3列車遅延

 最初は到着した後、定刻10:10着陸予定の徳島からのYS-11を撮影してやろうかと思っていた。しかしよく考えてみると、9:10着陸なら9:56博多の3列車に間に合うことが出来る。前の日の夕方6時に出た列車に間に合うなんて考えても見なかったけど、さすがに飛行機は早い。それなら週明けにはなくなるはやぶさ・さくらを撮影しようかとも思ってみる。
 9:30の地下鉄で博多へ出る。所要5分。出来ることなら吉塚箱崎まで出て走りをとも思っていたけど、この天気では露出は稼げそうに無いし、時間も無くなってしまった。素直に駅撮りにする。
 3列車は8番線に到着する。っー事は9番線からの撮影か。9番は篠栗線の専用ホーム、ホームが短くて停止位置では撮れない。っー事は入線シーンの1発勝負か。9番ホームの先端には既に同業者が10人前後。相変わらず雪が舞っている。風景としては美しいけど、まさか2月末の福岡で雪に降られるとは思いもしなかった。この冬は暖冬と言いつつも雪が多いように思う。
 ちょっとしたきっかけで話が始まり、大宮の人が一人、大阪の人が一人いる事が分かる。自分は横浜だし、案外と地元率が低い。
 案外と篠栗線の発着もある。1本到着列車があり回送されてゆく。まもなく3列車が来るはず。しかし遅れている。まもなく9番線に〜のアナウンス。遠くに機関車の姿が見える。まさか博多で方向別の同時到着、なんてシーンがあるとは思って居なかったけどどうやらかなり近いものがあるらしい。9番線の列車が来るか来ないか、冷や冷やしながら到着を撮影したけどファインダーに集中できず撃沈。

 2分停車の後、列車は過ぎてゆく。さて本来の目的に戻ろうかとも思うけど、その前にうどん。折角駅に入ったのでごぼ天withかしわを頂く。妙に麺が柔らかいのが気になる。前はあまり気にしなかったけどはなまるに慣れると違和感を感じる。
 地下鉄に戻る。3駅乗って天神で下車。2月3日に開業した七隅線に乗る。乗り場は一度改札を出てという予備知識はあるけど何処の出口から出ることになるのだろう。ホームには案内が出ていない。仕方ないので適当な階段をひとまず上がる。上がってみると乗換専用改札機があったから正解だった様子。でも結局何処の出口を使っても乗換専用改札はあるみたいね。複雑がゆえに案内設備の発達した東京の地下鉄に慣れてしまうと地方都市の地下鉄には違和感があったりする。
 案内に従い地下街を歩く。歩く。歩く。まだかと思うほど歩く距離がある。なぜこんなに遠くに液を作ったのだろう。真新しい七隅線の天神南駅に着くまで恐らく5分ちょい。歩く代わりに浅いところにホームがあるようで、階段一つ降りるだけでホームに出る。既存の駅に近づけるためには地下深いところに駅を作らねばならず、そうなると建設費が膨れてしまう、そんな事情は透けて見える。
 列車はまだ入ってないので線路を見ることが出来る。リニア地下鉄特有のリアクションプレートが設置せれているのが分かる。電車が来る。真新しく小さな車両が4両。10:30の橋本ゆき。午前中の郊外ゆきだからか車内は空いている。最後尾の車端部に座る。
 車端の液晶の案内表示。到着駅やらニュースやら。広告も流れる。日立の広告が流れるのは車両メーカがゆえに断れなかったのかも。椅子は815系あたりでもみるような一人分のクッションを並べたようなロングシート。背もたれ部分が窓にかかるほど高いのも似ている。車端から後方を眺めていると運転席部分に乗客が座っているようにも見える。これは何だろう。不思議だ。座っていた乗客が降りていったのでそちらへ移ってみた。客室と運転室の間に仕切りが無く、運転席の機器類にはカバーが掛かっていて運転席も客席として開放している。ちょっとした展望席。そりゃ、地下鉄だから展望とは行かないけど暗い中でも線路のカーブや勾配は分かる。これは面白い。窓ガラスへの映りこみが気になるところだけど曲面ガラスなので大丈夫らしい。
 24分で橋本に到着。到着した列車を眺めていると、運転士がやってきて客室との間にロープを張り、機器類のカバーを開けている。
 一度外に出てみた。田んぼと住宅が混じったような幹線道路沿いの殺風景な場所。こんなところに地下鉄を通す必要あるのかなとも思える。相変わらず雪が舞っている。寒い。早々に引き上げる。
 帰りはそのまま天神南まで引き返すのもつまらないので少し降りてみようと思う。まずは線名にもなった七隈。こちらは狭い道路ぞいに商店やら住宅やらが立ち並ぶ雰囲気。とりあえず沿線がそれなりに人口の多いところであるらしい事は分かった。取り立てて見たい所も無いから引き返す。次の電車に乗る。電車、席が一通り埋まり、立客がいるほどには乗客が乗っている。もう一駅と思い今度は桜坂で下車。どこでもよいのだけど駅名に惹かれた。今度はマンションが立ち並ぶエリア。一本後の電車に乗ると相当な混雑だったりする。