2021-07-25

目覚めると7時が近かった。4連休の最終日は自宅で迎えている。ここの所、酔って早く寝て次の朝は早々に目覚める日々だったが、ようやく平常に戻った。
 朝から暑くなっている。出掛ける気になれず、京王線恥辱を綴る。
 夕方になって買い物ぐらいはしようと出掛ける。とはいえ 

 夕方4時半の琵琶湖。まだまだ明るく真昼のようであった。釣りの人もランニングも見えなかった。
 買い物をして帰宅。まだ明るく暑い。全然歩いていないが、今日は仕方ないなぁという気分になる。

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2021-07-24

まだ暗いうちに目が覚める。サイドテーブルに飲みかけのビール。喉が渇く。ビールを冷蔵庫に仕舞い、水を飲んでからもう少し寝ておく。
 結局、明るくなりかけた頃に起きだす。まだ早いが眠れなくなった。

 旅先は四国の西端、中村市街地のホテルで迎えている。少し歩いておこうとホテルを出てみた。
 ホテルの真ん前は駐車場と化している。ほぼ満車。他県ナンバーが勿論多くて、中には他県のレンタカーもちらほら。やはり入込が多い事を知る。

 市街地の一條通という通りを歩く。昨日は割と人のいた通りもこの時間は人影もまばら。蒲鉾屋だったか、仕込みを始めていて、その音で街が生きていることを知る、
 市街地から駅に向かうバス停の位置を確認してから、今度は四万十川を目指して歩いてみる。ホテルの窓からもちらっとは見える四万十川。昨日見た佐田の沈下橋よりもさらに下流という辺り。
 宿毛へと続く道が四万十川を渡るのだが、

 遠目には鉄道橋にも見える赤いトラスが印象的な橋。
tabi-mag.jp
 通称、赤鉄橋というからそのままの名前だ。


 6時を過ぎて明るくなり、四万十川も陽を浴びて鮮やかになる。
 橋から川を見下ろすと昨日、博物館で見た川エビを獲る道具、コロバシが沈められているのが見える。改めて昨日の展示が生活と結びついていた事を知る事になる。
 四万十川を対岸に渡って、そして戻る。その途中、

 赤鉄橋の下流に見える鉄道橋、土佐くろしお鉄道宿毛線を始発の普通列車が走ってゆくのが見える。望遠を持ってくればよかったと反省。
 ホテルに戻ると6時半を過ぎていた。朝食が始まっている。満席ではないが、そこそこ賑わいでいる。
 部屋に戻ってから身支度直して朝食に行く。

 今日のホテルは、バイキング形式の朝食だった。控えめにと思いつつもついつい取り過ぎてしまう気があり。
 今日は9時半の列車で中村を離れる。多少間がある。だが8時にはホテルをチェックアウト。一旦駅に向かう。
 駅へはバスで向かう。先程チェック済みのバス停へ。田舎によくある、片方にしかバス停がないバス停。各地に向かう方にバス停と屋根付き待合室があり、中村駅ゆき側にはバス停すらない。
 バス停のない側から乗る筈だが、よく分からないので妻と自分と両側に一人ずつ立って待つ。すると

 思ったのと反対側にバスが来た。しかもバス停に出ている時刻より少し早い。
 行先表示は「口屋内⇔中村駅」となっていてどちら行きなのか判別付きかねる。停まってくれたので中村ゆきと確認して乗車。しかし、思った方向と逆に曲がる。やっぱり逆?と思うと病院でUターン。同じバス停に戻る。そして思った方向に走ってゆく。そういう事だったか。
 中村駅まで5分弱。一人100円で運ばれる。列車の出発まで1時間程。その間に駅からちょっと歩いて
www.sunriver-shimanto.com
 8時から営業している物産館へ。自宅用、実家用、少々買い物をしてから、改めて駅へ。荷物がだいぶ重たくなった。

 開業51年目の中村駅。昨年行われた開業50年記念パネル展のポスターが出ている。
www.tosakuro.com
https://b69acbbf-5e50-4f0d-9125-dbaad1609c12.filesusr.com/ugd/06d37b_5b7d816c4ef545e3a3a3fcbfcfce7063.pdf
 開業当時の駅周辺は本当に田んぼの真ん中だったんだと知ることになる。妻のご両親は当時、仕事で中村に赴任していたのだが、中村線の出発式、見に行ったそうだ。ポスターには駅構内も駅前もものすごい数の人で埋まる様子が写っている。その中に身近な人が混ざっていると思うと妙に感慨深い。
 改札が始まる。今度の高知行きは宿毛始発。

 2両編成で列車はやって来る。宿毛からの人で早速降りる人も少々。定期券や回数券を持っていると宿毛-中村は特急料金100円で乗れるみたいで、割と気軽に優等列車も使われるようだ。
 席が半分ぐらいは埋まっただろうか。出発。

 旅のお供には先程、物産館で買い求めた高知県は馬路村のオリジナルドリンク、ごっくん馬路村。
www.yuzu.or.jp
 列車は昨日の昼に見た景色を巻き戻す。若干違うのは今日は海側が逆光という事。それを承知で海側の席に座ったけど

 あんまり冴えない。これなら山側席でも良かったかも知れない。
 土佐佐賀を過ぎると窪川までの標高差200mを詰める登りになる。

 今度は山の景色が広がる。昨日乗った予土線と合流して、窪川到着。ここで乗務員は土佐くろしお鉄道のポロシャツさんからスーツ姿のJR四国に変わる。
 今度は山の景色が広がる。昨日乗った予土線と合流して、窪川到着。ここで乗務員は土佐くろしお鉄道のポロシャツさんからスーツ姿のJR四国に変わる。
 列車を待つ乗客が多く、座り切れそうになかったが、降りてゆくお客さんも多かった。窪川駅には昨日も眺めた鉄道ホビートレインが姿を見せている。予土線乗り換えの観光客が結構な数、いるのだった。
 土讃線を東に向かう。カーブの目立つ線路にとんでもない速度で突っ込んでゆく振り子式気動車に身を委ねる。高知の西側も高速道路が伸びてきて、こんなに速くても鉄道は苦戦中とは聞くが

 今日の列車はまぁまぁ混んでいる。2両編成の列車が座る所に少々困る程度の混雑では、総数はたかが知れているだろうが、空気を運ぶよりは余程良い。いつか溢れるのではないかとひやひやしているが、降りる人もちらほらいて、意外とバランスよく利用されている。

