。