少し早い目に起き出した。今日は夕方から出かける用事がある。身支度に時間がちょっと掛かり、少し重たくなった荷物を持って出勤する。

 ここから先はしばらくいつも通り。47運用1337編成。会社に8時過ぎの到着。仕事に掛かる。
 今日は夕方、出かける時間が決まっているので帳尻を合わせるように仕事をしなくてはならない。
 午後一番に来客。派遣会社の営業さんが契約の責任者なる人を連れてきて、単価の値上げを要求される。改定に応じなければ人を引き上げるぞ、という脅迫のニュアンスは感じられるが、こちらにも値上げに応じる原資は無い。
 夕方、定時過ぎに仕事を切り上げる。バスで文庫に出たら、早々に快特泉岳寺ゆきが出るところだった。乗ってしまう。今日は横浜を通り越して更に先へ。時間帯から言うと先週金曜日に生麦の架線トラブルで立ち往生した電車と同じスジか。
 蒲田で乗換。またカツカツ。流されるようにやって来たのは羽田空港国内線ターミナル。今日は第一ターミナルの南ウィングとなる。
 これから飛行機の乗るのだが、

 ダイヤがだいぶ乱れている。

 昼間、雷雲が羽田空港周辺に出て、到着と出発に大きな影響が出たため、らしい。
 ひとまず保安検査を受けてラウンジに入ってしまう。まだ出発までは1時間以上時間がある。

 パンとスープ、それにビールで軽くお腹が膨らむ。これで夕食、とするにはちょっと寂しいが、この流れで行くと、たぶん、これが夕食何だろうなぁとは思う。
 まだ時間があるので席替えをしてしばらくラウンジで。案内があって、自分の搭乗便も20分、出発が遅れるらしい。20分なら、まぁギリギリ許容範囲。それ以上遅れると空港から先のリムジンバスに乗れない可能性がある。まぁ、なるようにしかならないから、羽田で慌てても仕方がない。
 遅れていると言っても出発は進んでゆくので、ラウンジのお客さんは減る。

 気が付くと数えるほどしか残っていない。時間があるし、人眼は無いので、 

 普段は眺める事のない、こんなディスプレイに紛れた、

 黒澤レインボーのMD-90なんてものにニヤリとする事になる。地方空港の展示室見ないな事を羽田のど真ん中でやっているのは楽しい。

JL379 JA338J B737-800 HND→KKJ

 本来の出発時刻、20:25を目安にラウンジの席を立つ。今日はこれから北九州まで飛ぶ。明日朝から打合せを設定されて、どう考えても朝移動では間に合わないので、定時間の後に移動して前泊する事になった次第。

 飛行機は出発準備の真っただ中。どうやら岡山から来て北九州に向かう、という運用のようだ。


 20分遅れ、と言う事だが、搭乗は20:35。巻いて巻いて何とか20分延になれば、という風情の20分遅れの様子。
 20:35に搭乗開始。優先搭乗でさっさと乗ってしまう。今日は最初からクラスJを用意できている。割と早くに出張が決まって、連休前に航空券を手配したので、予約を入れる事が出来た。窓側の席に座り、出発までの時間を過ごす。

 地上の準備は順調に進んでいるようだ。機内への搭乗も順調。20:43、Doorcloseとなる。遅れのお詫びの後、20:47、Pushbuck。20:52、Taixing。機内減光となる。多摩川の向こう、石油コンビナートの炎が目立つ。
 出発便は数少ないから、誘導路を進むのも順調。21:00、Take off RWY23。飛行機は東京湾上空をぐるっと回ると進路を西に定める。

 横浜上空に差し掛かった後、21:05、ベルト着用サイン消灯。機内に灯りが戻る。
 パソコンを出してネットにつなげると少し恥辱を進めておく。その途中、飲み物のサービスが始まる。

 パソコンに気を使ってくれて、蓋つきで渡された。
 21:18、機長さんから飛行状況の案内。現在、高度7,300mを飛行中。この先、北九州には22:15の着陸を予定しているとのこと。北九州の天候は晴れで気温は18℃、だそうだ。
 飛行機は名古屋上空から京都大阪へと飛んでゆく。左側に座っていれば眩い夜景が広がっただろうが、右側に見えるのは、京都の北側の山、大阪の北側の山。
 21:44、降下を開始し、5分後にベルト着用サインが点灯する旨の案内が流れる。ぴったり5分後にベルト着用サイン点灯。飛行機は瀬戸内海上空、広島を右手遠くに望みつつ西へ。防府かどこかの石油コンビナートが見えてくる。高度もだいぶ下がって来た。
 機内消灯すると窓外の灯りが眩く見える。

 宇部の街を臨むと、北九州空港への最終コース。北側へと回り込んで、左に旋回。そして空港島が現れる。22:12、Landing、RWy18。22:15、Spot in。隣りにはスターフライヤーがいる。時刻表では10分先行した89便のようだ。


 飛行機をちらっと眺めて制限エリアの外へ。379便、遅れを5分取り戻したので、バスへの乗継、多少の余裕は出た。お手洗いに寄って、自販機で水を買って、

 バスの写真を撮る余裕もある。実際には全員の乗継には慌ただしく、少し待っての発車となる。
 今日の宿泊地は黒崎。バスで40分程の筈。九州自動車道の山の中を通り、八幡ICで降りる。八幡と言いつつ、直方が近いようだ。23時を少々回って、ようやく黒崎到着。飛行機からバスへの乗継はスムーズだったが、会社を出て6時間近くが経っている。九州は遠い。
 黒崎駅近くのホテルに投宿。

 窓外には、筑豊電気鉄道の黒崎工場。その後ろはJR鹿児島本線だった。時折、貨物列車の走る音が部屋内に忍び込む。明るければ絶景かもしれない。
 食欲は無く、夕食がラウンジパン、で決定になる。軽く呑みたいが、飲みに行く元気は無いので、コンビニで買い出し。その間に日付が変わる。明朝は多少余裕があるが、普段に比べたら、の話。ビールを1本だけさっさと飲んで、さっさと就寝。