 須崎の手前で再びの海。日の向きが多少変わり、青さを孕んだ海になっている。
 須崎を出ると山側へ。車内、お遍路さんが乗って来た。四国特急らしい車内になる。山の中、右に左に高速でカーブに突っ込む特急列車。一番足が緩むのが、駅の手前。1線スルーになっていない交換駅が残っていて、そこが一番足止めを喰らう。ちょっと勿体ない。

 仁淀川を渡ると伊野。とさでんの路面電車が見えて高知へのラストスパート。中村から1時間42分。高知に到着となる。

 特急あしずりは高知が終点。この先は岡山行き南風に乗り換えだが、手元の切符は高知までとなる。今回は
www.jr-eki.com
 こちらの切符を使っている。松山から高知まで5,000円ちょっとというのがどれほどか分からずに使っていたが、中村-高知の片道が特急券と乗車券で4,200円という世界であった。松山-宇和島が3,300円。宇和島-中村が3,400円。およそ半額か。そういえば土佐佐賀から乗った親子連れは車内精算で高知まで2人で7,000円少々払っていた。
 昨年の四国行きでは高知に泊まったが、今日は乗り換え点。なんだけど少々動機が出来て、短い時間に動く。駅前から躊躇なくタクシーに乗り、ひろめ市場の近くまで行ってもらう。そこまでして行ったのが

 スターバックス都道府県限定フラペチーノに手を出す。

 はりまや橋で頂いてみた。
 今日はここから空港に向かう。はりまや橋の交差点にバス停があるのでそちらで空港行きのバスを待つ。

 その前をとでん、が行く。いまはとさでん、と言うのか。個性的な車両が行き交う様子は楽しい。日差しがきつく無ければ何時まででも見ていられる。

 あのヒーローの顔が欠けている。「僕の顔をお食べ」アフターなのかと思ったら、ミラーの影が顔に当たっているだけだった。
 松山行きの高速バスが来る。はりまや橋からの乗客はゼロ。ちなみに高速バスだと3,700円で高知-松山を移動できる。
 荷物の大きなお客さんが少々増えてきて、

 空港行きのバスが来る。相席になります、と案内があったけど、妻と二人、並んで座れる席はあった。バスは高知市内から高速道路に乗る。こんなところにも高速道路が通る時代か。空港までは30分弱で運ばれた。
 高知空港着。膳所に戻るには伊丹に飛ぶ事になるが、JALは高知-伊丹という設定が無い。ではどうするのかというと、

 FDAフジドリームエアラインズに乗る。そして向かうのは

 神戸空港となる。

JH824/JL2624 JA05FJ ERJ-175 KCZ→UKB

 FDAJALコードシェアをしており、これから乗る高知発神戸ゆきもJAL便として予約している。FDAコードシェア便に乗るのは初めて。手続きが良く分からなかったが、何のことはない、JALカードの提示で航空券情報にたどり着く事ができる。何の違和感もなく手続きは進む。
 荷物を預けて身軽になる。宇和島、中村とこまごま買ったものがで15㎏程になっている。出発まで1時間弱。さらに土産物を買い足す事はせずに食事だけ済ませておく。空港内の安直な店ではあるが

 何の期待もせず頂いたカツオ丼は、まぁまぁ旨かった。
 神戸行きの後に出る青い方の羽田ゆきが満席との事で、地上係員が早めの搭乗手続きを呼び掛けて廻っている。神戸行きは飛行機が小さいし、混雑する事はないだろうが、巻き込まれるのは勘弁。早めに保安検査を受けておいた。幸い、保安検査は混んでおらず、厳重検査の対象にもならないので、スムーズに制限エリアの中に入る。

 出発まで25分。地方空港の過ごし方としてはまぁまぁ良い所。

 既に搭乗機は姿を見せている。1機毎に塗装が違うFDA。今日はオレンジ色のJA05FJが来ている。
 13:10を過ぎて搭乗開始。事前改札の後は機内後方、機内前方の三段階に分かれての搭乗となる。
 ドアの手前に紙パックのお茶が用意されている。欲しい方はご自由に方式。新聞もあって、一昔前の国内線を思い出す。
 事前に指定で来た席に並んで座る。

 貰って来たお茶を機内誌と共に。特集は高知だった。来るときに見ていれば、また旅が変わったかも知れない。
 機内は6~7割の座席が埋まっただろうか。13:20、Doorclose。神戸までの飛行時間は35分、神戸の天候は晴れで気温は32℃だそうだ。

 13:22、Pushbuck。13:25、Taixing。誘導路を北側に向かう。

 滑走路端まで順調。13:29、Take off RWy14。

 何気に2年連続で夏に訪問した四国高知。来年は海外に行ける事を願いつつも、もう一度高知でもいいかなという気にもなっている。
 太平洋へと上昇してゆくと左に旋回。

 海岸線に沿って高度を上げてゆく。このままだと明後日の方向に行ってしまうので、もう一度左に旋回。

 今朝、ゆずジュースを頂いた馬路村の上空を行く13:34、ベルト着用サインが消灯する。

 雲に隠れた四国山地を見て北東に進む。

 キャンディーが配られる。こちらはFDAの地元静岡のものだった。お茶ももちろん静岡。FDAはフジを名乗りつつ、小牧を拠点にし、ニッチな路線で全国展開しているが、心は静岡にある事が何となく伝わって来る。
 窓の外。次第に雲が無くなり、吉野川が刻む谷が見えて、平野が開けてくる。

 13:44、ベルト着用サイン消灯。徳島の平野を越えるとそこは瀬戸内の海。操縦席からは神戸の街も少しずつ見えてくる頃だろうか。

 高度を落とすと播磨灘というべき所まで飛んでくる。少し進路を東に変える。間もなく、

 明石の街を左手に見てさらに降下。今度は

 明石海峡大橋の真上を行く。もう神戸だ。須磨浦のあたりを走る新快速も見て取れる。

 ミナト神戸、らしく船が間近に見える。それにしても

 帆船だ。帆を広げていたなら、もっと素敵な光景だったに違いない。
 このまま着陸、と思ったら右への旋回。

 空港が遠ざかる。一瞬、ゴーアラウンドかと思ったが、機首上げにはなっていない。

 RWyチェンジか。空港と並行に東側に進んでから小さく回り込む。。

 改めて左に旋回すると空港が寄って来る。小回りの利く機体を生かして最低限の時間で空港へ。14:01、Landing、RWy27。14:04、Spot in SP 3。

