JN3687 JA8768 KOJ→MYJ

 さて横浜に戻る訳だけど、帰りは寄り道をしてゆく。もっと簡単に言うとYS-11に乗りたい。
 今月は多客期という事で増便されたり、機材大型化された路線も多い。鹿児島-松山もそんな路線で、普段はSaab340Bが飛ぶのだけど今年8月は1ヶ月通してYS-11。ならば乗っておきたい。8月は航空運賃の高い期間だけど幸いマイルは溜まっている。こちらに来る時の羽田-鹿児島と併せて特典航空券で予約しておきました。
 チェックイン時に松山→羽田も併せて手続き。脚立は羽田で受け取ることにする。ラウンジで休憩ののち、搭乗口へ。途中、とうの昔に離陸しているはずのJA015Dがまだ搭乗橋に横付けになっていたりするのを眺める。何があったのだろう。羽田がどうのこうのと言う事が聞こえてきた気もするけど良く分からない。
 YS-11使用便は鹿児島空港の南端、11番搭乗口や12番搭乗口からの出発が多いけど、松山行きは8番搭乗口から。無論、8番スポットにYS-11にいる訳でなく、バスにて飛行機まで連れてゆかれる。15番スポットへ到着、待っていたのは腐れ縁のJA8768。今回のYS-11ツアーでは陰が薄かったけど最後に当たりました。
 バス1台分。おおよそ30人程度の乗客が乗り、Doorclose、13:04。折角の機材大型化なのにSaab340Bで賄える程度の数なのがちょっとだけ悲しい。昨日の種子島便と異なり、スーツを着込んだビジネスマン風の男性が目立つ。乗務員から案内、松山までの飛行時間は1時間5分とのこと。「機内が暑くてご迷惑をお掛けしております」の一言は初めて聞く。真夏の太陽に焼かれた機体はちょっとのことでは冷えてくれない。「上空に参りますと冷房も効いてまいります」という言葉も添えられた。
 同時刻発となる与論ゆきらしいJA8717に先んじてTaixingを始める。滑走路の北端へと向かう。13:11、Takeoff RWy16。隼人上空を右旋回、ついで左旋回、雲が出てきて地上が見えなくなり、どこを飛んでいるか分からなくなった。軽く揺れだす。13:20、大揺れが来た。そのときのメモ。
「下、下、右、右、上」
 気流に翻弄される。実際には十数秒の出来事だと思いますが。
 こんな調子だとベルト着用サインは消灯しないだろうなぁと思っていたけど、13:27、ベルト着用サインが消えた。松山到着予定時刻は14:10、松山の気温は30℃と案内が入る。
 雲の切れ間から山地が見える。深い谷と深い森。九州山地だろうけどどこのものやらさっぱり分からない。乗務員が客室巡回。まずはキャンディー、次に絵葉書が、最後にルートマップが配られる。意外と受け取る人が多い。スーツに身を包んだビジネスマンも受け取ったりしている。
 13:38、あと10分でベルト着用サインが点灯する旨、まだ海が見えていないから九州山地上空、なんだろうなぁ。揺れるのかな。今のところ飛行は順調。窓の外にも雲は無い。13:43、もう一度案内。「左手に大分市が、左手後方に由布岳がご覧になれます」久々に聞いたぞ、JACの風景案内、まぁ種子島往復のフライトはどちらもそれどころで無かったものなぁ。
 13:48、半島と島が見えてきた。恐らく佐賀関半島だとは思うけど良く分からない。ベルト着用サインはまだ点かない。まもなく佐田岬が見えてきた。
 しばらく瀬戸内海上空を飛ぶ。意外なことに陸地が見えない。視界が悪いのかもしれない。ベルト着用サインが点灯したのは13:53のこと。揺れは無い。順調なフライトだ。
 13:56、あと10分で着陸の案内が入った。洋上に浮かぶ島を眺めながら右旋回を続ける。そろそろ着陸の様子。14:02、Geardown。海が近づいてくる。14:05、Touchdown、RWy16。
 13:56、あと10分で着陸の案内が入った。洋上に浮かぶ島を眺めながら右旋回を続ける。そろそろ着陸の様子。14:02、Geardown。海が近づいてくる。14:05、Touchdown、RWy16。