JD2809 JA8281 SPK→AOJ

 時間を見計らって搭乗口へ向かう。既に搭乗が始まっていて行列がブリッジへと吸い込まれてゆくところだ。乗り込んでみると殆ど満席。中ほど、翼に掛かるあたりのD席を残して全て埋まっている。
 17:28、Door close。青森までの所要時間は35分とのこと。さすがに近いね。新聞を貰うと大阪版だった。伊丹から運用に就いているって事。伊丹-東北-千歳と言う運用はいくらでもありそうだ。17:29 Pushbuck。17:33、Taixing。

 空港からバスで市内へ。ホテルの場所は何となく覚えているけど、名前は忘れてしまった。最近はネットで予約すると地図や価格は見るけど名前を流してしまっていざ泊まる時にさて、という事になって困る。今回は駅からの道順は覚えて来たけど、空港バスはホテルの方から駅へと向かうので、駅まで行くのは勿体無く、かといって何処で降りればいいのかも見当が付かない。
 何とか間違えることなくホテルにたどり着く。目印になったのはコンビニだった。コンビニの有無はチェックを入れるのである。
 荷物を部屋に置くと飲みに出かける、折角の青森、いろいろ食べたいものもある。店を選ぶのはいつも迷ってしまうけど開店記念セールでビール半額と言う店があったのでそこにした。
 この時期の青森で食べたいものの筆頭、ホヤ。これを頼む。店のマスター、「天然モノを食わせてやる」と言う。う〜ん、ホヤなんてどちらかと言うとゲテモノ食いの類だし、養殖までして市場に出すものなの?って気がするけど、市場に出ているホヤの殆どが養殖なのだそうな。今日店に入っているホヤも天然モノは一個だけで後は養殖だとか。そして貴重な天然モノのホヤを見せてくれた。本当に、デカイ。
 待つことしばし、刺身になってホヤ登場。何も掛けずに食べるのがベストと仰るけどその通りだった。本当に美味しい。
 そしてお品書きにあった「岩ガキ」。これは庄内の方が本場だと思うけど。前に山形出身の人に岩ガキを食べた事が無いと言ったら思いっきりバカにされたので一度食べて見たいと思っていたもの。出された牡蠣をみて仰け反る。本当に大きい。一個なのに食べ応えがある。とても濃厚な味だ。
 青森の地酒も飲んだけどすっかり忘れてしまった。とにかくホヤと牡蠣に尽きる夏を待つ青森。店の前の通りをねぶたが練り歩くのは一週間先のこと。当日は予約で一杯だろうなぁと思ったけどまだ空いているのだそうな。ねぶた観光の穴場だけどこれを書いているのはもう9月。遅いですわな。
 滞在2時間、酒を強かに飲んで5千円ほど。高いのか安いのかは判断つかないけど、東京ならもっと高いだろうなあ。フラフラしながらホテルへ戻る。