 伊丹では見かけないスカイマークが何機も姿を見せている神戸空港に到着。しかし、離陸から着陸まで32分。ドアが閉まってからスポット到着で考えても44分。想像以上に速い。
 降機して荷物を受け取るべくターミナルへ。すると係の人に5Aの方?と呼び止められる。レンズキャップが落ちていたそうだ。PENTAX Qマウントの口径40.5mmという小さいレンズキャップによく気が付いたなぁと感心してしまった。失くしやすいので予備は持っているが、見つけて届けて貰えるのは非常に有難い。感謝しかない。
 制限エリアの外へ。


 少し早い目の到着であった。今日はここから膳所まで戻る。神戸空港には三宮からポートライナーが乗り入れ。乗り換え1回で膳所まで行ける。
 ちょうど14:20という列車が行ったところで10分待ちとなる。その間に

 先程乗って来たJA05FJを眺め、スカイマークのJA73NFが飛び立ってゆくのを見送る。ポートライナーのホームからでも適当望遠で適当に撮れちゃうぐらいに空港施設がまとまっている。

 ポートライナーがやってきて、こちらで三宮に向かう。神戸空港の駅でそこそこ席が埋まる。途中の乗車も多く、三宮に着く頃には結構な混雑。
 三ノ宮から三宮の乗換で少々買い物。ホームに上がると新快速が出たばかりであった。直後に快速がやって来る。どうせ膳所までなので快速に乗る。座れるし、ちょうどいい。
 その車内で

 先程の買い物、兵庫県限定のフラペチーノを頂く。昨日一昨日頂いたものとだいぶ様子が違うがチョコレートベースのフラペチーノであった。
 快速は案外と脚が速い。後の新快速に抜かれたのは山崎であった。そんな訳で案外と速く膳所まで来たが、それでも三ノ宮からは1時間以上かかる。高知-神戸のフライトよりも長かった。
 そして、膳所に着くともう夕方。「海外から帰って来たみたいね」と妻は言う。当たらずと雖も遠からず、だろうか。

 京阪電車に乗って自宅まで。この時間の膳所は暑い。同じ頃の宇和島の空気、中村の空気が懐かしく思える。

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2021-07-23

 4連休の二日目。 旅先の四国は南予宇和島のホテルで目が覚める。時刻は5時前。無駄に早い。昨日寝落ちてそれで起きてしまった。

 明るくなった街を見る。曇り空。涼しそうな空気が漂う。
 今日は9時過ぎの出発。だいぶ間がある。ひとまず少し歩こうかと身支度をする。
 知らない街を少々散歩。なんだけどホテルの脇にこんなのがいた。

 鉄道ホビートレイン。この後6:04に宇和島を出発する窪川ゆきになる。

 後方は切妻のまま。
 ひとまず今日は港の方へと歩いてみる。駅からは1㎞弱。港の近くには道の駅もある。ここの駐車場、他県ナンバーの車がちらほら停まっている。昨日も思ったけど、この4連休、遠出をしている人が目立つ。


 旅客船の姿がちらほら。宇和島の港からは宇和海に散らばる島々で向かう航路がいくつも出ている。

 物流の拠点でもあり、貨物船の姿も目立つ。
 駅に戻ると6時をちょっと過ぎた所になる。

 宇和島から松山まで足を延ばす普通列車が出発する。先頭から2両がキハ185の格下車。3100番台。一番後ろには

 海洋堂ホビートレイン。かっぱうようよのキハ32が連結されていた。

 今度は宇和海4号になる車両が入って来る。朝は混雑するのか5両つないでいた。

 八幡浜ゆきになる普通列車がキハ54で入って来る。
 短くも充実した朝の宇和島駅頭。宇和海4号の出発を送るかとも思ったが、そろそろ1時間が過ぎている。いい加減、ホテルの自室に戻る。
 軽く汗を流してからホテルの朝食。昨日、チェックインした時に、朝食の時間、メニューだけで無く、テーブルの場所まで選んだ状態。時間に合わせてレストランへ。

 今日、ここで鯛めしに行く。宇和島風の鯛刺身と卵かけご飯スタイル。朝から贅沢なものを頂いた。量はこのぐらいでちょうど良いかも知れない。

 部屋に戻る。ちょっと遠いが宇和島城が姿を見せている。
 さて、出発は9時過ぎ。まだ時間がある。荷造りを緩々。今後に備えてお手洗いも絞り出す。そろそろチェックアウト。

 まだ改札口は閉まっている。9:20に改札開始との事。コンコースではクリアファイルやらを売り出している。せっかくなので少々お買い上げ。

 手作り感に溢れる案内が出ている。しまんトロッコに乗車する人にはプレゼントがあるのね。へぇ。
 っーか
twitter.com
 公式ツイッターなんてあるんだ。
 9:20より前に改札口が開く。構内に入る。3番線にこれから乗る列車が出発を待っている。

 今まで姿を見せていた列車と違う装いの気動車。後ろには

 人を乗せる列車としては異形の姿を見せる列車。

 しまんトロッコ、の文字が見える。
 今日はこのしまんトロッコ、に乗る。
 予土線トロッコ列車は歴史が古く、1984年に貨車を改造したトロッコ、清流しまんと号が登場している。その名前の印象が強いのだけど、2013年に改装されて、今のしまんトロッコになっている。

 車内はこんな感じ。ただしトロッコ車両に乗れるのはこの先、江川崎から土佐大正まで。そこまでは先頭に立つキハ54に乗る事になる。

 ロングシートの背中部分に座席番号が書かれている。ここは自由席の筈だが、座席の目安と理解して、手元の指定席と合う所に座る。
 発車直前、

 松山からの特急宇和海5号がやって来る。先頭のアンパンマン列車に見覚えがある。今朝、宇和海4号で松山まで行った列車のうち、2両だけが松山8分停車で戻って来たのだった。
 乗換客が会って、立客も出る頃、予土線のしまんトロッコが出発する。
 駅の案内では「しまんトロッコ」と告げていたが、あくまで定期普通列車の看板架け替え。北宇和島では普通に一般客が乗って来る。普段は空いているであろう列車が混んでいて、さぞかし迷惑な事に違いない、とは思う。
 列車は予讃線と分かれ、予土線のか細い道へと入ってゆく。沿線の景色、山の中の景色となるのだが、

