改めて その2

 お腹も落ち着いたところで、少し寝ておこうかと思う。ここ数日、ちょい短めの睡眠が続いているので多少寝ておきたい。小田原を過ぎたのを最後に眼を瞑る。中々寝付けないなぁと思っていたけど、だんだんと思考が現実離れしてくる、う〜ん、こんな事が頭に浮かぶのはきっと半睡眠状態だぞ、と唐突に思う。目覚めるが目覚めぬかの別れ際だけど、今日はここですとんと落っこちた。
 どこだろう、時計を見ると9時ちょっと前。まもなく豊橋着だ。ちょっと寒気がする。到着の案内で席を立とうとすると立ちくらみ。うううう。
 さすがに月曜日。豊橋に降り立つ人はみんな仕事へと向かうような人たちばかり。ここから在来線を乗り継ぎ、現場へ。
 現地に入ってみるとまた予定が変わっていた。今回の現場は予定があてにならない。これならもう少し遅く来ても良かったな。お客さんの打ち合わせ机を借りて、別の仕事に取り組む。次にやるらしい仕事の構想固め。オーダーメードな仕事の悲しいところで、次々と新しい仕事に取り掛かっていないと飯を食いっぱぐれる事になる。
 午後から作業開始。案外と手間取る、とりあえず対策を打ってデータを採り始めたのが午後5時ごろ。対策は効果が出ているけど、もう一ひねりいるなぁ。測定器を手にあちこち調べてみる。ここかなぁと思うところが見つかる。再び追加対策。もう一回試しにデータを採ってみる。効果がてきめんに出ている。気分が良くなる。さて正式なデータを採る。 
 どうしても1点、条件に入らないところがある。これは、どうあがいてもダメだな。開き直り。お客さんに結果説明の後「この1点は、まけて下さい」と。はい、オマケしてもらいました。条件の方がおかしいとお客さんも言ってくれましたので。
 後片付けをするともう20時半過ぎ。最寄り駅21時前の電車に乗らないと最終の新幹線間に合わないんだよねぇ。もう、今日は帰れないな。どうしようか。明日会社へと行くことを考えたら名古屋までは出ておきたいけど。でも夜の11時近くに宿探しをするのも辛い。定宿に電話してみるとツインなら空いていると。もういいや、転がり込むか。
 結局、21時過ぎに退出。会社の皆さんと夕食を食いに行って宿に入ると22時半。
 PCは持ってきたけど電源ケーブルないし、電池が持つあいだだけ昨日の分をまとめて、早い目に就寝。