2018-08-14

 台北は雨の朝になった。一瞬ざっと降って止む、では無くて少々降り続けそうな、雨。
 今日の朝食は最初から決めている。地下鉄で一つお隣の善導寺。ここの超有名店、阜杭豆漿に行きたい。
 阜杭豆漿は初めて台湾を訪れた2009年に行ったけど、それ以来、ご無沙汰。善導寺のホテルに泊まっても、阜杭豆漿は混んでいるからと見送って来たので、知っている割には縁がない。

 8時前、朝ラッシュの地下鉄に乗る。1駅、善導寺の駅で再び外へ。

 振り続ける雨。それでも阜杭豆漿の行列は長い。

 華山市場と言う建物の2階にあるのだが、行列は1階まで続いている。大人しく最後尾に付いて、ジリジリと列が進むのを待つ。


 2階にあがると知っている様子とだいぶ雰囲気が違う。前は小汚く狭い店だった。



 2009年7月の阜杭豆漿はこんな感じ。
 それが、フードコートとして整備され、席も増えた。妻によると結構前の事、らしい。

 そんな訳で思ったよりも早く朝食にありつく。

 鹹豆漿。これを食べるために並ぶ価値がある。

 薄餅油條は妻の友人が大好きと言うので食べてみたが、油+油で何とも。油切りが良くなかったかも知れない。
 並んで食べて1時間ほど。まだまだ行列は長い。主役は通勤途中の地元の人、と言うより観光客だろうなぁ。

 地下鉄で一駅、台北車站に戻る。もう朝のラッシュは終わっている。まだ雨が降っている今日の台北。観光プランは全くない。雨でも構わない所、と考えて、近くにある国立台北博物館に行ってみる事にした。

 石造の立派な建物は日本統治下の建造物。戦前は台湾総督府博物館で元から博物館として建てられたことになる。


 中の造りは北海道庁を思い出すようなもの。途中で左右に分かれる階段とか、そんな辺りがそっくりに思える。
 展示はどちらかと言うと自然史よりの内容。

 企画展は「象」だった。

 古代の象の化石標本、実物があったり

 こちらは台北の動物園で長年飼育されていた象の骨。元々は第二次大戦中に軍用として使われていた象が、戦後動物園にやってきて、寿命を全うしたのだとか。

 常設展では台湾の少数民族の文化や風物を取り上げている。日本統治下では十把一絡げに高砂族と呼ばれた人たちを丁寧に解説していた。
 さてお昼。今日は、機能と同じジャージャー麺の店に行くことにした。もう一度食べたくなったのだ。お昼時だから混んではいたが、待たずに入る事は出来た。

 今日はジャージャー麺を二つにする。味は変わらないが飽きない。満足した。
 さて、午後。雨は止んでいる。ノープランだったが、ホームセンター的な店にちょっと寄り道。探し物をする。この店、

 レジの所に猫が寝ていた。ぬいぐるみかと思ったら本物の猫。もう一匹、別の所に寝ている。1階なら他所から来た猫かとも思うが、ここは3階。どうやら店の飼い猫、らしい。
 この後はちょっと足を延ばして公館まで。今度は自分の買い物。台湾の鉄道雑誌、鐡道情報のバックナンバーを探しに行く。地下鉄を乗り継いで公館の駅まで。
 前回、高雄訪問時以降に発刊された234号、235号を求める。前々回、高雄訪問時台北の台湾的店に行け、と言われた230号はこちらでも売り切れ。あまり執着心は無いつもりだが、ここまで買えないと無性に気になる。
 自分の用事はここまでだが、公館には妻が行きたいリストにあるかき氷屋があるので都合が良い。今にも降りそうな、曇り空でも暑い事は暑いのでかき氷は受け付ける。そちらの店へ転進。


 今度は一人一つ。別の味なので適当に交換しながら頂くが、昨日の所よりも明らかに上。このお店、さらに奥地の永和に店を構えていたのが、少しは台北市内に近付いた公館に二号店を作ったそうだ。もう少し地の利が良ければ、日本人に大人気になるかも知れない。

 雑誌を2冊買ってしまったので一度荷物をおきにホテルに戻る。三度雨の落ちそうな中、夕方の時間を足ツボマッサージに宛がう。

 昨日も受けたばかりが、何度圧されても悪くは無い。店内、日本人観光客で混んでいる。日本の人はこれほどマッサージ好きだっただろうかと思うほど。

 今日は無茶苦茶痛い所があって何かと思ったら生殖器だそうだ。何でと思うほど痛い。痛たたたたとやって店の人に笑われる。

 18時を過ぎてふったりやんだりを繰り返す台北市内。明日で帰国なので最後の夜だが、今回の旅行であまり行っていないスーパーに行く。西門町からちょっと南側に日本からは撤退したカルフールの大きな店があるそうで、脚を伸ばした。自宅使いの調味料やらバラマキ菓子やらを買い求める。この手の店が台北車站周辺にあれば便利なのだけど。
 荷物が少々重くなり、ぷらぷら西門町へ。

 繁華街にサッポロドラックストアが進出している。他にもトモズも台湾に進出している。前回までは見かけなかったのでここ最近だろうか。
 夕食の時間なのだが、思いつかないまま、


 阿宗麺線で麺線を頂く。お馴染み、定番だけど、ここも実際に食べるのは5年ぶりの筈。今回は何か定番をなぞる旅、みたいだ。
 さて、ホテルの方に歩きながら戻る。どこかで夕食をちゃんと、と思ったのだが、台北の店は閉まるのが早い。ここ、と言う所に出会う事が出来ないまま、ホテルの近くへ。

 結局、新光三越の地階にあるフードコートで適当な食事。適当だけど、牡蠣のオムレツやら、ビーフンやら、魯肉飯やら。5皿を二人でシェアする。
 ホテルに戻る。明日は帰国。荷造りをして早めに寝ておく。

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