JL1874 JA8983

 搭乗の為にセキュリティチェックを受ける。ところがカメラバックが引っ掛かる。本体ではなくサイドのポケットがダメらしい。こんなところ引っ掛かった事ないぞ。携帯やらスイカやらマイレージカードやらを外に出してもう1度チェックだってさ。はぁ。
 多少時間があるのでラウンジに寄る。羽田ゆきが出る前だから混んでいて居心地が悪い。頃合を見計らって搭乗口へ向かう。
 羽田ゆきは混んでいる、普通席の後ろの方は空いているかもしれないけどクラスJは満席だ。なんかピンクのジャケットなんて凄い格好をしたおっさんが通路を挟んで反対側に座ってアテンダントさんに絡んでいる。
「狭いね」
「申し訳ございません」
 でもチーフアテンダントがやって来て「何時も御搭乗ありがとうございます」に始まって長々と挨拶してゆく。よほどのVIPなのかクレーマーなのか。
 普通席からおっさんがやって来てアテンダントさんを捕まえる。
「こっち空いてないの」
「生憎満席となっておりまして申し訳ございません」
「一つでも良いから空いたら案内して」
 いろいろな客がいるもので。
 アナウンスが入る。串本を40分後、大島を60分後、羽田には1時間20分後の到着予定と珍しく詳細な案内。機体番号が示す通り旧JAL担当だけど、旧JALでここまで細かい案内を来たのは初めてだなぁ。
 定刻より少し遅れて17:36、ドアが閉まる。17:38 pushbuck。さすがに鹿児島、この時間でもまだかすかに明るい。17:46、takeoff RWy34。
 新聞を眺める。福岡版だ。今朝は福岡から運用に就いた事になる。
 雲の上に出る。西のほうがまだ明るい。
 17:55 ベルト着用サインが消灯。空はほのかな明るさを残している。機内サービスが始まる。今月も紅茶と御菓子のサービス有り。御菓子はル・パティシエ・タカギのシュケットだって。正直チョコレートフィナンシェの方が良かったような気がする。
 操縦席からアナウンスが入る。18:26。旧JALではあんまり聞いた記憶が無いなぁ。あと10分ほどで降下を開始するとの事。ほぼ予定通りのフライトらしい。羽田の天候はみぞれと仰る。天気予報とずいぶん違うなぁ。気温は3℃だとか。やれやれ。
 テレビ画面がナビゲーションマップに変わる。18:35、御前崎の沖合いだ。898km/h、9400m。降下が始まっている。18:41、シートベルト着用サイン点灯。
 軽い衝撃を感じる。眠ってしまっていたようだ。窓の外は羽田だ。時計を見ると19:05。滑走路はRWy32L。リバースが掛かる。さてどこに行くかと思っていると北ウイングの16番に到着。19:09。この後は20:00の小松ゆきだそうな。
 羽田からは京急。やはり疲れを覚える。横浜で起きる気にならず上大岡まで。結局杉田で歩くから疲れはこちらの方が激しいのだけどね。