関東鉄道常総線

 勝田へ戻る。これから横浜に戻るけど、ちょっと寄り道。関東鉄道に乗りたい。勝田から一駅水戸へ。水戸から水戸線の電車に乗り換え。クハ401なんてのが混ざっているなぁ。調べてみると1967年製。こんなのがまだ走っていたんですね常磐線は。乗ってしまえば415系とあんまり変わらないけど、この車両に乗り込むことにします。
 水戸線も久しぶり。乗り潰しで一度乗ったっきり。あの時は冬の朝、通学時間帯に小山から乗り通した。寒々とした沿線風景が妙に記憶に残っている。今日は午後の光の中、筑波山を眺めながらの穏やかな道のり。反対側に見える国道の渋滞が時節を物語るなぁなんて思ってみてると笠間到着。反対側の水戸方面ゆきホームの混雑にやっぱりこちらも時節を物語るよう。3番線には臨時の上野行きなんてのが停まっていて鉄道も稼ぎ時みたい。
 あまりに穏やかなのでいつしか寝てしまった。目覚めるとまもなく下館。
関東鉄道常総線
 写真:下館駅に停まる常総線 キハ2404
 今度の常総線は15:06発。何かタイミング良いなぁ。水海道乗換取手行きという案内が不思議だけど、京王風に言うと取手行き、水海道で車両交換になるのかな。待っているのは今日乗った車両の中ではひょっとしたら一番新しいかもしれない新型気動車ロングシートの新型車は味気ないけどまぁいいか。座席がさらりと埋まった状態で発車する。だいたい20人ぐらい。
 車内の路線図を見ていて快速が運転されている事に気付く。失念していたけどつくばエクスプレスが開業した時に設定されたんだっけ。今日は時刻表も確認せず適当に来ているから乗れなくて仕方ないけど、単線ローカル線を吹っ飛ばす快速列車って奴も見てみたい気がする。
 今度も進行方向左側に筑波山を見ながらの道中。下館から二つ先の黒子で列車とすれ違う。案外と運転間隔短いのかなぁ。5〜6年前に乗った時は確か1時間か1時間半毎だった記憶がある。下妻でもすれ違い。乗客も増えてきた。座席が一杯になり立客も。お客さんの中には一日乗車券のようなものを持っている人も目立つからやっぱり連休特需みたいだけど。
 玉村だったか石下ですれ違った下妻行は元国鉄キハ30だった。こちらも紺とクリームのいわばリバイバルカラーになっている。ちょっと食指がそそる。よっぽど一本落として乗って見ようかとも思ったけど今日は早い目に帰りたいので後日にする。
 鄙びた沿線も徐々に家々が目立つようになってくる。水海道着。ここで隣のホームに停まっている2両編成に乗換。下館ゆきの快速が入れ違いに出てゆくのが見える。本当に走っていたんだ、快速。なんて変な感想を持ったけど、時刻表を見ていないし、どれだけ走っているのか良く知らないのである。
 水海道を出てしばらく、車両基地の横を通過する。元国鉄キハ30、結構な数がいるな。今度常総線も撮りに来て見ようかななんて考える。水海道からは複線区間ですれ違う列車も多い。車種も増えた。ちょっと興味をそそる。
 今までの景色を吹き飛ばすような立派な高架線が現れて守谷着。高架線の正体はいわずと知れたつくばエクスプレス。ここで大量の下車客。せっかくなので自分も降りる。つくばエクスプレス、恥ずかしながら未乗なのである。