JL118 JA8983 B777-200 ITM→HND

 
 Q400やSaab340が離着陸を繰り返すのを恥辱を綴りながら眺める。天気、悪くなっているようでこの時間帯、雲が掛かって少し薄暗い。12時半過ぎ、旧JAL塗装のB777がやって来た。これが折り返しの搭乗機となる。ってこの機材、朝見掛けた人だな。
 13:10ごろ、ラウンジを出る。既に搭乗は始まっており、行列はあらかた捌けてた所。機材はJA8983、やっぱり今朝DPラウンジから眺めた機材。指定された座席に座り込む。こちらの機材はノーマルの国内線仕様。クラスJだけど座った瞬間狭く感じてしまったのは、贅沢な感想。でも、ちょっと固めのクッションは心地よい。
「クラスJに空席あります」なんて案内があったから、ひょっとして隣席空いているかなぁと期待もしてみたけど、案の定、お客さんが来る。どうやら結構なVIPらしく、アテンダントさんが丁寧に挨拶をし、世話を焼いている。国会議員とか何処か大会社の社長か大株主か。そんなオーラは全く感じませんでしたが。
 機内プログラムでジェットストリームの特集がやっている事に気が付く。高校生の頃に良く聞いた城達也の声が懐かしく、美しい。ついつい聞き込んでしまう。この声、夜間飛行で聞きたいなと切に願う。今月は一度そんな機会に恵まれそうだ。
 13:28、Doorclose。東京までの飛行時間、50分との事。13:31、Pusubuck。ほぼ定刻だ。13:36、Taixing。伊丹もこの時間なら閑散としており、気が付いたらもう滑走路端まで来ている。13:41、Takeoff、RWy32L。ぐるっと伊丹カーブを3/4周。案外とはっきり伊丹空港が見て取れて、そろそろベルト着用サイン消えないかなと期待し始めたとたん、カタカタ小刻みに揺れ始めた。
 13:47、ベルト着用サイン消灯。
 
 ベルト着用サインは消えたけど、とたんに景色が霞んでゆく。これから雲に入るらしい。またカタカタと揺れる。そんな中でもドリンクサービスの準備は進んでいるみたい。
 
 ようやく雲の上。往路ではついにお目にかかれなかった青空、初めて広がった。時刻は13:54。何処の上空だろう??
 ドリンクのワゴンが廻ってきた。アイスコーヒーのボトルが搭載されている事に気が付く。去年も今頃は積んでいたよなと思い出し、所望した。
 
 写真だけだと、アイスもホットも代わり映えしませんが……
 
 今度は耳元をスタンダードナンバーが擽る。雲の上に広がる青空、それに覆いかぶさるような雲。ちょっとだけ倒したリクライニングシートに身を委ねて、何か複雑な空模様を眺める。
 飛行機は確実に東へ歩みを進めていた。現在地が表示されると既に大島を過ぎた所。高度は4,700mまで下げており、速度も700km/hまで緩んだ。もう最終コース。時刻は14:20。まもなくベルト着用サインが点灯する。あと15分で着陸との事。羽田の天候、曇りで気温は27℃。
 雲が少しずつ切れてきて、房総半島が垣間見えるようになる。高度は1,500mまで落ちた。でもまだあたり一面放り出したような雲が散らばる。少し揺れる。不意に東京湾が現れる。14:25、もう着陸の最終態勢。左手に羽田、ぐるんと廻って14:36、Landing、RWy16R。14:39、Spot in SP16。
 
 羽田に到着したJA8983。折り返しは15:30の伊丹ゆき。
 さて、こんな早い時間に羽田戻ってきて、どうするかと言うと新宿に出る。本業もフォロしておきたいのである。昨日の事故の影響で多少狂っているかもしれないし。
 飛行機が若干早着してくれたお陰で14:42なんて空港快速に乗れてしまう。モノレール、ダイヤ改定以来初めてだけど、ノンストップの列車は流石に早い。浜松町〜東京と乗り継いで新宿には15:22ごろだったかな。京王線、なんと15:24の各停に乗れてしまった。
 
 ありきたりだけど、笹塚。暗くなったかと思うと、晴れ間が覗いたり。露出が難しい…。