JD1182 JA8477

 すれ違う車も少ない夜道をひた走る。バスはやがて女満別の市街へ。道路の温度計は-7℃を指している。やがて雪原に誘導灯が眩しい光るようになり空港に到着。
 リムジンバスの様子から飛行機、空いているのではないかと思っても見たけど空港は意外と込んでいた。チェックインした際にチケットに表示された番号は166番。っーことは200人ぐらいは乗客がいるのかな。展望デッキに出てみる。時節柄、夜間閉鎖かと思ったけどまだ入れる。しかも人が何人かいる。もう飛行機がスポットにいるかと思ったけどまだ見えない。19:50なんだけどな。そのときようやく着陸してくる飛行機の姿。JAS塗装のA300。一旦滑走路端まで行って転回。再び滑走路上をtaixingしてくるのが見える。スポットに入る。機体番号「77」だけが確認できる。JA8377かなぁ、と思ってみたりする。写真を撮って退散。そろそろセキュリティーチェックを受けておかねば。
 搭乗待合室はぱっと見た感じ座るところに困る程度の混雑。よく見ると空席がある程度とも言う。しばらく北海道ともご無沙汰なので最後にサッポロクラシックを1杯。美味い。
 搭乗開始、遅れる。そりゃ、19:50過ぎの着陸で20:20に離陸できるとは思えないし。案内では20:25出発となっているけどそれも無理だろう。20:30で御の字かなぁ。実際の搭乗は20:20過ぎの開始。
 今回は翼よりちょい後ろのほうの席。前のほうは席が一杯だけど後ろは余裕がある、もう少し後ろならぽつぽつと言った感じになるのだろうけど自分の周りは席が埋まっている。なぜか隣りは空いているけど。
20:29 Door close 「客室乗務員はドアモードをアームドにして下さい」と放送が入る。アームドだよとなぜか安心する。A300までオートマチックモードの変わったらどうしようと思っていたのだけど。こないだ11/27にJA8977の客室乗務員さんに聞いた話は間違いないみたいだ。
20:31 push buck 羽田までの所要時間、強い向かい風の影響で2時間を予定しているとの事。今から二時間だと羽田に着くのは23時近くになるなぁ。モニタの付いていないエアバスA300なので、エマージェンシーデモがある。二列の通路に前中後、合計6人のアテンダントさんが一斉に行うデモンストレーションは一種壮観。終わると照明が薄暗くなる。A300やMD81の夜間離着陸はこういう扱いするけど、B777だとぐるぐるでもやったかなぁ。あんまり意識していないや。
20:36 taixing 飛行機は北側の滑走路端へ向かう。誘導路はないので滑走路端でUターン。割と大きな飛行機だけど器用に廻るものだ。
20:39 take off RWy18 真っ暗な大地。とたんに何処を飛んでいるのか分からなくなる。
20:44 機内照明が元の明るさに戻る。
20:53 細かな揺れ。主翼灯の向こうに星が瞬くのが見える。真下には街の明かりがちらほら。
20:54 シートベルト着用サイン消灯 ほぼ同時に飛行状況の案内が入った。真っ暗なフライト。モニタもないし唯一の手がかりだ。現在、帯広上空。強い向かい風の影響で対地速度は680km/h。高度は9,400m。この後仙台上空を22:00に通過し羽田到着は22:35の見込み。気流の悪い部分も予想されるとのこと。帯広上空と言うことは太平洋上を飛んで宮古から沿岸に南下するコースだなぁ。帯広-羽田と同じようだ。
  2時間の夜間飛行はさすがに退屈になってくる。ヘッドフォンからから流れる音楽も二順目に入りつつある。機内誌は先週さんざん読み通したし。新聞に手を出してみた。東京版を積んでいる。今朝は羽田から運用に付いた、って事か。
21:41 揺れ始める。シートベルト着用サインが点灯した。アテンダントさんも着席。しばらく揺れていたものの、収まる。
21:46 シートベルト着用サイン消灯。まだまだ先は長い。アテンダントさんが機内を廻り始める。マイレージカードのパンフレットを持って歩いていたのでICカードへの切り替えを聞いてみた。マイレージをICにするかクレジットをICにするか、両方切り替えるとどうなるか、よく分からない事は多い。結局退屈しのぎにしかならなかったけど、まぁいいや。
 気が付くと眼下に灯りが見える。空の低いところに雲が垂れ込めているようで、ぼやけた様な光が広々と続いている。もう関東平野に差し掛かっている様子。間もなく致しますと「シートベルト着用サインが点灯致します。」と案内。最初の案内よりも早い気がする。
22:04 シートベルト着用サイン点灯
22:15 間もなく着陸の案内が入った。再び照明が暗くなる。左手の窓に瞬く光。航空機同士のすれ違い。
22:28 gear down そろそろ着陸する滑走路とどのスポットに入るのかが気になりだす。眼下には東京湾が見える。右側の様子が分からないので確かなことは言えないけれどRWy32ではないかと思う。Lを使うかRを使うか、沖止めかブリッジかで電車一本ぐらいは違ってくる。さてと眼を凝らすもののRWy32Rならば左手に見えるはずの塩浜の工業地帯が見えない。まもなく左手に駐機場が見える。600番台、700番台の駐機場だ。っー事はRWy32L。ここから沖止めになるか、あるいはゴトゴトとブリッジまで進むか、いずれにせよ時間が掛かりそうだ。22:31 touch down
 飛行機は第二ターミナルの前を進み、右折して第一ターミナルに向かう。ここで突然右折して40番台の沖止め、ってのも有り得たけど直進してくれて第一ターミナルまで来る。結局3番スポットに到着 spot inは22:38。
 後ろのほうに座っていた割りにはすんなり降りることが出来る。時刻は22:40になるところ。羽田空港からの京急線横浜直通は何時だっただろうか。07,27,47分というのが頭にこびり付いているので急ぐ。駅の改札まで来ると次の横浜方面は23:05となっている。22:53泉岳寺と言うのがあるけどこれに乗っても結局23:05と同じになるのだそうな。
 バスターミナルに向かう。次のYCATゆきは22:56。港南台行きも23:10にある。バスは横浜駅まで標準30分だけど今の時間ならもう少し早いだろう。港南台行きは何分掛かるかな。港南台から洋光台の一駅で案外時間を食いそうな気がする。横浜行きを選択。
 バスは期待通りに走ってくれる。本牧のジャンクションを右に折れる。湾岸線、次は磯子の文字、磯子行きのバスがあればなぁ。バスは石川町の横、関内の横、桜木町の横を通り抜ける。どこか一つで降りれたならと思う。みなとみらいで下道へ。横浜駅東口を一旦通り過ぎる。せめてココで降ろしてくれたらと思う。ぐるりと回りこんでわざわざ駅から遠いYCATへ到着。23:20。
 駅へと急ぐ。途中、京浜東北線の電車が到着するのが見える。どこ行きなのかは分からない。ホームに上がってみると次の大船行きは23:33。さっきの電車は22分の大船行きだった。バスが桜木町に行くか、せめて横浜駅東口に着いてくれれば乗れたのだろうなぁ。
 結局、羽田からの直通列車が23:28に横浜に着くのを眺めた後に23:33の電車に揺られて帰宅。洋光台には23:53。網走からは4時間40分の行程。