京王線の写真を撮っている間に日が傾いてきた、天空橋に寄る事は出来ないらしい。取り合えず羽田行きますか。もう疲れたし。夕焼けは羽田へ向かう京急線の車内から眺める。混んでいた車内も空港線内でだんだん人が降りていって、羽田空港に着く頃には空席もちらほら。最後尾なんだけどな、前方は混んでいたりするのかな。
今日は広島へ飛ぶけど北ウィングへ。先日伊丹へ飛ぶときに初めて北ウィングのDPラウンジを使って、南ラウンジとの広さの違いにびっくりして、じゃぁ北ラウンジで時間潰そうかと、と言う事で。
ビールを飲みながら恥辱を進める。今日はハートランドを。一杯、一杯、また一杯。時間が有るから杯が進む。あんまり飲み過ぎると飛行機で爆睡扱いてしまいそうだ。途中で酒はやめにしておく。いい加減酔っ払ってしまった後だし、遅いかもしれないけど。
少し早い目にラウンジ退出。いや、ハシゴ。北DPラウンジを退出した後に北ウィングのサクララウンジ内になぜかある別のDPラウンジへ移動。ここは今まで一度も入ったことが無い。入口共用なのね、ふーん。誰でも入れそうな雰囲気だけどドア一枚隔てたDPラウンジ、無人でした。先ほどのラウンジよりは狭いですが、大きな窓があってその向こうに飛行機。開放感は抜群です。
写真；サクララウンジ併設のDPラウンジから。窓ガラスにラウンジの光景が重なる
そろそろ搭乗口へ。少し早いかなぁとも思ったけど歩いている間に「広島ゆき、搭乗中で〜す」と案内が聞こえてきた。
写真：広島ゆき1619便が出発準備中
すっかり暗く、機体番号は判別できない。後で聞かなきゃ。クラスJは満席のようだ。子供づれらしい声。2組ほどいるようでちょっと目立つ。新聞、西日本新聞なんておいてある。福岡から？と思ったけど読んでみると北九州版。納得がいく。19:19、Door close。19:21、Pushbuck。ほぼ定刻の出発となる。19:25、Taixing。今日は、と言うか今日もと言うかRWy34からの出発となる。ゴトゴトTaixingを続けてゆく。
滑走路手前でちょっと停滞。何機が離陸してゆくのを見送った後に順番が廻ってくる。滑走路へ歩み出る。空港の上に三日月が赤く輝く、一瞬の間をおいてTakeoff、19:35。東京の街並みが傾きながら広がってゆく。こんな時間に羽田出発すること、あんまり無いけど、良いものだななんて漠然と思う。本当、大東京の名が相応しい。飛行機は右へと旋回しながら高度を上げてゆく。再び三日月が機窓に現れる。窓の下には横浜の街が広がっている。
横浜の街灯りがまだらになってゆく。黒々とした弧が遠くに見える。相模湾だ。一筋黒い線が通っているのは相模川だろう。19:48、ベルト着用サイン消灯。
一通りの案内が流れた直後、機長から案内が入る。高度9,100m、対地速度760km/hにて飛行中との事。現在地は富士山の北側でこの先名古屋上空、大津上空を経由して広島へ向かうとの事。広島到着は定刻どおりの20:45を予定しているそうだ。天候は曇りで気温は9℃と言う案内も添えられた。どうやらコートが必要な天気だったらしい、準備して無いけど。
NHKニュースが流れる。18時のものだ。ドリンクサービスも進む。今日はお菓子を先に出された後、ドリンクのお伺いが入った。既に相当酒が入っているので塩分が欲しくなりスープを選択。
写真：本日の茶菓子はおかき。クラスJで提供される茶菓子は洋菓子もあるそうですが、私は圧倒的におかきにあたる事が多いように思います。
窓の外、遠くに光の平原が見えている。大阪辺りまで飛んできたのかもしれない。時刻は20:13、あと30分ほどで広島に到着する時間ではある。そう言えばレジ、と思ってお手洗いに立ったついでに恥を忍んで伺う。ちょっとばたばたした後「8566でございます」とお返事頂く。
「あと5分程いたしますとシートベルト着用サインが点灯致します」と案内されたのが20:21のこと。ほぼ予告通りにベルトサインが点灯すると少し揺れ始める。20:38、着陸に際しての減光が入る。20:40、Geardown。真下には集落の灯りが見えており、だいぶ高度を落としている。軽い衝撃で目覚める。さっと眠りに入ってしまったようだ、いずれにせよ20:43、Landing、RWyXX。滑走路を滑ってゆく機体の窓を雨が軽く叩いている。20:45、Spot in。SP3。
この遅い時間にチャイナエアラインやら中国東方航空やら、そんな機材がいる。結構馬鹿に出来ない空港だななんて考える。広島に飛行機で来たのは2004年3月以来。まだステータスを取ろうなんて思っていなかった頃だから、印象が薄くても仕方が無い。
