帰京

 八戸から新幹線に乗ってしまえば3時間弱、20時前には東京に着く訳で本来ならそうやって帰るべきだろうけど今日は三沢から飛行機である。まずは三沢に向かう。八戸からバスが出るのでちょっと迷ったけど、折角18切符を持っているので三沢まで行く。列車としては締めになるのが701系。東北を旅する以上は付き合いは避けられんわな。三沢まで20分ちょっと、傾きかけた夕日が車内を赤く染め上げる。
 八戸から来るバスが三沢駅前を通過するのが18時半ごろ。それまで時間があるのでお茶でもと思っていたけど、三沢駅前にはそんな気の利いた店は一軒も無かった。観光地、だからもう少し何かあってもいいはずだけど。はっきり言って時間をつぶすのに困る状況。なんとなく十和田観光電鉄の構内を眺める。電車はいつの間にやら東急のステンレス車に変わっている。7700系、インバータ車じゃん。構内には蕎麦やが営業中。折角なので食べてみる。山菜そばを冷やしで。\380。ここも前代的な雰囲気。ポケットティッシュ1個10円だって。もう少し商売っ気があっても……。なおも時間があるので駅前のコンビニを眺める。
 ようやくやって来たバスは無人だった。三沢で自分も含めて3人乗車。確かに1時間掛けて空港までゆき、一日3便の飛行機使うぐらいなら新幹線を選ぶだろうなぁ。3人だけ乗せたバスは市街地を抜けて畑が続く大地を走り、見覚えのある三沢空港へと到着。