っー訳で既に「最終のご案内中」となっている長崎行きに搭乗する。入ってみるとクラスJにも空席。なんだ結構空いてるじゃんと思っていたけど、いつまで経ってもドアは閉まらず、一人、二人とパラパラ乗客が。セキュリティチェックが混んでいるのだろう。7:57になって「出発時刻を過ぎておりますが、ただ今ご搭乗予定のお客様をお待ちしております」との案内が流れた。
1人、3人とお客さんが乗ってくる。クラスJは満席になる。出発がずいぶんと遅れそうだな。先日、長崎から先を予約するため電話したときにオペレータに言われた事がアタマをよぎる。「1841便は到着がしばしば遅れます。大きく遅れるときはお待ち致しかねますが」どうやら危ないなぁ。
しばらく待った後、不意にDoorclose、8:02。お客さんが乗ってきて閉まった、訳でないので搭乗を待ちきれなかったのかもしれないなぁ。何れにせよPushbuckがはじまる。少し動きが緩慢に感じるのは気が急いているせいだろうなぁ。飛行機が動きを止める。A滑走路側に機首を向けている。誘導路を飛行機が次々過ぎてゆく。みんなRWy34Rへと向かってゆく。大渋滞になるなぁ。しかも逆だし。何て考える。長崎への飛行時間は離陸後1時間45分と案内された。離陸まで時間掛かるとするともうアウトかもなぁ。
Taixing、8:10。飛行機は真っ直ぐ進み、ちょっとクランクに入ってA滑走路に入った。「まもなく離陸いたします、シートベルトをもう一度〜」ん?ここから離陸?RWy34L!これはビックリ。羽田今まで何度も使ってきたけど、この離陸は初めて。一度だけ写真を撮ってて見た事はある。確か04年の10月か11月。同じ時間帯でMD-90の離陸だった。
居住まいを正す。何かそうしないと悪い気がする。背中を押される。Takeoff、8:14、RWy34L。普段よりも短い距離で浮いた気がする。急上昇。そして左旋回。残念ながら通路側なので、外の様子ははっきりとは分からないが、多摩川が霞んで見えたようだ。
雲が目立つようになる。B席からでは雲しか見えない。揺れはしないけど、気流が落ち着かないのか、なかなかベルトサインは消灯しない。時間だけが過ぎてゆく。結構長いな。少しガタガタ揺れた。時刻は8:30、離陸してからだいぶ時間が経ったな。揺れが落ち着くとようやくベルト着用サインが消灯する。8:34のこと。
8:37、操縦席から案内が流れる。ただ今静岡上空との事。この先、潮岬上空を8:57、足摺岬上空を9:17、熊本市上空を9:35に通過し、長崎空港到着は10:00との事。
10時かぁ、ギリギリだけどここで気を揉んでも仕方ないし、間に合わなかったら小値賀タッチに切り替えるかなと少しだけ覚悟して落ち着く。ドリンクサービスが廻ってくる。えらい丁寧なご挨拶だ。「本日生憎の満席でして、お席を広くお使い頂けず申し訳ございません」こんな事初めて言われたぞ。