JL1876 JA010D B777-200 KOJ→HND その2

 
 ビールを飲み、お弁当を頂くといよいよ冬の日が空の彼方へ消え去る時刻。漆黒にさっと流した紅に翼が突き刺さっている。飛行機は洋上をずっと飛行している。
 18:07、機長さんから飛行状況の案内。羽田空港混雑のため、出発抑止を受けたとかで、遅れての出発となった事がお詫びされる。高度11,900mを順調に飛行中との事で、羽田到着は定刻の18:55を予定と仰る。羽田の天候は晴で気温は7℃だとか。
 
 18:10、串本の沖合いを通過 対地速度は1,160km/h。機体左手にわずかに街灯りを認める。紀伊半島が見えているのだろう。
 
 しばらく今日のフライトをまとめ。ドリンクはこの便のオススメとして搭載されているかぼちゃのポタージュ。
 18:18、すっかり暗くなった。飛行機は遠州灘までやってきた。高度を少しずつ落とし始めている。速度も若干鈍る。「あと25分で着陸します」と案内されたのが18:27の事。18:32、大島へと差し掛かった時に確認したら、高度は5,400mまで、対地速度は730km/hまで落ちている。
 鴨川の沖合いを廻り込むように羽田へと向かう。18:41、ベルト着用サイン点灯。あと15分で着陸との事。羽田の天候は晴、気温は7℃と改めて案内される。機内減光。街灯りが映える。溢れんばかりの光の粒は木更津の街並みだ。18:52、漆黒の東京湾へ、飛行機は最後の歩みを踏み出し、Geardown。闇が迫ってくる。モニタに映し出された一筋の光が大きくなる。18:57、Landing、Rwy34。力強いリバース。すっと力が抜けて、右へとそれて行く。
 19:00、Spot in SP14。乗って来た機材、この後は19:50の福岡行きになる。
 昨日はリムジンバスに乗ったので、往復券の残りが手元にある。帰りも必然的にリムジンバス。さらに恥辱の続きを書き連ねておく。早いところ片付けてしまわないと、また滞貨の山を築く事になる。