JD1890 JA8374 MD-81 KMI→HND

 出発便の重なった宮崎空港は長蛇の列が出来ている。チェックインカウンタでキャンセル待ちの振替手続きをしていたから時間がギリギリ。優先して通してくれる。殆ど最後の方らしい。検査を受けている時に地上係員が「羽田行きの方」と叫んでいるので手を上げると「お座席番号だけ伺って宜しいですか」と。出発に待ったを掛けてくれるらしい。
 機内に入る。見事に満席。指定されたのは前の窓側。もう一人乗るのを待ってDoorcloseとなる。16:14。地上係員が客室乗務員に渡した資料、ちらっと操縦席のドアが開いて操縦士に渡される。離れてゆく搭乗橋の上には疲れた表情の地上係員、戦場のようだったものなぁ。お疲れ様です。何となく眺めていると飛行機に向かって笑顔で手を振り出す。飛行機がPushbuckしだす。2つ向こうに居るANAA320関空ゆきもほぼ同時に動き出した。16:18、Taixing。宮崎空港線をまるでおもちゃ箱のような電車が走ってゆく。485系だ。後で時刻表をみるとにちりん22号別府ゆきらしい。飛行機は降りた時とは反対側に向かう。海側から着陸、海側へと離陸は、まぁ基本かな。16:21、Takeoff、RWy09。
 右旋回する。一気に雲の中に突入。若干の揺れの後、雲海の上に出る。何処までも雲海は続き、地上の様子を垣間見ることは出来ない。揺れは落ち着く。16:30、ベルト着用サインが消灯する。ドリンクが配られる。貰ったドリンクを飲み干すと、どっと疲れが出て来る。操縦席から飛行状況の案内が流れたけど対地速度聞き漏らした。高度は9,400m、羽田到着は17:40を予定しているとの事。
 陸が見える、と気付いたのは17:00のことだった。最初、遠くに山が浮かんでいるのが見えて、何となく剣山かなと思ったのだけど、手前の海岸線が見えてきて、串本の上空らしい事が分かる。時刻は17:00、ちょうど中間点にあたるのかな。陸地はだんたん遠ざかる。次に気が付いたら富士山の山頂。時刻は既に17:20。だんだんと後ろに遠ざかってゆく。飛行機はどうやら大島上空へと差し掛かったようだ。左旋回をしてゆく。富士山、遠ざかりながらも何時までも見えている。飛行機は房総半島へと差し掛かってゆく、ベルト着用サインが点灯。17:24、機内が減光される。真下に見える房総半島、ところどころ雪がまだ残っている。着陸への最終体勢に入りましたの案内、飛行機はどうやら千葉上空へと差し掛かっているようだ。高度を落としてゆくと大井辺りの埠頭が手に取るように見えてくる。斜め前に羽田空港が迫ってくる。最終のカーブを抜けると17:42、Touchdown、RWy16L。
 ひたすらひたすらTaixingしてゆく。どこまで連れてゆかれるのかと思っているとターミナルを通り過ぎ、貨物エリアのまん前にSpotin。17:49、だったけど何番スポットになるのかは良く分からない。MD-81は後ろからも乗り降りできるのだけど今日は前側からだけだった。バスで到着口へと連れてゆかれる。羽田では久しぶりな気がする。