 進行方向右側の空が青いのに対して

 進行方向左側の空は曇りというか霧というか。一瞬雨が窓を叩く。ほんの一瞬。天気の境目のような土地を走っているらしい。
 予土線ノロノロ列車は、多少なりとも地元の人を集めて進む。昨晩の予土線終列車の行先、近永で少しずつ増えた地元の人が降りてゆく。代わりに少し乗って来た。近永駅、この辺りでは人を集める中心地らしい。今まで乗って来た地元の人が降りてゆき、入れ替わりに乗ってくる人もいる。
 大多数の観光客は気怠い空気を纏ったまま、居眠りしたり、本を読んだり。列車は愛媛と高知の県境を越えて江川崎に到着する。しまんトロッコトロッコ車両、乗車はここから。車内を通ってお移りくださいとの案内。
 トロッコ車両、ほぼ満席になる。

 見学の人に見送られ
 今回の指定券。先週末に思い立って購入した。案外空いているものと思ったが、結局は売れたらしい。あいにく通路側なのだが、幸か不幸か、一番後ろの座席であった。

 すぐ後ろが貫通路という所。ほぼ展望席になる。
 二軸車両、タン、タンという感じの独特なリズムと突き上げる感触。貨車そのままの構造なので空気ばねなんて高級品ではなく、コイルバネですらなく、板バネの振動がそのまま伝わるかの如く感触。速度を落として景色が見えるように、という考慮もあるだろうけど、速度が上がると、振動でとてもとても、という感じなのだろう。よく言えば野趣溢れる感じ。日本各地にトロッコ列車は走っているけど、貨車をそのまま流用したトロッコは限られる。唯一無二ではないが、珍しい乗り物には違いない。

 トンネルに入ると天井の白熱灯が薄暗く車内を照らす。キハ54車内の明るさと世界がまるで違う。
 列車は半家の駅に着く。

 禿の鬘がベンチに常備。誰の思い付きで持ち込まれたものか。
 半家の名前、車掌さんの解説によると平家の落人集落なのだそうだ。「平」の文字を少しずらすと「半」になる。なるほど。

 列車名にもなった四万十川が現れている。時折橋を渡り、右手に行ったり左手に行ったり。どちらかの窓側の方がベストポジションということなく川が見れるのは良い。

 もちろん、最後尾からの景色も良い眺めに入る。列車はゆっくり、タン、タン、タンとジョイントを刻んで四万十川沿いに進んでゆく。
 川はうねうね曲がりくねるが、昭和40年代に開業した予土線のこの区間はトンネルと橋を駆使して、割と真っすぐに作られている。なので

 ガーター橋を渡り、

 トンネルへと入る。冒険心くすぐる乗り物になっている。

 沈下橋が見えてここで観光停車。
 50分程でトロッコ乗車区間の終点、土佐大正となる。ここで元の気動車に戻る事になる。


 早朝、宇和島から窪川へ向かった鉄道ホビートレインの折り返しが待ち合わせで停車している。向こうへと乗り換える人もいたようで、気動車の席、余裕が出来た。こちらは間もなく出発。人が変わったように速度が上がる。窪川まではあと30分という所。江川崎までの気怠さもなぜか吹き飛び、むしろ充足感に満ちてくる。
 2時間半のトイレ無し列車を無事に乗り切り、窪川到着となる。


 列車は入替作業の後、宇和島行きのしまんトロッコとなる。乗り換え列車は高知方面は1時間待ち。中村方面はすぐの発車があるが、お手洗いに行くには慌ただしすぎて、1本見送る、
 ちょっと入替作業を見る。

 トロッコ用の無蓋車がぽつんと残り、そこに宇和島側に回った気動車が近づく。

 連結。この後、1時間程間をおいて、宇和島行きとなる。
 今日はこの後、中村まで足を延ばす。駅構内にカフェがあったが、小さなカフェはトロッコを降りた乗客で混雑している。次の列車までに食事が終わる気が全くしなくて、駅前からちょっと歩いた所にあった、酒屋兼インディーズコンビニ兼インディーズ100円ショップで若干の買い物。それと宇和島で食べきれずに持ち歩いていたパンを列車の中でいただく。
 ホームに戻る。間もなく、

 高知から中村までの特急あしずりがやって来る。2両編成の列車からそこそこお客さんが降りてきて、その代わりに乗り込む。海側の座席に座ると間もなく出発。

 目の前のテーブルに、中村線開業50年の文字。
www.tosakuro.com
 今日廻っている高知県西部。鉄道の恩恵に預かったのは昭和40年以降の事。これから向かう中村という所も長らくは陸の孤島と言っても良い所であった。現在では高知-中村は特急なら1時間半ちょっとではあるけど。
 そんな大変なところで 

 ビールなんぞを飲みながら今日は進む。四万十川上流の窪川から、四万十川の河口に位置する中村へ。一気に山を駆け降りる線形で、険しい道が続く。

 15分程で海岸線に出る。この間に200m程、下っている。変化の激しい中村線の景色を眺めて30分。中村駅に到着。時刻は13:24。
 今日は中村泊だが、ホテルに入るには相当早い時間。列車に接続して四万十川を巡る観光バスがある。
www.kochi-seinan.co.jp
 そちらに乗ろうと思っている。
 http://www.kochi-seinan.co.jp/obj/pdf/tour_ashizuri2021.pdf
 お手洗いなんぞを済ませて、さてバス乗り場、と探す。路線バスの案内はあるが、観光バスの案内は見当たらない。観光案内所が目に付いたのでそちらで確認してみる。そんな事をやっている間に、いつの間にかバスの出発時間が過ぎていた。どうやら観光バスは駅前ロータリーの真ん中から出発するらしい。そんなトリッキーな事だと思わず、バスが停まっているのを思いっきりスルーしていた。
 どうしたものか、なのだが、
 http://www.kochi-seinan.co.jp/obj/pdf/tour_trolley2021.pdf
 もう一つ、巡る系のバスがあった。先程乗り損ねた定期観光バスではなく、Hop on Hop off Busみたいなやつ。

