JL1705 JA8984

 羽田は一見、混んでいた。オイオイと思う。普段は必ずどこかは空いている自動チェックイン機も待たされる様子。仕方ないのでカウンタを使う。発券された搭乗券。チェックイン番号356と表示。今日の機材は388人乗りのボーイング777-200で、空席もあるはずだから、ほとんど最後のチェックインだ。
 さてセキュリティゲートと思うとBゲートは行列が無い。混んでいるのはCゲートだけらしい。福岡ゆきは14番搭乗口からだそうな。14番ってどちらかというと北ウィングの領域な気がする。現に13番にぐるぐるが居てこれは小松ゆき。なんか看板に偽りあり、って気もする。
 搭乗口に着くと既に搭乗が始まっている。搭乗自体は全くの最後、って訳じゃなかった。後から搭乗してくる人も結構な人数。自分のせいで飛行機の出発が遅れるって事態にはならなかったから、まぁいいか。
 7:17 Door close 定刻前にドアが閉まる。朝の出発としては立派な物。Push buckも7:19。出発自体も定刻より早い。これは意外。
 今日もRwy34Rだ。14番スポットからtaixingして行く訳で時間が掛かる。でも出発便が少なく滑走路手前の順番待ちもなく滑走路へと出る。7:30 Take off
 東京湾上を旋回し横浜へと差し掛かる。今日は右側に座っているので目視できるのは東京、多摩の光景。鶴見川、生麦の辺りから地上へと差し掛かった。少し視線を遠くに持ってゆくと多摩川の流れが見える。多摩地区が白く光る。白、つまり残雪があるわけで。晴れ渡る空と残雪の組み合わせであれば写真を撮りたかったな、とも思ってみる。でも2ヶ月前の予約時に当日の天候が分かるわけでないから仕方が無い。滑走路が見え、一瞬調布かと思ってみたけど何かおかしい。変だ変だと思っていたら横田基地である事気がついた。それで視線を手前に戻すと橋本を確認できる。その横には相模補給廠。背景には白い山々。橋本を過ぎて間もなく、7:39にベルト着用サインが消灯する。高度7,300m、対地速度579km/h。ちょっとスピードに乗り切らない感じ。向かい風が強いのかもしれない。
 機内サービスが始まる。今月も紅茶とお茶菓子のサービスがある。お茶菓子は先月と同じル パティシェタカギのミルティーユ。先月のものよりも美味しく感じましたが、上品さでは先月のものの方が上かもしれない。
 7:46、甲府盆地が見えてくる。相変わらず雪。背景に広がる南アルプスも雪。7:50、伊那谷を横切る。こちらは雪が無い。この辺から雲が広がり始める。地上が分からなくなった。ナビゲーションマップも出ないので何処まで飛んだかいまいち分からない。8:05、雲の切れ間から大きな湖が見え始めた。琵琶湖だ。湖北、木ノ本の辺りだろう。一面真っ白。晴れていれば若狭湾も見えるはずだけど。ここで機長席から飛行状況の案内が入った。琵琶湖の上空を高度12,000m、対地速度650km/hで巡航中、あと5分ほどで左手に雲の合間から大阪の街が望めます。やはり、巡航速度が相当遅い。福岡地方の天候は晴れ、気温は3℃、到着は定刻よりも若干早く9:05を予定しているとの事。
 8:16、相変わらずの雲だけど時折切れ目から地上が見える。地上はまだ白い。うまい事ナビゲーションマップが表示されて姫路の北方である事が分かる。いったい何処まで雪が積もっているのだろう。8:31 雲の切れ間から見える地上は相変わらず白い。8:47、日本海が見える。山口県の上空だ。さすがに雪は消えた。
 8:51 北九州市の北方、日本海上でシートベルト着用サインが点灯する。高度2,800m、対地速度485km/h。軽く揺れ始める。雲に突っ込み、さらに揺れる。雲の下へ出て地上が見えた。9:04。一面の田園地帯だ。さて福岡空港着陸直前でこんな光景が広がるものか、どうやら南側へと回り込んでいるらしい。恐らくは筑後平野の方まで来てしまったに違いない。操縦席から案内された着陸予定時刻を過ぎる。飛行機は相変わらずゆっくりとした速度で飛び続け、そして田園地帯は何時までも、尽きない。
 9:14 ようやく市街地が広がりだす。高速道路のICが見える。外は吹雪。間違いなく吹雪いている。
 9:16 touch down。RWy16。
 9:19 spot in SP7
 最後遠回りして遅れたけどようやく着いた。空港はやはり吹雪いている。北西からの季節風。なるほど博多湾からのアプローチにはならない訳だ。今日一日同じ風が吹くのだろうか。昼のYS-11を空港の北端でと考えていたけど、南端に行かねばならないのかもしれない。南端への行き方は下調べしてないなぁ。