1508列車 ムグンファ 麗水(Yeosu)→盆山(Iksan)

 港のそば、ホームが大きく弧を描く麗水(Yeosu)の駅へ、ムグンファは定刻に到着。隣のホームには盆山(Iksan)ゆきとなるムグンファが待機中。この列車は12時5分に出発だけど、せっかく麗水まで来たので1本落としてその後の列車で動こうと思う。
 さっき全州(Jeonju)で朝食を食べたばっかりだけど、昼食のお店を探す。
 
 街中にはエキスポを告知する旗がなびいている。まだ5年も先ですけどね。
 地元の人が入ってゆく店があったので、そこに入ってみた。「スンドゥクチゲジュセヨ」と言ってみたけど「アニョ」だったので「キムチチゲジュセヨ」と。キムチチゲばっかりと言うのはどうかと思うけど仕方ないなぁ。
 
 出てきたキムチチゲ。5,000ウォン。キムチや海苔の佃煮、ほうれん草のお浸しやら、所狭しと並びます。真ん中のキムチは、これ、牡蠣ですねぇ。気に入りました。これで5,000ウォンなら、安いよなぁ。
 駅へと戻ると既に改札が始まっています。
 
 今度乗るムグンファ。機関車+客車6両+電源車。機関車は先ほど乗った列車と同じです。
 
 龍山(Yongsan)からセマウルが到着。少し遅れ気味。
 さて、列車は龍山(Yongsan)へ向けて6時間の道のりへと出発。自分は途中の盆山までの乗車。185.2kmを2時間32分掛けての旅です。日本で言うと秋田-青森とほぼ同じ距離、同じ所要時間。
 先程は眠ってしまったので、今度はしっかり起きていようと心がけます。
 急峻な地形が続く中、山腹を縫うように列車は走って行きます。再び土饅頭をひたすらに眺める旅。途中でお客さんが増えてきて、1時間経った順天(Suncheon)で8割方の席が埋まりました。
 右手の窓を列車が流れてゆきました。おや?複線。どうやら工事の完成したところから順次新線に切り替えているようで。
 
 旧線の線路が窓の外を流れて行きました。先へ進むに従い、ずっと新線の上を走るようになります。速度も上がって常に100km/hぐらいで走る感じ。天気も回復してきて、傾きかけた日の光が、少し眩しく感じます。列車のカーテン、殆ど閉められました。
 途中どこかの駅で流れていった戦車。先ほど順天(Suncheon)で見かけた戦車です。寝台車もお供したまま。
 長いようで短い2時間半が流れて、今日3度目、寝たまま過ぎてった夜中の分まで数えると4度目の盆山(Iksan)へ定刻に到着。ここでまたもや乗換え。