 これが停まっているならおやっと思う。先程ちらっと眼に入ったバスは路線バスと変わらない感じだった。こちらに乗る。プランは無いけど、沈下橋で一度降りるか、散策を短く切り上げて、郷土博物館を見学するか。そんな感じで考える。
 乗客は自分と妻の二人だけ。自然と運転士さんと会話になる。色々と気を使ってくれて泊まるホテルで荷物を預ける時間を作ってくれる。その方が動きやすいだろうから、と。他に乗客がいないからかも知れないが、おかげさまで自由が利くようになる。
 沈下橋で15分停車。一本落として屋形船に乗る事を勧められたが、迷いながら橋に向かう。  

 中村は四万十川でも下流域。川幅はだいぶ広い。
 沈下橋としては足の便が良い所なので観光客の姿も多い。

 少なくなった瞬間を見計らって撮ったけど、無人というわけには行かない。
 この橋の手前でアンケートなんてものに捕まる。一瞬何かと思ったけど、県の人であった。観光客の調査といったところ。観光にアクセルを踏むかブレーキを踏むか、微妙な舵取りが続いているが、答えが役に立ったかどうか。
 結局、屋形船は見送ってバスに戻る。沈下橋でめでたく乗客が2人増えて全部で4名になる。妻の見立てだとしまんトロッコでも見かけた人だとか。しまんトロッコ予土線中村線の結節点、若井で捨てると先程乗った特急よりも1本早い普通列車に乗る事が出来て、中村には早く着く。そこまでは想像がつくが、その先の沈下橋までの足取りはちょっと想像付きかねる。
 次の郷土博物館で降りる。中村の市街地手前で道を逸れ、山道を登ると相当高い所まで。そのてっぺんに博物館はある。 

 まるでお城だが、これは復元したもの。場所的には中村城の二の丸跡。
www.city.shimanto.lg.jp
 郷土博物館に気を向けたのは今やっている企画展に興味を持ったから。
www.city.shimanto.lg.jp
 川エビの唐揚げ、なんてテーマで博物館が企画展を成立させられるのか、と非常に不思議に思ってしまったもので。

 その企画展。唐揚げ、という切り口ではあるけど、

 川エビという切り口から生活、文化に切り込んでいて案外と奥深い展示になっていた。
 この博物館、天守閣、という風情で最上階は展望室になっている。もちろん、

 中村の市街地を一望できるし

 田園地帯も見えている。ちらっと見える川は四万十川の支流、後川。中村の城下町は東に後川、西に四万十川を控え、天然の堀となっている。
 展示は良かった。景色も良かった。とはいえ、さすがに1時間半はつぶれなかった。先程眺めた通り、市街地は山のすぐ下にある。10分も歩けばホテルに着くので、バスを待たずに歩くことにする。先程から親切にしてくれたバスの運転士に逆らってばかりいるような気がするが、仕方ない。
 城山から市街地へと下る道。緑生い茂り、蝉は鳴き、夏に溢れた中を歩く。リゾート感は全くないけど、夏休みで田舎に来たようなそんな感覚になる。
 ホテルに入る前、我が家では高名な和菓子屋に寄る。 

 中村を訪ねる理由の一つ、右城松風堂。
ushiroshofudo.jp
 こちらで名物の筏羊羹を買い求める。自宅用、両方の実家用と買い求めるとついつい数が増える。すると「こちらも連れて行ってください」って鮎最中をおまけに付けてくれる。荷物がだいぶ重たくなるが、仕方ない事。明日は頑張って荷物を運ぼう。
 ホテルにチェックイン。宛がわれた部屋に入ると16時過ぎだった。だいぶ早い。去年のようにここから高知に入る事も出来ただろうが、まぁ良い。
 ホテルに大浴場なんてものがあったので入ってしまう。一人前に温泉。アルカリ泉なのかヌルっとした感じがまた温泉に入っている感じを高ぶらせる。
 風呂を上がって17時ちょっと前。チェックイン時にワンドリンク券なる物を頂いていたのでホテル併設のレストランに行く。コーヒーor紅茶のイメージでいたら、生ビールor瓶ビールor日本酒のワンドリンク券であった。

 想定外で風呂上がりのヱビスビール
 どちらにせよホテルではワンドリンク。17時を過ぎたので外で食事を取って来る。目星をつけていた店。予約があるので19時までなら、との事。昨日の宇和島、今日の中村。どちらも混んでいる。言っちゃ悪いが四国の端でこんな感じなら、有名観光地はどうなっているのだろうか。

 展示を見た後、絶対食べようと心に誓った川エビの唐揚げを頂く。禁漁期間に来ていたら宿題を残すところであった。

 カツオではなくマグロのたたき。そして上にのっているのは仏手柑という柑橘類。お嫌でなければ、と勧められたのは仏手柑ごと頂くという食べ方。
 ちゃんばら、という煮物があり、不思議に思って頼んでみる。

 こんな巻貝であった。見た目ほど食べる所はないが、弾力があっておいしく頂ける。

 あおさの天ぷらはこの辺りでは定番の味。

 カツオのはらぼを頂く。

 芋の茎、という不思議な煮物が出ている。案外と柔らかい。違和感なく頂ける。


 変わったものばかり食べているように見えるが、ごくごく普通の刺身に焼き鳥もいただいて、1時間程。19時まで、と言われていたが特に差し支えなく終了。
 少々飲んだが、この後で地元のスーパーに行ってみる。ナスやおくらが安いのに大きかったり、多かったりして、ついつい買ってしまう。他にローカル味噌だったり、醤油だったり。そういえば宇和島でも中村でも、刺身の醤油は甘味を帯びた九州風だった。
 買い物を部屋に放り込んだ後で、締めにラーメン、というかジャン麺なるものを頂く。
 https://janmen.jp/about.html
 日本にはまだまだ知らない麺が多くある。

 川崎のタンタンメンみたいだなぁとは思う。味は案外と柔らかめ。食べた後の〆なのでご飯には行かなかったけど、ご飯とは合うだろうなぁと容易に想像できる味。
 ホテルに戻る。世の中はオリンピックの開会式、らしいけど、そこに至る前に飲んで潰えた。

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2021-07-22

  目覚ましの音で気が付いた。祝日が移動してきて棚ぼた的な4連休。オリンピックは別世界で動いている事なので、自分は自分なりの過ごし方をする。
 まずは起きちゃったので散歩を兼ねて線路際に出る。5時過ぎの膳所。まだ街中には日が差さず、歩くにはちょうどいい気候。
 東海道線の線路際に。間もなく貨物列車がやって来る。

