EL747 JA391K

 今日は能登を往復する。本来10:05発だけど機材到着遅れのため、15分遅れている。
 搭乗開始は10:10予定との事だったけどそれよりも早く10:02にまず優先搭乗が始まる。バスは1台。見た感じ40〜50人ぐらい。搭乗ゲートで石川県のアンケートを渡された。能登で降機する際に係員に渡してとの事。空路を選んだ理由、アクセス方法、空港に対する不満、目的地などが設問だけど、これから出かけるまだ見ぬ空港に対する不満を聞かれても難しいわな。無論、「初めて行くので分からない」という選択肢もあるけど。
 バスはちょこっと走って向かい側に見えた機体に横付けになる。スポット番号は判別出来なかったけど60番の手前側。今日の機材はボーイング737-400、JA391K。前から後ろまで満遍なく散らばると言う感じに座る。隣りが空いているのでバックは座席の上に置かせてもらう。この方が何かと都合が良い。
 10:18、ドアが閉まり案内が入る。能登までの所要時間は50分、到着予定時刻は11:20との事。機材にテレビモニタが無いのでエマージェンシーデモがある。JACあたりで見るで見るデモよりも念が入っている感じ。時間も掛かる。ようやくpushbuckが始まったのが10:23。34Rに向かう。10:31takeoff。東京湾上を半周してゆく。横浜市南部を飛ぶコースだ。今日は左側に座っているので京浜工業地帯ではなく市原あたりが見える。そして三浦半島浦賀のドックやら横須賀のアメリカ海軍やらが良く見える。このままだと先週の徳島やいつもの伊丹ゆきのコースになるけど、相模川の河口、平塚が見えた10:39、右旋回をしてコースが分かれた。富士山が見えてくる。横田空域を避けた、訳か。10:42。シートベルト着用サインが消灯。富士山の北側に回りこんでゆき富士五湖がはっきりと確認できる。ドリンクサービスが始まる。今月の限定は宮崎茶だって。先頭と後方から二手に分かれて配っていると突如揺れ始める。結構大きな揺れだ。シートベルト着用サインが点灯した。サービスを中断する旨、案内が入る。10:48。真下には無数の山、山、山。八ヶ岳のあたりを飛行しているらしい。左手には南アルプスが見える。時折盆地が見えるのはどの辺りなのだろう。扇状地と大きな盆地が見えたのは松本だったような気がするけど確証は無い。揺れは数分で収まったけどベルト着用サインは点灯したままだ。そのうちに地上はすっかり雲の覆われる。どこを飛んでいるのかすっかり分からなくなった。
 11:02、最終の着陸態勢に入る旨、案内が入る。雲が切れると海の上だった。既に北アルプスを越えて富山湾に差し掛かった様子。宮崎茶は帰りの便までお預けだ。
 11:12、能登半島へと差し掛かりいよいよ機体が高度を下げる。gear downしたような音がする。吹雪いているのがよく分かり、そして大きく揺れる。左右に揺れる感じだ。地上の様子がいよいよはっきりと見えてくる。道路にも積雪があるのが分かる。機体の高度は落ちないが地上の標高が上がって来た。12月に行った但馬空港への着陸と同じような感じだ。空港のエリアに入る。揺れながらtouch down。11:17、RWy25。相当きついリバースが掛かる。誰かアンケート用紙やら携帯電話が後方から飛んできた。11:20 spot in SP25。
 ドリンクサービスが中断したからだろう、降機の際にキャンディーをくれる。籠の中にはおしぼりもある。歩きながら手を拭くのも変だからおしぼりを受け取るのは見合わせたけど。アンケートはホールディングブリッジを出たところで県の職員が回収している。手元に能登空港のマスコットをデザインしたシャープペンシルが残る。
 能登空港のターミナル、出来たてのこぎれいなターミナルだ。まずは展望デッキへ。柵は低く、屋根つき、非常に良い展望デッキだ。左側、航空学園の敷地にYS-11の姿が見える。南国から北国へやって来たYS-11が雪を被っている光景は何か涙を誘うような感じ。
 駐機中の機体を撮影して一度展望デッキを後にする。この先のアクセスを確認しなくてはならない。