福岡行き、今日は満席だそうな。8:08、まずはアテンダントさんが搭乗口を抜けてゆく。ガラス越しに見えるYS-11は給油作業中。雨の中、着々と準備が進んでいる。お客さんの搭乗は8:28から。雨の中、傘をさしての搭乗となる。座席に座る。コートは荷棚へ。荷物は前の座席の下へ。機内はちょっと寒い。荷物の積み込みも進んでいるのが見える。8:39、全員搭乗完了。正真正銘の満席。8:42、Doorclose。プロペラが廻りだすと間もなくTaixing、8:44。スカイマークよりも早く動き出す。福岡までの所要時間は1時間40分との事。
8:48、Takeoff、RWy29。空港のターミナルが雲に霞む。そして窓の外は真っ白になる。雲の上には山が浮かんでいる。左旋回してゆくと再び地上が見える。吉野川の河口が見えて一旦太平洋へと出る。白波が見える。一発、YS揺れが入る、8:53。雲が途切れた。海が見えている。暖房が効いてきたようだ。9:00ちょうど、徳島市街が雲に霞んで見えた。どうやら10数分掛けて徳島上空を旋回していたようだ。吉野川が見えたのが最後、深い雲海へと進み行く。一発、下へと落ち込むような感触。
9:14、操縦席から案内が流れ出す。落ち着いた良い声だ。先ほど見かけた初老のパイロットかな。ただ今、高松上空を高度3,700m、対地速度340km/hで飛行中との事。機外温度は2℃、西の風が16m/sで向かい風という情報も教えてくれる。この先、岩国を9:44に通過して福岡へは10:30の到着を予定しているとの事。
9:25、ようやくシートベルト着用サインが消灯する。離陸後30分以上が経っている。早速キャンディーのサービス。とは言え半分ぐらいの人はお休み中。YSの揺れと音って不思議と眠気を誘うけど、万人共通らしい。キャンディーが配られると間もなく、9:32にベルト着用サイン点灯。キャンディーを配るために一度サイン消したかなんて思う。
大した揺れの来ないうちに9:41、再びベルト着用サインが消灯。今度は絵葉書の配布が始まる。ようやく地上が見えてきた。どこかの港、瀬戸内のどこかだと思うけど。時刻は9:53。海へと出てゆくと思いがけず、空港が見えてくる。山口宇部空港だ。徳島-福岡、確か4度目の搭乗だけど、この空港が見えたのは初めてかも。雲がだんだん取れてくる。宇部興産の専用橋が見えたりする。「ただ今、右手に山口県宇部市が見えております。」
10:01、ベルト着用サインが点灯する。雲が再び出てきた。ほんの数分だったな、地上が見えてたの。窓の外が真っ白になり軽く揺れだす。あと10分で着陸の案内が流れる。相変わらず雲海の中を漂う感じ。おや、Geardownしたな。もう空港のすぐそばか。雲が切れてきた。真下には、博多湾。福岡の街が雲に見え隠れする。10:22、Touchdown、RWy16。
到着したのは15番スポット。
隣には何故かJA8788。鹿児島を朝立って、今頃は高知へ飛んでいるはずだけど。何かの理由があるんかしらん。良く見ると……
エンジン点検中？