 8053列車。EF210-147号機牽引。
 次はいつもの2065列車なのだが、やって来たのは水色6灯。異変を覚える。

 51列車が来た。

 1時間15分から20分ぐらい、遅れているだろうか。何かあったと思われるが、この時間、JR貨物の輸送状況
www.jrfreight.co.jp
 は更新されないのよね。
 後の列車が来ないまま、

 がら空きのはるかが走ってゆく。4連休の初日なんだから海外脱出組とか、たくさん乗せて然るべきなんだけど。
 この後、待避線に貨物列車がやって来る。やっぱり1時間強遅れている様子。

 63列車が通過する。EF210-166号機牽引。

 その後で65列車も発車。EF66-132号機牽引。
 後になって情報を見ると

(5)2021年7月22日(木)1時20分~2時37分
 東海道線 静岡~用宗駅間(静岡県) 輸送障害(遅れ)

線  区<東海道山陽線 下り>
21日発1071列車(東京タ→鹿児島タ)           終 着      +2時間08分予定
21日発63列車(東京タ→福岡タ)             終 着      +1時間38分予定
21日発4066~5057列車(倉賀野→福岡タ)         幡生操      +55分着予定
21日発69列車(新座タ→福岡タ)             幡生操      +2時間38分着予定
21日発65~5067列車(東京タ→神戸タ)          終 着      +41分予定
21日発1051列車(東京タ→福岡タ)            上 郡      +3時間14分着予定
21日発1053列車(越谷タ→福岡タ)            吹田タ      +4時間32分着予定
21日発2065列車(東京タ→百済タ)            終 着      +2時間39分予定
21日発4068~1059列車(宇都宮タ→福岡タ)        米 原      +5時間19分着予定
21日発1099~3099列車(新座タ→名古屋タ)        終 着      +6時間30分予定
21日発3088~1081~83列車(仙台タ→百済タ)       吹田タ      +4時間05分着予定

 色々と遅れてきそうだが、後に差し支えるので帰宅する。自宅に戻り朝食と身支度と荷造り。改めて出掛ける。今度は妻と一緒。行先はおいおい。
 荷物があるので

 京阪電車に乗って膳所に出ると下り電車で3駅。京都まで。伊丹空港へ向かうバスに乗り換えるのだが、バスが遅れている。伊丹から京都に向かう便が高速道路の渋滞に巻き込まれていて、20分程遅延しているとの事。
 だいぶ待つ。その間に待ちきれない人が駅へと向かう。新幹線で新大阪に行き、バスに乗るなら最速かも知れないが、

 何があったか、新幹線が中途半端な所で停まっている。10分ぐらいで動き出したけど。重なる時には色々重なる。

 9:25に空港からの便が到着。案外とたくさんのお客さんが降りてきて入れ替わりに乗車。7割ぐらいの乗車になって折り返し出発。9:40に乗るつもりで9:10に乗れちゃった人も多いだろう。
 名神高速、西ゆきは空いている。どういうわけか豊中から池田線へと入るコース。空港の手前、少々渋滞していたが誤差のうちだった。
 1時間弱で伊丹空港に到着。

 時刻は10:30になっている。
 空港はそれなりに人で混んでいる。先程の名神高速東行きの渋滞と言い、この4連休はそこそこに人が動いている事が分かる。

 欠航便も少ない。13時の那覇行きが欠航となっていたがこれは台風の影響だろうか。屋久島ゆきは条件付き運航であった。
 1階の窓口が混んでる一方で上級会員向けの専用窓口は空いていた。これも人出の多い時にありがちな光景。荷物を預けて保安検査。

 ラウンジに入るとちょうど羽田からの便、JA603Jがやって来るが、今日の行先は単通路の小型機に乗って、となる。

JL2305 JA218J ERJ-170 ITM→MYJ

 今日はこれから松山に飛ぶ。出発は11:30。出発20分ぐらい前を目安に動き、指定された搭乗口に向かう。

 今日の搭乗便。モノクラスのERJ-170となる。機材はJA218J。

 すっかり改装された伊丹空港の中でこのエリアは昔ながら、昭和の空気を醸し出している。パタパタも健在。11:15から搭乗開始という事でしばらく待つ。
 この辺のベンチ、割と人がいる。出発案内でも空席△となっていた。案外混んでいるらしい。
 11:15を過ぎて事前改札が数人。その後に優先搭乗が十数人。76人乗りの飛行機としては妙に優先搭乗率が高い。機内に向かい、宛がわれた席に落ち着く。
 見た目、空席が一つ。11:26、Doorclose。11:33、Pushbuck。

 羽田ゆきのJA603Jとほぼ同時に動き出す。今日は南に機首を向け、11:36、Taixing。誘導路を進んでほぼほぼ南端まで。11:42、Takeoff RWy32R。
 伊丹カーブを左折しつつ上昇してゆく。

 先程飛び立った空港が見えてきてさらに上昇。飛行機は今度は右へと旋回。西に向かう。今日は左手の窓側なので大阪湾が見えてくる。

 和歌山から淡路島へとつながる閉ざされた海を見て上昇。一瞬、真下に近い方に神戸空港が見える。11:48、ベルト着用サイン消灯。15分後には再び点灯との事。

 明石海峡大橋が見えている。
 松山までの飛行時間は大変短い。飲み物のサービスは省略。その代わり、ではないだろうが、ルートマップが配られる。そして受け取る人にはタブレットで現在位置を見せてくれる。このサービスは初めて見かけた。

 高松市内、そして讃岐平野が見えてくる。時刻は12時ちょっと前。瀬戸大橋が出来る前は徳島や高松にも伊丹からフライトがあったが、どれだけ短い飛行だったのだろう。飛行機は四国の瀬戸内側を見つつ、瀬戸内海の上を飛んで行く。時折、島影が通り過ぎる。
 12:05、ベルト着用サイン点灯。15分で着陸との事。

 窓の外には今治の市街地が見えてくる。昨年の同じ4連休は高松まで18きっぷ。その先は特急に乗った。
podaka.hatenablog.com
 飛行機で飛ぶと本当に速い。去年の一日が今日は30分だ。

