【今日の駅弁】きじ焼栗めし フタバ食品株式会社九尾弁当総本舗 \800

 さきほど黒磯で買った駅弁。鶏をメインに栗や山菜を並べた品。山国那須の地場の食品を揃えました、って感じを醸し出してます。わらびにぜんまいと思ったらぜんまいではなくこごみだって。
http://www.yamagata.nmai.org/umaimono/kinoko/kogomi.html
 列車は磐越西線に入る。いよいよ雪が深くなる。時折吹雪。
 会津若松到着。定時よりちょい早い。隣のホームに会津鉄道の11:30会津田島ゆきがまだ停まっているので乗換える。時刻表で見た時は無理だろうと思っていたし、到着前の接続案内でも出てなかった。まぁ運が良かったのかもしれない。他にも数人が乗換え。列車は新車。野口英世のペイントが施されている。ボックスシートの座りごこちが非常に良い。列車が発車する。先ほど乗ってきた485系がヲタに嬲られている。なぜか前面が「くびき野」になっている。一駅走った七日町で下車。まだまだ会津若松市内。ここで今度の喜多方ゆきを待つ。
 駅の待合室は「駅cafe」という喫茶店兼土産物屋になっている。正確に言うと会津のアンテナショップだそうな。
 http://www.aizu-furusato.com/ekicafe/
 折角なのでコーヒーを飲んでまったりと過ごして見たりする。地場産でしょうか。木で出来たスプーン、欲しいなとちょっと思って見ましたが販売はしてなかった。
 喜多方行きに快速が来る。名鉄からやって来た特急用ディーゼルカーの2両編成。車内は空いている。車両番号は8503に8502と名鉄時代の表記のままだ。先頭は人が居たのでその後へ。会津若松で先頭の人が降りて行くので代わりに一番前に座る。会津若松からは大挙して人が乗ってくる。一般の観光客が半分。ヲタが半分。カメラの放列を浴びる。恐らく、先ほどのフェアーウェイに乗ってきた人達だろう。七日町まで列車を迎えに行った判断は正しかったようだ。
 喜多方に到着。ちょい早着だ。帰りのフェアーウェイに乗るためには13:57の会津若松行きに乗る必要があり持ち時間は1時間半。市内のラーメン屋マップを他の観光客に紛れてもらう。駅前にもラーメン屋はあるけど少し市内へ歩いて見る事にする。下調べはしていないし、目的の店も無い。
 昔2度ほど来た事があるけどその時どの店に入ったかはおぼろげにしか覚えていない。取り敢えず適当にあるくと「見学・試飲出来ます」の看板が見えた。酒蔵の見学かぁ。これにしよう。看板に従い脇道に逸れる。ほどなく酒蔵が1軒。中に入ると案内の人が出てくる。見学をお願いすると受け入れてもらえる。一人でも随時見学可能らしい。まずは米の精米率と酒の名称に関するレクチャー。実際に精米した米粒がサンプルとしておいている。精米率30%、つーのは米粒が粟粒みたいに小さくなっている。それが終わると蔵の中へ。後に試飲。甘口と辛口どちらが良いかと聞かれるので辛口を所望すると4種類の酒が出てきた。+5、+7、+10の3種類に5年ものの日本酒。個人的には+7のが一番口に合うけど、5年ものって奴も美味しかった。これで何も買わずに帰ってしまうのは申し訳ないので帰りの列車で飲む酒を所望。小さい瓶がいいのだけどと言うと小さい瓶のうち辛口の方を試飲で出してくれた。生酒だって。まぁまぁ美味しい。買って帰る事にする。ここまでマンツーマンだし、多少買わないと悪い気がする。
 13時を過ぎる。そろそろ帰りの列車の時間も気になる。ラーメン屋が多いのはさらに駅から離れたエリアなのでそちらに向かうのは諦める。駅へと戻る途中あった1軒の食堂に入ってみる。ラーメン専門店じゃなくてあくまで食堂の1品としてラーメンを扱っているみたい。駅で貰ったマップにも出ていない。しかしメニューの値段が浮世離れしている。
 喜多方ラーメン \400
 喜多方ラーメン大盛 \500
 ラーメンライス \550
 定食 \600
 野菜炒め \200
 って調子。一番高いメニューが\600らしい。ラーメンを食べる。そりゃ極上とは言いませんけど、十分に
美味しい。値段を考えればよく頑張っているって感じ。どうやら地元の人しか来ないような店らしくてよそ者には少々居心地が悪かったりもするのだけど、芸能人のサイン色紙がベタベタ張ってあるようなところよりは良かったかな、と思った。何故か最後、会計した時に粗品をくれる、年賀用のタオルだ。一見さんな私にくれてもしゃーないと思うけど、有りがたく持ち帰る。
  雪道を歩き駅に戻る。結構な数のお客さんが列車を待っている。ラーメン特需かな。改札が始まりホームに入る。乗車位置の案内、「2両編成 13:57」と表記されていて分かりやすい。列車は新津からの2両編成。キハ47。ガラアキでやって来た列車がめい一杯埋まる。再び見渡す限りの雪の中を走って会津若松に戻る。郡山からの快速列車と同時到着だった。隣のホームに入った快速、クロハ455-1が着いている。グリーン車部分も普通車自由席扱い、らしい。先に出る快速を見送り、新宿へ行くフェアーウェイを待つ。ほどなく留置線から転線して来る。今度は前面には「快速 フェアーウェイ」の文字。側面にも「快速フェアーウェイ 新宿」の文字。写真を撮る人も多く、行きと同じ客層らしい。途中駅、屋根の上の雪が目に付く。50cmは積っているみたい。時折列車とすれ違う。こちらが待つことの方が多いけど、どこかの駅で茶色い列が流れていった。貨物列車。ワム8000、上越線迂回列車らしいけど、電気機関車を見そびれたのが、残念。
 郡山で大挙して乗車がある。やっぱりカメラの放列を浴びる。客層は相変わらず。長時間停車の間に買い物。