 飛行機は瀬戸内の海の上、高度を落としてゆく。もう松山市街が見えていて、空港も何となくわかる。飛行機は左へと旋回。滑走路が左手に見えて、一旦平野の中へ。

 改めて旋回。高度を下げると12:16、Landing、RWy32。松山空港周辺、天候は晴れ、気温は28℃だそうだ。12:18、Spot in SP1。

 最後まで梅雨明けしなかった四国にも夏が来ている。
 伊丹で預けた荷物を受け取る。制限エリアの外に出ると10分程経っている。

 ほぼほぼ定刻の到着となる。
 今日はこれから松山の市街地に出る。ちょうど

 やってきたリムジンバスに乗車。伊丹から青い方の便も到着してそこそこの乗車になる。リムジンバスがまずまず混むというのは、観光客が多い証拠かもしれない。
 バスで今日は松山駅前を越え、市駅も越えて、

 大街道まで行く。今回はダイナミックパッケージで来ているのだが、そのオプションで激安プランが出ていたので、そちらを堪能。まずはバス停から少々歩いた郷土料理の店へ。鯛めしを頂く。
 宇和島鯛めしor北条鯛めしという二択。お店の人は宇和島鯛めしがおすすめと言っていたけど、宇和島鯛めしは昨年、宇和島で頂いている。

 北条鯛めしにして貰った。鯛炊込みご飯、という風情。刺身or天ぷらで刺身にしたけど、見た目は天ぷらの方が映えそうだ。

 伊予鉄道路面電車をみてもう少し大街道で。今度はオプションとは関係なく

 スターバックス。47都道府県ごとオリジナルのフラペチーノ、なんて事を始めているので寄ってみる。

 愛媛はキウイフルーツ、だそうだ。ん?という感じ。地元で力を入れているものと微妙にずれていないか?まぁでも美味しく頂けた。
 先程から食べて飲んでだが、もう一つ。 

 蛇口からみかんジュース体験。こちらは先程の鯛めしと同じオプションに含まれる。食べ物で遊ぶと叱られそうだが、単純に面白い体験。松山に来たらやっておいて損はないと思う。
 さて、そろそろ駅に向かう。今日は松山泊ではなくてもう少し先がある。


 伊予鉄道の市内電車に乗って松山駅前に出る。時刻は15時になっている。今から移動。

 昼下がりの松山駅。この後、岡山・高松ゆきの特急。宇和島ゆきの特急が出発を控えており、そして普通列車が続くという順番。切符を買い求め、改札から構内に。短い列に並ぶ。

 構内には派手なラッピング車が停まっている。派手な塗装と内装は予土線3兄弟
www.jr-shikoku.co.jp
 が割と知られているけど、それ以外にも色々といるのね。
 2本の特急はどちらも1番線から発車する。改札口右手に岡山行しおかぜ24号と高松行いしづち24号が参ります、という案内があって

 8600系が姿を現す。今度は改札口左手に宇和島宇和海19号が参りますの案内。

 2000系気動車が姿を現す。鼻を突き合わすように停まって両方とも折り返しすぐの出発、準備が進む。相互の乗換客やら松山からの乗車開始を待つ列。賑々しくなる。

 乗務員も交代のようで、バタバタと準備。本当にすぐに出発できるのだろうか。

 宇和島側からもう1本、普通列車がやって来る。こちらはごく普通な塗装のキハ54。まもなく乗車開始となり、席に座る。荷物を網棚の上に乗せると間もなく出発の案内。慌ただしくドアが閉まる。エンジン音と共に松山駅を飛び出る。
 列車は速度を上げると身を傾けてカーブに突っ込んでゆく。昨年も経験済のアグレッシブな走りだが、今日は運転席直後に座っているので、その激しい走りがより一層伝わって来る。
 とは言え、デッキのすぐ後ろで緩んと 


 先程、松山駅構内で買い求めたビールと一緒にじゃこ天を頂く。松山駅改札の脇、一番目立つところに売店がある。
www.uwajima-kamaboko.com
 これから宇和島までゆくのについつい買ってしまった。
 検札が廻って来る。今日は自由席なので切符拝見を久しぶりに受ける。近くに座っていた親子連れ、大分まで、なんて言うから驚いたが、八幡浜までの乗車券、特急券を買い求めていた。
 列車は伊予市を出ると海側へと向かう昔の予算本線が分岐してゆき、列車は高速のまま山の中へと突っ込んでゆく。トンネルと緑あふれる山中のフリッカーが右左に揺れつつ続く。

 振り子式の本領を発揮するような時間が続くと内子に到着する。松山からわずか25分。今の区間が開業する前、1980年代前半の時刻表を見ると、内子はローカル線の終点。非常に遠い印象だった。
 MYJのタグを荷物に付けた人やらそんな人が多少降りてゆくと間もなく出発。内子線区間に入る。
 伊予大洲からは元の予讃線に戻る。昭和初期に作られた細い線路。

 強化されているとはいえ、そのか細い線路を100%の力をぶつけたり、力を持て余したりしつつ進んでゆく。
 ミカン畑の山を見つつ列車は進むと平地が現れて八幡浜となる。先程の親子連れが降りてゆく。他にも下車する人がいて、車内、閑古鳥が啼くようになる。

 途中、上りの宇和海とすれ違う。あちらはN2000系で揃った2両編成。お客はどれだけ乗っているのだろうか。こちらも出発。一山超えて宇和島の小さな街へとたどり着く。

 宇和島駅到着。ぶつっと線路が途切れて、ここが四国の終着駅。定刻に到着すると

 折り返しの支度が始まる。
 今日は宇和島で宿泊。午後5時前。思ったよりも穏やかな気温、涼しいとまでは言わないが過ごしやすい空気が辺りを包んでいる。

 駅構内には七夕飾り。こちらは旧暦で七夕をやるのかな?と思ったがよく考えてみると宇和島は仙台伊達藩の分家が治めた土地だった。
 ホテルは駅に併設。そちらに行ってチェックイン。宛がわれた部屋に入る。

 駅は街はずれなのだろうか。目の前には山。街はもう少し港に近い方に広がっている。
 ホテルを一度出て近くのスーパーマーケットに行く。地方ローカルのスーパー巡りはなかなか楽しい。宇和島のマーケット。魚売り場が充実している。近所のスーパーの三倍ぐらい広い。それと目を引いたのが、じゃこ天の品ぞろえ。納豆売り場よりも大きく扱っていて、見たことない品物が充実している。
 調味料売り場の意外と楽しめる。伊予のローカル味噌、ローカル醤油なんてものを見て少々買い物。一旦ホテルに戻ると18時半を過ぎている。そろそろ夕食を考える。

s401200.gorp.jp
 こちらの店。入ってみると一杯だそうだ。待っているグループが8組いるとの事。空けば連絡をくれるというのでお願いしておく。それまで少々宇和島を街歩き。

 アーケード街があるがシャッター通りだった。昨年歩いた今治もこんな感じだっけ。通りの裏にはスナックの類が目立つ。飲み屋はまずまず続いているらしい。 

 そのアーケード街、途中にこんな看板。最後のびわ湖毎日マラソン日本新記録をたたき出した人は宇和島出身だったか。

 宇和島城址が見える。典型的な山城で、麓からは徒歩15分掛かるらしい。17時までは入城できるけどこの時間は無理なので見上げるに留める。

 19時半になって店から連絡。入れるそうだ。戻ると案内されたのが

 12人ぐらい入れそうな個室。何かの間違いかと思ったが、この席だった。
 直後にやって来た予約の無い人を断っている所を見ると、コロナ禍を鑑み、相席にならないよう営業しているらしい。結構な大箱で店員の数も多い店。維持するのに大変だろうに、来た客を断ってまでコロナ対策をしている様子には頭が下がる。
 注文を色々と。ビールはエビスがあるのだが、品切れだそうだ。ビールを切らす、というのは何事?という感じだが、店が想定しているよりもお客さんが多くなった、という事ならご同慶の至りではある。 

 鯵の南蛮漬け。昼食べたのが美味しかったので宇和島でも、と思ったら丸ッと一尾でやって来た。

 肉厚、弾力凄しのじゃこ天。

 鯛めしが順当だろうが、昨年食べたので今度はさつま飯にしてみる。冷や汁愛媛県版、なんて言い方があったけど、鯛の身と味噌を合わせた汁には味噌汁感がまるでない。

 刺身の盛り合わせ。1人前と2人前があったけど、2人で食べるなら1人前で十分と店の人。確かにそうであった。

 魚魚に偏っているので肉も、と思い鶏のから揚を。
 1時間程でお腹いっぱいになり、会計としては6千円弱。エビスが無かったのでそんなに飲んでいないのだが、案外と安くつく。

 ラストオーダーは21時だが、あと一巡、するだろうか。案外と観光客の多い今晩の宇和島。しっかりと観光客の胃袋を掴んで、この大箱を未来にもつなげてほしい。
 コンビニでビールを買ってホテルに戻る前、駅の改札をちらっと覗いてみた。

 松山までの最終特急と予讃、予土両線の最終列車が出発を控えている。待合室に人は姿は無く、もう深夜の如き雰囲気であった。
 部屋に戻って夕食で飲み損ねたビールを飲む。少々で酔いが回り、早々に寝落ちた、らしい。

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は18,111

2021-07-21

 目覚ましの音で薄ぼんやりと起きだす。窓を開けて身支度少々。何時もの時間に家を出る。この時間、まぁまぁ涼しい。歩いても汗が出ない程度に。

 京阪電車を見てから膳所の駅。上り列車の通過表示が気になるが、

 まずは2065列車。EF210-164号機牽引。
 69列車は今日も撮り損ねる。架線柱の影を気にして同じ失敗。やれやれ。
 上り通過列車が来ないうちに先に普通列車が来る。東へ。とはいえ、どうやら直後を走っていたようなので

 ちょっと抑えてみた。1064列車だった。EF210-154号機牽引。
 バスに乗り込み会社に7時。今年も昇格論文の面倒を見る事になっていて、その一回目のやり取り。まだ粗々削りなのでひとまずは粗いなりのコメントをつける。
 会議少々夕方まで。同じような時間に帰宅する。駅に出ると新快速。米原方面からの電車は18きっぷのお客さんと思しき混んでいる。石山まで。

 後からやって来た8057列車。今日はEF210-9号機牽引。ここまで見て改札の外へ。

 京阪電車を見て石山から歩く。帰宅して少々自炊。

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は20,925

2021-07-20

 早朝の目覚ましで起きだす。窓を開けると少々ぬるい空気。それでも締め切った部屋よりは涼しく思える。
 身支度少々。出勤する。膳所の駅に出て

 貨物列車。2065列車はEF210-329号機牽引。69列車は残念ながら撮り損ねる。
 上り普通列車で東に。今日から18きっぷが使えるはずだが、それらしいお客さんは姿が見えない。バスに乗り継ぎ会社に7時。
 仕事に手を掛ける。火曜日は妙に会議が多い。今週は後半連休だが、3日に縮まっても火曜日の会議は変わらない。
 少々立て込んで少し遅い目まで仕事。帰宅する。バスで駅に出ると新快速。今日は膳所に寄りたかったので、定期券の範囲を生かして久しぶりに大津折り返しを発動する。
 そんな訳で膳所の上りホームに舞い戻る。間もなく

 上り貨物列車がやって来た。5088列車。EF66-27号機牽引。


 京阪電車を見てから買い物をして帰宅。それが
www.sapporobeer.jp
 こんなキャンペーンで黒ラベルにコースターが付いていたので、ついつい余計に買ってしまう。荷物がだいぶ重くなり、帰宅もだいぶ遅くなった。うっかりうっかり。

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は18,534

2021-07-19

早朝、まだ薄暗いうちに起きだす。夏至から一か月。少し朝が遅くなったようにも思える。身支度少々。何時もの時間に少し遅れて出勤となる。

 京阪電車を見てから膳所駅構内。今日は貨物列車運休多数の月曜日。上り列車を迎えて出勤。バスに乗り継ぎ、会社に7時過ぎ。仕事に取り掛かる。
 珍しく会議が予定に入っていない。突発で打ち合わせはあったけど、まぁ良い、と思える程度。
 夕方、日が暮れないうちに帰宅。バスで駅に出ると新快速で石山まで。

 久しぶりに思える後続の8057列車。今日はEF210-1号機牽引。
 改札の外に出て自宅まで歩く。途中


 京阪電車をちらちら見つつ。帰宅は妻と同じタイミングとなる。

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は20,331